齋藤の言葉

こんにちは。兵庫県西宮市にある「ひこばえ整骨院」の齋藤です。今回お話をさせてもらうのは、大人になってからの側弯症です。側弯症があって、背中だったり、腰が痛いという方に対して「やってほしくない」ということを、お話させてもらいたいのと、それと同時に、「どういう風にして普段、体のセルフケアをしたら良いのか?」というので、両方ともお伝えをえさせていただきます。

 

大人の側弯症。『やってほしくない』事とは?

一番初めに「やってほしくない」というので、理論的なお話とかをさせていただきます。

全部で3つあります。

3つありますので、それに当てはまる方というのは、その1つの参考にして下さい。

大人の側弯症。『やってほしくない事』筋肉だけをつけて痛みを取る

まず1つ目がですね、運動をして「筋肉だけを付けて何とか痛みを取ろう」と考えてること。

非常に多く、非常に危険な部分でもありますので、もしもやってる方で痛みが出るんだったら、少し控えて下さい。

側弯症の場合には筋トレには方法があります。

片側だけ筋トレをした方が良い方

両方ともしても良いけども、例えば右側だけ少し多めにする。

左側だけ少し多めにする、

基本的には左右を不均等にする場合がすごく多いんです。

人によっては両方とも均等にしても良いって方もいらっしゃるんですけども、それをあんまりすると良くないって方も中にはいらっしゃいます。

考え方として筋肉を付けて、身体でコルセットの様なイメージで背骨の痛みを取るという。

筋トレが悪いわけではないのですが、筋トレをして痛みが出る方もいらっしゃれば、筋トレをして少し痛みが軽減する方もいらっしゃいます。

博打みたいな感じになってしいます。

ウォーキングだったりランニングとか、そういうのはすごく良いんです。

体にとってとても良いんですけども、その目的が「痛みを取ること」を目的にそれをするのは、危険ということです。

痛みがすごく出やすい状態になってしまうので、「健康維持のためにする」というのは大賛成ではあります。

「側弯症の痛みを、筋肉を付けたから痛みが取れる」というのは、そういう方も中には確かにいらっしゃるのはいらっしゃいます、

ただ、や針年齢とともにどんどんどんどん筋肉は落ちていってしまいますし、身体自体をやっぱり痛めつけるというのもありますので、過度な運動だけはし過ぎないようにして下さい。

「痛いな」とか「痛み強いな」とか「症状キツイな」という方に関しては「運動のやり過ぎ」を少し気を付けていただきたいなと思います。

大人の側弯症。『やってほしくない事』前日の疲労を次の日に持ち越す

側弯症、側弯症じゃないにかかわらず両方ともなんですけども、疲労感とか、前日の疲れを次の日に持ち越してしまっている方が非常に多いで。

セルフケアをほとんどしてない方が非常に多いです。

「睡眠を取って疲労感を取る」というのはすごく大事ではあります。

もちろんそこが大切なんですけども、やっぱり体のケアは絶対してもらった方が良いです。

後ほどやり方を、何をすれば良いのかって「最低限これを絶対した方が良い」というのをお伝えさせてもらうんですけども、側弯症の方と側弯症じゃない方って、筋肉の使い方が違うので、疲労感が違います。

失礼な言い方になるかもしれませんけども、側弯症じゃない方は、例えば1時間歩いた時に10の疲労があったとします。

でも側弯症のある方というのは1時間歩いたら15の疲労が出ます。

疲労というのは、どうしてもこの差が出てきてしまいます。

筋肉のバランスも変わってきますし、背骨自体が曲がってるのを、それをまたビシッとまっすぐするできるかといったら、それはできない話です。

その上で体が悪くならないように、疲労が次に持ち越さないという意味で、しっかりと休息を取るためのセルフケアというのは絶対に必要です。

なので「とりあえずもうしんどいから寝とこう」というのも1つの手ではあるんですけども、いくつか必要最低限「ここだけは絶対に外してはいけない」というポイントがあります。

そこだけやってもらってからしっかり睡眠を取るという風にしてもらった方がいいです。

2,3分もあれば全然終わるものなので、少し体のケアという意味でやっていただければ良いです。

大人の側弯症。『やってほしくない事』長時間の中腰

「中腰をとるな」ということもできないですし、中腰で、ものを運ぶのが仕事という方もいらっしゃるので、無茶なこと、無理なことも重々承知てはあります。

それを踏まえて「持ち方」というのを少し変えていただきたいなと思います。

通常なんか、中腰ってこういう形で、ものって手を伸ばした状態で持つと思います。

手が伸びれば伸びるほど、心臓から、胸から遠くなればなるほど、腕の力とか、腰の力ってすごく掛かります。

逆に、脇を締めた状態でものを持つとか、脇を締めた状態でいくと腹筋が使えるので楽に持てます。

脇を基本「締める」ということを考えてほしいです。

脇が開いた状態だったら、腕の力とか、背中の力、腰の力をすごく使ってしまいます。

持ち方1つで負担も減っていきますし、その晩の疲労感というのも次の日に持ち越しというのがだいぶ減ってきます。

お仕事上、絶対に仕方ない方もいらっしゃると思いますので、ものを持つ時はとにかく脇を締める。

ひじを胸に近い範囲。体幹に近い範囲でものを持つという風にしてもらうと、痛みとかって強く出たりはしません。

そこだけ十分に注意していただきたいなと思います。

ここまでがやってほしくない3つの方法になります。

今からは次の日に疲れを持ち越さなかったりとか、疲労感を取るために何をするかというので、2つの方法をお伝えさせてもらいます。

大人の側弯症。痛みを解消するための方法

ここからは、どのようにして痛みを解消するかをお伝えします。

 

「腰の回旋力」をつけて腰の負担を減らす

 腰の周りの筋肉、靭帯を緩めるという方法と、もう1つは「太ももの後ろ」の筋肉を緩める。

この2つだけしっかりやっていただければ、痛み感とか、疲労感は確実に取れていきます。

仰向けで寝ます。

手はお腹の上、もしくは胸の方に置いて下さい。顔は極力真上.

 

足を左右に順番に倒すようにしていきます。

これ地面にベタンとつくような形にしていただくのと、できたら膝は合わせる形にします。

左右10回ずつ行います。

側弯症の場合、人によっては左右さがあるので痛い方は痛くないところまでで止めてください。

痛くない方は、最後まで行ききってしまえば大丈夫です。

無理せずに行うようにしてください。

これがまず腰をひねるストレッチになります。

 

「太ももの後ろ」を伸ばしてストレッチをする

片方の脚を伸ばして片方の足をあぐらをかくのが最適です。

両方だけ一気にしないように注意をしてください。ストレッチの効力が半分になってしまいます。

体を前に倒して太ももの後ろを伸ばします。

手は先の方を持ってもらっても良いですし、足首でも全然良いですし、膝の方でも構わないので、2種類していきます。

最初は10秒間じんわりと伸ばすような形で10秒間キープします。

それが終われば今度は、反動を付けます。グイグイするような感じで行います。

伸ばすような感じで、これは10回行うような形にしていきます。

次に持続的にじんわりと伸ばすようにストレッチをします。

伸ばした状態で10秒間キープをして下さい。

左右交互に2セット行います。

理想的には朝と晩にするのが最適です。

晩には必ずやっていただきたいので、寝る前だったり、お風呂上がりとかに、腰をひねる、脚をストレッチするという形で行って下さい。

以上2つが手順となりますので参考にしてください。

動画でも手順をお話をしていますので時間があれば両方ともご覧になってください。

今回のブログのまとめ

今回は大人の側湾症でいただきたくないことを3つご紹介し、それを解決する方法もお話しさせていただきました。

1つ目が筋肉、筋トレとかで痛みを何とかしようとするということと、

2つ目は、疲れをその日の内に取らずに、次の日に持ち越してしまう。

3つ目が「ものの持ち方」。中腰になるのは仕方ないですけども、ものを持つ時には極力、胸に近いところで持っていただいて、あんまり腰に負担が掛からないようにしましょう

というような形で3つお話をさせていただきました。

ストレッチの方法も「腰の回旋」と「太ももの後ろを伸ばす」という2つご紹介させてもらいましたけ。

みんながみんな絶対筋トレやったらあかんとかっていうものではないです。

人によっては全然やってもOKという方もいらっしゃるんですけども、基本的にはしない方がやっぱり腰の負担を減らすのには大事になりますの、

そこだけ十分注意をしていただきたいなというのが1つあります、。

「疲労感を取る」というのと「ものを持つ」は側弯症関係なく、体のことを考えると、そこに関しては絶対にやった方が良いところではあります。

側湾症は基本大人になってから曲がらないという風に言われてますけども、疲労感だったりとか、人によって本当に曲がってきてしまったりとか、悪化してしまう方というのはいます。

痛みや辛さがあるのであれば放置しないようにしましょう。

自分でセルフケアは、もちろん大事ではあるんですけども、やっぱりそれでもなかなか症状が改善しない。

痛みが日に日にとか、年々増えてるなという方に関しては、専門の医療機関だったりとか、お近くの治療院とか、整骨院とかに通ってもらって、しっかりと治療をされた方が良いと思います。

今回の記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

ひこばえ整骨院側弯症に対する治療

ひこばえ整骨院では側弯症の治療を非常に得意としています。

悪い部分だけを見るのではなくそれ以外の歩き方や立方体の使い方を全て見て一番最適な治療方法を選んで行きます。

もしあなたが側弯症による腰の痛み悩まれているならば是非下記をご覧ください。

本を執筆

執筆者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤 克也(監修)

柔道整復師(国家資格保持者)

業界歴16年。

18歳の頃から整骨院1筋で西宮市で痛みに悩まれている方のお役に立てる様に日々精進中。

現在ストレッチの本を執筆中。年内に発売予定。

柔道整復師 齋藤 克也監修