腰椎椎間板ヘルニアで座れないほど痛み・しびれが強かった51歳男性の症例|西宮市 ひこばえ整骨院

症例の概要

整形外科で腰椎椎間板ヘルニアと診断され、腰から足にかけて強い痛みとしびれが出ていた51歳男性の症例です。

来院時には座ることさえ難しく、靴下を履く、お風呂で足を洗う、浴槽をまたぐといった日常的な動作でも痛みやしびれが強く出ていました。

仕事もできない状態となっており、「まずは仕事ができる状態に戻りたい」「痛みとしびれを何とかしたい」という希望で来院されました。

初回は痛みが非常に強かったため、身体への負担を考慮しながら短時間の施術から開始。その後、症状の変化に合わせて施術内容や来院間隔を調整し、仕事への復帰も段階的に進めました。

患者さん

小崎さん 51歳 神戸市在住 会社員

来院時期:平成29年9月

来院時のお悩み

整形外科で腰椎椎間板ヘルニアと診断されていました。

その後、別の整骨院で施術を受けましたが、ご本人としては施術後に痛みが強くなったと感じており、当院へ来院された時点では日常生活にも大きな支障が出ていました。

  • 座っていることが難しい
  • 靴下を履く動作ができない
  • お風呂で足を洗うと痛み・しびれが出る
  • 浴槽をまたぐ動作がつらい
  • 寝ているとき以外は痛みやしびれを感じる
  • 仕事ができない状態になっている

特に入浴時、足を洗うために身体を曲げたり、浴槽をまたいだりする動作で強い痛みとしびれが出ていました。

横になっている時間以外は症状を感じることが多く、普段通りの日常生活を送れないことに強く悩まれていました。

これまでの経過

来院前から腰や足に違和感を感じることがあり、その後症状が強くなって整形外科を受診しました。

検査の結果、腰椎椎間板ヘルニアと診断され、痛み止めも処方されていました。

仕事はデスクワークが多いものの、来院時には座っていること自体が難しく、仕事を休まざるを得ない状態でした。

日常生活でも靴下を履く、入浴する、座るといった基本的な動作が難しくなっていたため、まずは生活上の負担を減らし、仕事へ戻ることを目標に施術を進めることにしました。

当院で確認した身体の状態

整形外科では腰椎椎間板ヘルニアと診断されていましたが、当院では診断名だけで施術する場所を決めず、どの姿勢や動作で症状が変化するのかを確認しました。

来院時は痛みが非常に強く、姿勢を変えるだけでも症状が出る状態でした。

身体を確認すると、腰だけではなく、肩甲骨や背中、肋骨周囲、お腹、ふくらはぎなどの状態によっても動作時の症状に変化がみられました。

そのため、痛みが強く出ている腰だけに刺激を加えるのではなく、症状の反応を確認しながら周囲の部分も含めて施術する方針としました。

施術の考え方

初回来院時は痛みとしびれが非常に強かったため、無理に大きく身体を動かすことはせず、短時間の施術から開始しました。

肩甲骨や背中、ふくらはぎ、お腹など、身体の反応を確認できた部分を中心に施術しました。

その後も毎回同じ施術を繰り返すのではなく、痛みやしびれの変化、座れる時間、仕事や入浴など日常生活でできるようになったことを確認しながら内容を調整しました。

仕事への復帰についても、いきなり以前と同じ時間座り続けるのではなく、途中で立って休憩するなど、症状を確認しながら段階的に進めていただきました。

なお、処方されている痛み止めの服用については、自己判断で中止・減量するのではなく、処方した医師や薬剤師に相談することが大切です。

実際の施術と経過

1〜3回目

初回は痛みが非常に強かったため、身体への負担を考慮して短時間の施術としました。

肩甲骨・背中・ふくらはぎ・お腹などを中心に、症状の反応を確認しながら施術しました。

2回目では、足のしびれや痛みに大きな変化はなく、入浴時の不自由さも残っていました。

一方で、初回来院時と比較すると「座るのは少し楽になった」と話されていました。

3回目には、しびれはまだ残っていたものの、痛みについては少し変化を感じるようになっていました。

身体の反応も初回とは変わってきたため、その時点の状態に合わせて施術する部分や方法を調整しました。

4〜6回目

5回目頃には、痛みとしびれについて、ご本人の感覚では初回来院時の6割程度まで軽くなっていました。

来院当初は入浴時に座ることも難しい状態でしたが、この頃にはお風呂で座れるようになっていました。

タイミングによっては自分で靴下を履けるようになり、日常生活でできる動作も少しずつ増えていきました。

6回目頃からは、仕事への復帰を見据えて「座ること」にも少しずつ慣れていくようにしました。

仕事ではデスクワークが多いため、長時間座り続けるのではなく、1時間程度を目安に一度立って休憩し、その後再び仕事をする方法を試していただきました。

初回来院から18日ほど経過したところで、少しずつ仕事へ復帰することになりました。

7〜9回目

7回目からは、仕事を終えたあとに来院できるようになりました。

短時間座っている範囲では腰の痛みや足のしびれを感じにくくなっていましたが、1時間以上座り続けると症状が出ることがありました。

そのため、仕事中も一定時間ごとに立ち上がり、身体を動かしてから再び座るようにしていただきました。

自宅や通勤中に感じる痛みについても変化し、ご本人の評価では初回来院時を10とすると2程度まで軽くなっていました。

8〜9回目頃には、仕事中に感じる痛みも少なくなっていました。

ただし、長時間座った状態から急に立ち上がると腰に痛みが出ることがあり、症状が完全になくなったわけではありませんでした。

日常生活でできることは増えていたため、身体の状態を確認しながら施術を継続しました。

10〜12回目

10〜12回目は、来院間隔を1週間程度に空けながら状態を確認しました。

この頃からは身体の動きを確認しながら、自宅で行うストレッチについてもお伝えしました。

10回目頃には、日常生活の中で感じる痛みやしびれはかなり少なくなっていました。

一方で、お風呂で身体を丸めるような姿勢になると、足にしびれが出ることがありました。

それ以外の日常動作では、大きな痛みやしびれを感じる場面は少なくなっていました。

12回目には、ご本人の感覚では痛み・しびれともに初回来院時と比較して9割程度軽くなっていました。

まだ身体の動きに硬さが残っていたため、症状だけでなく動作の状態も確認しながら施術を続けました。

13〜15回目

13〜15回目は、来院間隔を2週間程度に空けて経過を確認しました。

この時期には大きな痛みやしびれは出ていませんでしたが、身体の動きや筋肉の張り、柔軟性などを確認しながら施術しました。

15回目には、ご本人から痛みやしびれを感じることはなく、日常生活や仕事でも大きく困る場面がないとの話がありました。

初回来院から約3か月が経過しており、仕事や日常生活にも戻れていたため、この時点で継続的な施術はいったん終了しました。

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

患者さんの直筆の声

腰椎椎間板ヘルニアで強い痛みと足のしびれに悩んでいた51歳男性の直筆の声

腰椎椎間板ヘルニアの施術を受けた51歳男性の感想

※患者さん個人の感想です。施術による変化には個人差があります。

院長の考察

今回の症例では、初回来院時に座ることも難しく、靴下を履くことや入浴など、日常生活の基本的な動作にも大きな支障が出ていました。

そのため、最初から大きく身体を動かすのではなく、その時点でできる範囲から施術を始めました。

経過を見るうえで大切にしたのは、痛みやしびれの強さだけではありません。

「座れるようになった」「靴下を履けるようになった」「お風呂で座れるようになった」「通勤できるようになった」「仕事へ戻れた」といった、日常生活で実際にできることが増えているかを確認しました。

特にこの方はデスクワークが多かったため、症状が軽くなったあとも、長時間座り続けた際には痛みが出る時期がありました。

そこで仕事へ復帰したあとも、一定時間ごとに立つなど、身体の状態を確認しながら仕事量を戻していきました。

腰椎椎間板ヘルニアと診断されていても、症状の程度や痛み・しびれが出る動作、日常生活への影響は一人ひとり異なります。

そのため、画像上の診断名だけで判断するのではなく、現在どのような姿勢や動作で困っているのかを確認しながら対応することが大切だと考えています。

腰椎椎間板ヘルニアでお悩みの方へ

「座っているだけでもつらい」「足に痛みやしびれがある」「靴下を履くなど身体を曲げる動作ができない」「仕事に支障が出ている」と悩んでいる方もいらっしゃいます。

腰椎椎間板ヘルニアによる症状が強い場合には、まず医療機関で状態を確認することが重要です。

そのうえで、現在どのような動作で痛みやしびれが出るのか、仕事や日常生活で何ができなくなっているのかを確認しながら、身体の状態に合わせて対応していくことが大切です。

ひこばえ整骨院の腰椎椎間板ヘルニアに対する考え方や施術については、下記のページで詳しくご紹介しています。


腰椎椎間板ヘルニアの原因や施術について詳しく見る

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

この記事の執筆・監修者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤克也

齋藤 克也

ひこばえ整骨院 院長

柔道整復師(国家資格)

ひこばえ整骨院では、院長の齋藤克也が患者さんの身体の状態を確認し、施術まで一貫して担当しています。

当サイトの症例記事では、実際に来院された患者さんの経過をもとに、来院時のお悩み、身体の状態、施術の考え方、その後の変化についてご紹介しています。

症状名や画像上の所見だけで判断するのではなく、「どのような動作で困っているのか」「日常生活で何ができなくなっているのか」まで確認することを大切にしています。

2019年には、セルフケアや身体の使い方についてまとめた書籍を出版。現在も臨床に携わりながら、患者さんに身体の状態をできるだけ分かりやすく伝えることを心がけています。