患者さん

Sさん 50歳代 女性 主婦 西宮在住

来院日

平成29年4月

【悩み】

1週間ほど前から顎を開けたり閉めたりするのができなくなってしまった。

20年以上前から顎の痛みや音で悩まされていました。

歯医者に行ったり自分なりに治療しているとそのうち気になることがなくなり改善をしていました。

こちらに来られる1、2ヶ月前に音がなるようになりちょっと間すると音もなくなるようになっていました。

こちらに来られたのが平成29年4月22日。

来られる前の17日に痛みが出るようになってしまいものを噛んだりあくびをしたりするのも痛みが出るようになってしまいました。

指では二本入るか入らないか位の程度しか開けることができなくなり、日常の食事もままならないような状態でいらっしゃいました。

【検査】

顎関節症の原因は必ず顎にあるとは限らないので、顎の周辺の筋肉や関節も同時に検査を行っていきました。

顎関節症で顎の変形の有無と円板の変位

姿勢と肩甲骨の動きの検査

首の関節の動きと骨の角度の検査

背骨と腰椎の改善の検査

股関節の動きのチェック

以上5点を中心に検査を行っていきました。

【診断】

頸椎の3番目4番目の動きと、猫背による顎の突き出しが原因

顎そのものの原因ではなく首と日常の姿勢が原因で顎に負担がかかり音や痛みが出ていることがわかりました。

痛みが出ているのは顎ですが、悪いのはその部分よりも周辺のほうに原因があることがわかりました。

顎関節症と聞くと顎にすべて原因があるようなイメージを持たれているかもしれませんが、実際は顎ではなく首に出ることが非常に多いです。

日常の姿勢や頸椎が前に突出してしまうことで顎がしゃくれのような状態になってしまい前に突き出すことによって、顎に負担がかかり結果的に顎関節症となってしまいます。

この方もまさしくそうでしたが、首の動きが極端に少ないことと顎を前に突出していることで顎に痛みが出ていると言うことがありました。

【治療内容】

初回の施術では顎の微調整と、首の調整肩甲骨の調整を行っていきました。

ご本人も顎が痛みとあまり関係ないことに非常に驚かれていましたが、実際に施術を行い終

わった後には指が二本入る状態にまで改善をしていました。

ストレッチの指導として肩甲骨を動かすこと、猫背を改善するためのアドバイスを行っていきました。

お仕事をされていたのですがきっちりと改善を希望されていたので、初回は週に2回続けてもらいその後は1週間に1回の施術で行うように計画を立ててきました。

【2回目の以降治療】

2回目の治療を3日後

顎の痛みは大きく変化はありませんでした。

施術終わった後は痛みが大きく変わっているのが分かりましたが、それが次に来る時にまで継続をしていないと言う状況でした。

治療する前に姿勢を正したり首の状態を少しすると指が二本入る位までにはなっていました。

日常ではパソコンを使うことが非常に多く姿勢不良になってしまうために、その時は日常の座り方と顎関節症を治すためのアドバイスとして首の正しい位置の調整を行っていきました。

いきなり痛みが引くわけではないので徐々に改善するとお伝えをしこの日の治療は終了としました。

 

3回目の治療5日後

3回目の治療の際には痛みが4割程度軽減していました。

痛みが全くゼロになったわけではないですか、仕事中に痛かった状態から改善している感じがご自身でもわかったようで、首と姿勢の関係性が少し理解されたようでした。

常に姿勢の改善をアドバイスしていきましたが、3回目の時には自分の姿勢が非常に悪いということが気がつくようになり、丸くなった状態が理解できるようになりました。

症状を改善する時に一番重要なことが

自分の悪いところを自分で理解すること

これが一番重要なことです。

この形のように自分の姿勢が悪かったことと顎の状態が理解できたことで治りが格段に速くなっていきました。

4回目の治療は一週間後

4回目の治療の時には口の開きが二本と約半分程度まで開けられるようになりました。

痛みが全くなくなったわけではないですがある一定の角度にすると顎の痛みがほとんど感じなくなるレベルにまで回復をしていきました。

首の関節の動きは8割程度動くようになってきたので残りは首の緊張と顎の定位置を守るということが一番重要です。

仕事はパソコンを使っているため気がつくと顎がでしまい知らず知らずのうちにしゃくれているような状態に顎がなっていました。

この前に出す状態が改善できれば痛みも治るということをお伝えしストレッチと姿勢の再始動を行っていきました。

5回目の治療を1週間後

5回目の時には痛みがほとんどなくなり、顎の位置も定時にまで戻る状態に改善をしていました。

ご本人もようやく正しい位置が分かるようになり、口を開けた時には指が3本にまで入るようになりました。

ものを食べてもほとんど痛みを感じることはなく、残りはあくびをしたり不意に大きな口を開けた時に違和感が残る程度で、痛みとしてはほぼ感じることはなくなりました。

非常に状態も良くなっていたので6回目の治療で終了を検討しました

6回目の治療を1週間後

6回目の治療では痛みはほぼゼロ。

あくびをしたり大きな口を不意にに開けた時きでも痛みとしてはほぼ感じることはなくなっていました。

日常生活の中で困ることは一切なくなり、仕事中などでも痛みを感じる場面がなくなったので初回を含め7回目の施術ですべて終了することができました。

まとめ

今回の事例は顎関節症という顎の痛みの事例でした。

顎関節症といえば顎が悪いから痛みが出ていると思われる方も多いですが、実際は顎が本当の原因ということはほとんどありません。

ほとんどの場合は顎が痛かったり音が鳴ったりするとマウスピースを作ることがほとんどですが、多くの場合はほとんど改善することはありません。

顎関節症で気をつけるべきところは、首の歪みと、肩甲骨の動き、そして姿勢です

この3つを解消することで顎関節症の悩みも解決することができます。

今回の事例もまさしくそのような状態で起こったような症例でした。

もしあなたが顎の痛みで悩まれていて痛みがなかなか改善しないのであれば、別の方法を試すのも一つの手です。少しでも参考になればと思います。

 

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