齋藤の言葉

今回の事例は20代の食いしばりで頭痛、顎の痛み、睡眠障害。

で悩まれている方です。食いしばりで悩まている方とても多いと思いますが、自分では自覚ができないという方がとても多いです。

寝ている間は正直自分ではコントロールできないのが困ります。

そんな状態で症状を解決した方法をお伝えします。

全体の回数と頻度

全体で6回の施術。

初回から2回目は5日後。

3回目、4回目は1週間後。

5回目が2週間後。

6回目が3週間後。

このような頻度と回数で最終的には症状がなくなり、再発も出なかったので終了としました。

初回の施術と治療内容

顎の矯正、首の矯正、姿勢の矯正

この3つを中心に行なっていきました。

顎と首は関係ないイメージがありますよね。

しかし、口を開けるとき、閉じるときには必ず首の1番上と顎の関節が同時に動きます。

なので首が硬くなると顎の動きも極端に悪くなります。

そして姿勢。

下の写真をご覧頂きたいですが、首が前に出ると肩が中にはります。

顎が前にいくと顎の筋肉が前に行かないように頑張って元の位置の戻そうとします。

それが噛むために必要な筋肉です。

 

姿勢や首が悪いことで顎にかかる負担が多くなるので力が入りすぎたり、筋肉の緊張が強くなります。

日中の緊張感から顎に負担がかかってしまい、結果的に食いしばりとなってしまいます。

この方もマウスピースをつけていました。

マウスピースをつける事は決して悪いわけではありませんが、直すという意味では別の意味があります。

歯を保護する役割があったりする場合には非常に効果があります。

後はつける事で頭痛があったり、気持ち悪さがありつけられない方もとても多い現状です。

2回目以降の施術内容

初回と同様に

  • 顎の筋肉を緩めること
  • 首周辺の筋肉を緩めること
  • 姿勢の改善

この3つを徹底していきました。

歩き方などもお伝えをして、普段の姿勢にも意識してもらうようにしました。

自分の歩き方や姿勢は想像できない方の方が多いです。

動画で実際に撮ったり、自分の中でまっすぐと言う姿勢と本来のまっすぐと言う差を写真などで比べながら感覚で覚えることも作業としてやってもらえました。

4回目の施術のときには、ほとんど食いしばりもなくなり、痛みを軽減していました。

5回目、6回目は様子を見ながら間隔を開けながら姿勢が元に戻っていないか。

自覚症状は戻っていないか。

などを確認しながら施術を行っていきました。

最終的には自覚症状もほぼなくなり、食いしばりの状態も顎のしんどさもなくなったので、治療終了としました。

感覚を覚えてもらう事は大変でしたが、何とか最終的に自分の中で習得ができたのでよかったらと感じています。

顎関節症や食いしばりは基本的に改善します。

人によって回数などのむらはあるものの良くなりますので、悩んでいる方はぜひご相談ください。

下記にホームページがありますので、ご参照ください。

 

 

 

本を執筆

柔道整復師 齋藤 克也監修