モートン病の症例|3年間続いた足の痛み・しびれ。58歳女性

モートン病で来院された58歳女性の直筆の感想

モートン病の患者さんの写真

K.Mさん 58歳女性

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

症例の概要

58歳女性。3年ほど前に外科でモートン病と診断され、歩くと足の指先から足の甲にかけて痛みやしびれが出る状態が続いていました。

インソールを使用しながら生活されていましたが、長時間歩くことが難しく、履ける靴も限られていました。

これまでに複数の整骨院や整体にも通われていましたが、痛みやしびれが残っており、「このまま付き合っていかなければならないのか」と悩まれて当院へ来院されました。

患者さん

Kさん 58歳女性 主婦

来院時のお悩み

来院時に特に困られていたのは、歩くと足の指先や足の甲に痛み・しびれが出ることでした。

  • 長時間歩くことができない
  • 外出時だけでなく自宅でもインソールが必要
  • 履ける靴が限られている
  • 足の痛みやしびれを気にしながら生活している

「できればインソールに頼らず、好きな靴を履いて歩けるようになりたい」という希望を持たれていました。

モートン病で来院された患者さんの足の状態

これまでの経過

約3年前に外科を受診し、モートン病と診断されました。

室内用・外出用のインソールを作り使用されていましたが、室内用では足裏がかぶれることがあり、外出用では履ける靴が限られることに困られていました。

その後、3軒ほど整骨院や整体にも通われましたが、痛みやしびれが残っていたため、娘さんがインターネットで当院を見つけ、一緒に来院されました。

当院で確認した身体の状態

足の痛みが出ている部分だけではなく、立ち方や歩き方、足首・膝・股関節なども含めて身体全体の状態を確認しました。

特に気になったのが、歩く際に足の指先を十分に使えていなかったことです。

立った状態でも足の指が床から浮きやすく、踵と足の指の付け根付近に負担が集中していました。また、膝が十分に伸びず、重心が外側へ偏りやすい歩き方になっていました。

そのため今回の症例では、痛みが出ている部分だけを施術するのではなく、足全体の使い方や歩行時の身体の動きを整えていくことが重要だと考えました。

施術の考え方

施術では、足首や足部だけでなく、ふくらはぎ・太もも・股関節など、歩行に関係する部分の状態を確認しながら調整を行いました。

また、この方の場合は歩き方の癖が強かったため、施術と並行して歩行の見直しも行いました。

単に痛みが一時的に軽減することだけを目的にするのではなく、できるだけ足全体を使って歩ける状態を目指して施術を進めました。

施術後の経過

1〜3回目

2回目の時点では痛みやしびれに大きな変化はありませんでしたが、「以前より歩きやすい感じがする」と話されていました。

歩く際に肩へ力が入りやすく、身体全体を硬くした状態で歩く癖があったため、歩行についても少しずつ修正していきました。

3回目には、ご本人の評価で初回来院時を10とした痛みが8程度まで軽減していました。

この時期から、歩く際に腕を振ることや足の指を使うことなども意識していただきました。

4〜6回目

4回目頃には、自宅内で感じていた痛みがかなり少なくなってきました。

以前はインソールを使用していても痛みを感じていましたが、この頃から日常生活での負担にも変化がみられるようになりました。

5回目頃には、日中に感じる痛みも初回来院時と比較して半分程度になっていました。

施術内容を大きく変えるのではなく、身体の状態を確認しながら、特に歩き方を繰り返し確認していきました。

7〜10回目

7回目頃には、自宅ではインソールを使用しなくても痛みをほとんど感じずに過ごせるようになりました。

外出時の痛みも初回来院時と比較して軽減し、朝起きた際に感じていた右足のしびれもほとんど気にならなくなっていました。

9回目には日常生活での痛みはほぼ気にならなくなり、自宅ではインソールを使わずに歩けるようになりました。外出時もインソールなしで過ごせる時間が増えていきました。

10回目にはインソールを外した状態で1週間普段通りに生活していただきましたが、大きく痛みが戻ることなく生活できていました。

ご本人が最初に希望されていた「インソールに頼らず歩きたい」という状態まで変化がみられたため、痛みに対する集中的な施術はいったん終了しました。

左足には朝のしびれが少し残っていたため、その後は状態を確認しながら対応していくことになりました。

院長の考察

今回の症例で重要だったのは、モートン病と診断された足の部分だけを見るのではなく、「なぜ歩くとその部分に負担が集中するのか」を確認したことです。

この方の場合、足の指が十分に使えていないことに加え、膝の動きや重心の位置、歩行時の身体の使い方にも特徴がありました。

そのため、足だけに施術を行うのではなく、足首・膝・股関節など歩行に関係する部分を確認しながら、歩き方についても継続して見直していきました。

同じモートン病と診断されていても、身体の状態や痛みが出るまでの経緯は一人ひとり異なります。

痛みが出ている場所だけで判断するのではなく、立ち方や歩き方を含めて身体全体を確認することが大切だと考えています。

数年前に外科でモートン病と診断され、室内用と外出用のインソールを作られました。

室内用では足の裏がかぶれることがあり、外出用では履ける靴が限られるため困られていました。

当院へ来院される前にも複数の整骨院へ通われていましたが、痛みやしびれが残っており、ほぼ諦めかけていたところ、娘さんがインターネットで当院を見つけてくださったことが来院のきっかけでした。

施術を続ける中で徐々に痛みに変化がみられ、最終的にはインソールを使わずに歩いたり、好みの靴を履いたりできるようになったことを喜ばれていました。

また、歩き方について継続して確認したことで、ご自身でもこれまでの歩き方を見直すきっかけになったとの感想をいただきました。

モートン病でお悩みの方へ

モートン病による足の痛みやしびれでお悩みの場合、痛みを感じている部分だけでなく、足の使い方や歩き方、身体全体の状態が関係していることもあります。

ひこばえ整骨院では、現在の症状だけでなく、これまでの経過や立ち方・歩き方などを確認したうえで施術方針を考えていきます。

モートン病に対する当院の考え方や施術内容については、下記の症状別ページで詳しくご説明しています。

症例ページの次へのバナー

 

この記事の執筆・監修者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤克也

齋藤 克也

ひこばえ整骨院 院長

柔道整復師(国家資格)

ひこばえ整骨院では、院長の齋藤克也が患者さんの身体の状態を確認し、施術まで一貫して担当しています。

当サイトの症例記事では、実際に来院された患者さんの経過をもとに、来院時のお悩み、身体の状態、施術の考え方、その後の変化についてご紹介しています。

症状名や画像上の所見だけで判断するのではなく、「どのような動作で困っているのか」「日常生活で何ができなくなっているのか」まで確認することを大切にしています。

2019年には、セルフケアや身体の使い方についてまとめた書籍を出版。現在も臨床に携わりながら、患者さんに身体の状態をできるだけ分かりやすく伝えることを心がけています。