足底腱膜炎で朝・歩行時に踵が痛かった40代の症例|西宮市のひこばえ整骨院

症例の概要

半年ほど前から踵と足裏に痛みを感じるようになり、朝起きて歩き始める時や、仕事で長時間歩く時につらさを感じていた40代の症例です。

もともと歩くことが好きでしたが、痛みのため毎日の歩行が億劫になっていました。

当院では踵だけを見るのではなく、足裏・ふくらはぎ・すね・太もも・足首などの状態や歩き方を確認しながら施術を行いました。

施術とセルフケアを続け、最終的には約1か月施術間隔が空いても痛みが出ず、日常生活で困ることがない状態になったため施術を終了しました。

患者さん

HYさん

40代

尼崎市在住

来院:平成29年8月

来院時のお悩み

半年ほど前から、踵と足裏に痛みを感じるようになりました。

特につらかったのが、朝起きて最初に歩く時と、仕事で長時間歩いた時でした。

毎日のように痛みを感じるため、歩くこと自体が億劫になっていました。

ご家族が以前に身体の痛みで悩んでいた経験もあり、「自分もこのまま悪くなるのではないか」と心配されていました。

仕事でもよく歩き、もともと歩くこと自体が好きだったため、「何とか痛みを気にせず歩けるようになりたい」という希望があり、当院へ来院されました。

これまでの経過

踵の痛みを感じ始めたのは、来院する約半年前でした。

時間が経っても痛みが続き、朝の歩き始めだけではなく、仕事などで長時間歩いた時にも症状が出ていました。

歩く機会を完全に減らすことは難しく、仕事や日常生活を続けながら症状と向き合う必要がある状態でした。

当院で確認した身体の状態

初回は痛みを感じている踵・足裏だけではなく、足首やふくらはぎ、すね、太ももなどの状態も確認しました。

今回の患者さんでは、足裏だけではなく、ふくらはぎや太ももなどにも動かしにくさや柔軟性の低下がみられました。

また、歩き方についても確認すると、足首を十分に使いにくい状態がみられました。

これらの特徴だけを足底腱膜炎の原因と断定するのではなく、実際にどのような動作で痛みが出るのか、仕事でどの程度歩くのかなども確認しながら施術方針を考えました。

施術の考え方

今回の症例では、痛みが出ている踵だけに施術を集中するのではなく、足裏やふくらはぎ、すね、足首などの状態を確認しながら施術を進めました。

自宅では、ふくらはぎや足裏などのストレッチをお伝えしました。

また、経過を見ながら歩き方についても確認し、普段の生活の中で無理なく取り入れられるようアドバイスしました。

平日は仕事のため頻繁に来院することが難しかったため、最初は週1回程度のペースで状態を確認することにしました。

施術後の経過

1〜3回目

2回目の時点では、痛みに大きな変化はありませんでした。

初回にお伝えしたストレッチや体操は継続していただき、この段階から歩き方についても確認しました。

3回目には、初回来院時の痛みを10とすると8程度まで軽減していました。

ただし、長時間歩いた時や朝起きて最初に歩く時の痛みはまだ残っていました。

ストレッチと歩き方に加えて、自宅で行える足裏のセルフケアについてもお伝えしました。

4〜6回目

4回目頃には、痛みがあまり気にならない日と、痛みを感じる日が出てくるようになりました。

患者さんの感覚では、全体的な痛みは初回の半分程度まで軽減していました。

5回目には、朝起きて歩き始める時にも痛みを感じない日が2日ほどありました。

まだ日によって差があったため、ふくらはぎやすね、太ももなどのストレッチを継続しました。

5回目から6回目までは約2週間施術間隔が空きましたが、その間に痛みが大きく戻ることはなく、軽減した状態を維持できていました。

7〜9回目

7〜8回目には、踵の痛みを感じることが大きく減っていました。

多少違和感を感じても、自宅でストレッチをすると気にならなくなる程度になっていました。

足首周囲にはまだ動かしにくさがみられたため、施術と足首のストレッチを継続しました。

8回目から9回目までは約1か月施術間隔が空きました。

それでも大きな痛みが出ることはなく、日常生活でも問題なく過ごせていました。

この時期には靴も新調されており、患者さん自身も歩きやすさの変化を感じていました。

10回目

約1か月間隔を空けても症状が大きく戻らず、朝の歩き始めや長時間歩いた時にも、日常生活で困るような痛みを感じなくなっていました。

もともと好きだった「歩くこと」を痛みのために避ける必要もなくなったため、初回を含めて10回で施術を終了しました。

院長の考察

今回の患者さんは、半年ほど続く踵・足裏の痛みによって、朝の歩き始めや仕事で長時間歩くことがつらくなっていました。

特に印象的だったのは、もともと歩くことが好きだったにもかかわらず、痛みのために歩くこと自体が億劫になっていたことです。

当院で確認すると、踵だけではなく、足裏・ふくらはぎ・すね・太もも・足首などにも動かしにくさや柔軟性の低下がみられました。

ただし、「ふくらはぎが硬いから足底腱膜炎になった」といったように、一つの状態だけを原因と決めつけることはできません。

今回の症例では、痛みが出ている踵だけを見るのではなく、足首周囲の動きや歩き方なども確認しながら施術を進め、セルフケアも継続していただきました。

また、2回目では大きな変化がなく、3回目でも朝の痛みは残っていました。その後、痛みのない日が少しずつ増え、最終的には約1か月施術間隔を空けても大きく戻らない状態になりました。

「すぐに痛みがなくなった症例」ではなく、日による波を繰り返しながら徐々に安定していったという点も、この症例の実際の経過として大切だと考えています。

患者さんの写真・声

足底腱膜炎による踵と足裏の痛みに悩んでいた40代の患者さん

踵と足裏の痛みが軽減した足底腱膜炎の患者さん

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

足底腱膜炎でお悩みの方へ

足底腱膜炎による踵や足裏の痛みは、朝起きて最初に歩く時や、仕事・買い物などで長時間歩いた時に負担になることがあります。

ひこばえ整骨院では、痛みを感じている踵だけで判断するのではなく、足首やふくらはぎなどの状態、立ち方・歩き方、日常生活で困っている動作まで確認したうえで施術方針を考えています。

踵や足裏の痛みが続いている場合は、必要に応じて医療機関で検査や診断を受けることも大切です。


足底腱膜炎の原因や施術について詳しく見る

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

この記事の執筆・監修者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤克也

齋藤 克也

ひこばえ整骨院 院長

柔道整復師(国家資格)

ひこばえ整骨院では、院長の齋藤克也が患者さんの身体の状態を確認し、施術まで一貫して担当しています。

当サイトの症例記事では、実際に来院された患者さんの経過をもとに、来院時のお悩み、身体の状態、施術の考え方、その後の変化についてご紹介しています。

症状名や画像上の所見だけで判断するのではなく、「どのような動作で困っているのか」「日常生活で何ができなくなっているのか」まで確認することを大切にしています。

2019年には、セルフケアや身体の使い方についてまとめた書籍を出版。現在も臨床に携わりながら、患者さんに身体の状態をできるだけ分かりやすく伝えることを心がけています。