歩き方と膝の隙間が気になっていたO脚|50代の症例|西宮市 ひこばえ整骨院

症例の概要

以前から、歩くと脚が外に開いて見えることや、まっすぐ立ったときに膝の間に隙間ができることを気にされていた50代会社員のO脚症例です。

ご本人は「がに股」と感じていましたが、身体の状態を確認すると、見た目だけでは分からない股関節の向きや膝の使い方、立ったときの重心などもみていく必要がある状態でした。

ヨガ・水泳・ランニングなどの運動をされていたこともあり、今後も運動を続けていくために歩き方や脚の使い方を見直したいという希望がありました。

施術とあわせて、立ち方や歩き方など日常生活での身体の使い方にも取り組んでいただきました。

患者さん

Nさん 50代 会社員 神戸市在住

来院時期:平成29年9月

来院時のお悩み

  • 歩くと脚が外に開いて見える
  • まっすぐ立ったときに膝の間が離れている
  • 歩くと身体の重心が前にいく感覚がある
  • 自分でも歩き方が気になるが、うまく修正できない
  • ヨガ・水泳・ランニングなどの運動を続けたい

以前からご自身の歩き方や脚の見た目が気になっており、特にまっすぐ立ったときの膝の隙間に抵抗を感じていました。

歩き方についても、ご自身で「重心が前にいっている」と感じていましたが、意識してもなかなか変えられなかったそうです。

普段から運動をしているため、これからも身体を動かし続けることを考え、脚の状態や歩き方を一度確認したいということで来院されました。

O脚と歩き方に悩んでいた50代の来院時の脚の状態

当院で確認した身体の状態

まず、立った状態や歩き方、股関節・膝・足首などを確認しました。

ご本人は「がに股」と表現されていましたが、股関節の向きだけを見ると、内側へ入りやすい状態がみられました。

また、立った姿勢では胸やお腹が前方へ出やすく、重心も前方へ移動しやすい状態でした。

膝についても、立位や歩行時に十分に伸ばしきらずに使う傾向がみられました。

今回の症例では、単純に「脚を外側から内側へ寄せればよい」と考えるのではなく、股関節・膝・足首の位置関係や、立ったときの重心、歩行時の身体の使い方を一緒に確認する必要があると考えました。

O脚の施術前に確認した立位姿勢と身体の重心

施術の考え方

初回は、股関節まわりの筋肉の状態を確認しながら、股関節と膝を中心に施術を行いました。

見た目としては脚が外に開いていましたが、股関節には内側へ入りやすい傾向があったため、見た目だけを基準に施術内容を決めないようにしました。

また、施術だけではなく、普段の歩き方についても確認しました。

日常生活では、脚の内側やお尻まわりをどのように使うかを意識してもらい、ご自身でも立ち方や歩き方を確認できるようにお伝えしました。

その後は身体の変化に合わせ、股関節・膝だけでなく足首やすねなども確認しながら施術内容を調整していきました。

実際の施術と経過

1〜2回目

初回は股関節まわりと膝を中心に施術を行い、歩き方についてもお伝えしました。

2回目には、股関節と膝に加えて足首の状態も確認しました。

また、歩行時にお尻まわりをどのように使うかについても説明し、普段の歩行の中で意識していただきました。

3〜4回目

3回目頃になると、ご本人から「歩いていると、なんとなく膝が伸びている感じが分かる」との話がありました。

自分の歩き方を客観的に確認することは簡単ではありませんが、少しずつ身体の使い方を意識できるようになっていました。

4回目には、立った状態で確認した脚の隙間にも変化がみられ、膝の間は指1本程度まで狭くなっていました。

普段からヨガ・水泳・ランニングなどさまざまな運動をされていたため、運動中にも脚の使い方を意識していただくようお伝えしました。

5〜7回目

5回目頃には、新しい身体の使い方にも少しずつ慣れてきていました。

立った状態では、ふくらはぎの間の隙間も小さくなっていました。

この頃から、これまでの状態を踏まえて歩き方についてさらに細かく確認しました。

7回目には、立ったときにふくらはぎがほぼ接する状態になり、膝の隙間も指1本が入るか入らないか程度まで変化していました。

ここからは見た目の変化だけではなく、普段の立ち方や歩き方を継続していくことも意識していただきました。

8〜10回目

8回目には、運動後にアキレス腱周辺の痛みが出ているとの相談がありました。

O脚とは分けて状態を確認し、必要に応じて運動量についても確認しながら対応しました。

その間も、立ったときの脚の状態は大きく戻ることなく経過していました。

10回目には、ふくらはぎがほぼ接し、膝の間も指1本がぎりぎり入るか入らないか程度になっていました。

施術前後の写真を見たご本人からは「脚が細くなった感じがする」との感想もありました。

ただし、脚の周径を計測したわけではないため、実際にサイズが小さくなったという意味ではなく、あくまで写真を見た際のご本人の感想として記載しています。

O脚の施術前後に確認した脚の状態

10回目までのO脚施術で確認した立位時の脚の変化

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

院長の考察

今回の症例でポイントになったのは、ご本人が感じている「がに股」と、実際に確認した股関節や膝の状態が必ずしも同じではなかったことです。

見た目では脚が外側へ開いているように見えても、今回の方では股関節が内側へ入りやすく、さらに立ったときの重心や膝の使い方にも特徴がみられました。

そのため、O脚という見た目だけから判断するのではなく、股関節・膝・足首の位置関係や、実際の立ち方・歩き方まで確認することが重要だと考えました。

また、ご本人はヨガ・水泳・ランニングなど普段から運動をされていました。

施術を受ける時間だけでなく、普段の歩行や運動の中で身体の使い方を意識していただけたことも、今回の経過を考えるうえで重要だったと思います。

O脚の見え方や身体の状態は一人ひとり異なります。年齢だけで判断するのではなく、現在の関節の状態や姿勢、歩き方などを確認したうえで、その方に合った方法を考えることが大切です。

O脚でお悩みの方へ

「まっすぐ立つと膝の間が空く」「歩いていると脚が外に開いて見える」「自分で歩き方を直そうとしてもうまくできない」と悩んでいる方もいらっしゃいます。

O脚は見た目だけでは、股関節・膝・足首がどのような状態になっているのか分からないことがあります。

ひこばえ整骨院では、脚の形だけではなく、立ったときの姿勢や重心、股関節・膝・足首の状態、普段の歩き方なども確認したうえで施術方針を考えています。

当院のO脚に対する考え方や施術については、下記のページで詳しくご紹介しています。


O脚の原因や施術について詳しく見る

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

この記事の執筆・監修者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤克也

齋藤 克也

ひこばえ整骨院 院長

柔道整復師(国家資格)

ひこばえ整骨院では、院長の齋藤克也が患者さんの身体の状態を確認し、施術まで一貫して担当しています。

当サイトの症例記事では、実際に来院された患者さんの経過をもとに、来院時のお悩み、身体の状態、施術の考え方、その後の変化についてご紹介しています。

症状名や画像上の所見だけで判断するのではなく、「どのような動作で困っているのか」「日常生活で何ができなくなっているのか」まで確認することを大切にしています。

2019年には、セルフケアや身体の使い方についてまとめた書籍を出版。現在も臨床に携わりながら、患者さんに身体の状態をできるだけ分かりやすく伝えることを心がけています。