• ヒールを履くととても足が痛い。
  • パンプスを履くと痛い
  • 親指が曲がっているからサンダルや靴を履きにくい

など外反母趾で悩まれていることはありませんか?

外反母趾は手術をしないと治らなと言われた事もあるかもしれません。

今回は、そんな方の為に外反母趾の原因と自分でできる対処方法をお伝えします。

もしあなたが外反母趾の痛みや変形で悩まれているのであれば最後までご覧下さい。

外反母趾ってどんな状態

外反母趾とはどの様な状態をいうのでしょうか?

外反母趾は写真の様に足の角度を見ます。

この角度は20°以上の場合外反母趾と判断します。

外反母趾の特徴として、親指の付け根のあたりが赤くなっているのが特徴です。

骨が変形している段階や、実際に変形をしている状態です。

もし角度が20°以下でもこの発赤がある場合は外反母趾の途中なので注意が必要です。

 

外反母趾の症状ってどんな症状?

外反母趾の症状として初期症状と末期症状をお伝えします。

外反母趾は足に悪いところがあるから足だけが悪い!

と言われればそんな事はありません。

外反母趾から全身に悪影響を及ぼしてしまいます。

 

外反拇指の初期症状

親指の付け根が腫れる・赤くなる

足裏全体が疲れやすい

軽く歩いていて痛みは出ないが、長時間歩くと痛みが出る

 

外反拇指の末期症状

歩いている時、強い痛みがあるため足の指をほどんど動かせない。

靴を履くだけでも痛みを感じる

足の指だけではなく、膝や腰にも不調を感じるようになってきた。

原因不明の頭痛がある。

 

この様な症状が見られます。

初期は指を中心に痛みが出てきますが、末期、もしくは後期になってくると外反拇指の部分だけではなく、膝、肩、腰、頭痛等、それとは関係がない部分の 自覚症状がでてきます。

こうなるときっちりと治療をしないと後々辛い思いをしてしまいます。

 

なぜ外反母趾になってしまうのか?その原因は?

ほとんどの場合外反母趾になる方にはパターンがあります。

  1. 立ち方、歩き方が悪いもしくは足に負担がかかる靴を選択している
  2. 体が歪む、重心がぶれてしまう
  3. 歪んだ足を一生懸命補正しようと思い足が頑張る
  4. その頑張った足をかばうために一部の筋肉に負担がかかる。それにより本来使うはずの筋肉がサボり始める。
  5. また歩き方立ち方が悪くなる・・・

後はこの繰り返し

立ち方や歩き方の中にはヒールやパンプス、足に非常に負担のかかる靴などでの原因があります。

男性と女性で言うと女性に多いのはこのためです。

色々な対策グッズなどがありますが結局は足だけを治しても歩き方や使い方が悪いと症状の改善は見られません。

 

外反母趾の原因 歩き方が悪い

外反母趾の歩き方が共通をしている事は

外側に重心がかかりすぎていること

にあります。

外側にかかると親指が小指側に落ちてしまいます。

そうなると親指が地面から離れる傾向にあるので、親指が捻れながら外側に落ちてしまいます。

下の写真の様な感じです。

指が捻れることによって負担が大きくかかってしまいます。

歩き方を修正することは絶対的に必要なことです。

 

外反母趾の原因 浮き足

 

本来足は全体的に地面についています。

3つのアーチがあり、これらが全て地面についている状態になっています。

しかし、浮き足になると足の指が全体的についていません。

地面から離れている状態です。

この地面から離れている事を浮き足といいます。

多くの原因はハイヒールや自分の足よりも小さい靴やブカブカの靴を履いている時に浮き足になります。

指が浮いている方は足の裏にタコができます。

こんな感じです。

足の裏の人差し指付近にタコができる事によって体重移動がうまくできていない状態になります。

それにより足に負担がかかり外反母趾と

浮き足になると足を踏みしめることができないので地面を蹴ることができません。すると重心が全て後ろにかかり、体重が地面に逃げる事ができません。

結果として小指側に全て体重が逃げてしまい、最終的に外反母趾になります。

よく小さい靴を履いていたり、自分の足に合っていない靴を履かれている場合、靴の中で足が縮こまってしまっている場合があります。

こうなると浮足になって足がとても不安定な状態になって外反拇指のきっかけとなります。

 

外反母趾の原因 小指重心

上記で何度も小指に重心がという話をしていますが、本来重心が最終的に逃げるのは親指の方に逃げます。

しかし、その逃げ場である指の重心が違うので親指が重力に負け外反母趾になってしまいます。

特に内股で歩く方にとっては足を上げずに歩くため、小指側に体重や重心がよってしまいます。小指側の靴の裏が減る特徴があります。

 

外反母趾の原因 靴があっていない

靴があっていないとどれだけ歩い方、立ち方を改善しても直ぐに元に戻ります。例えば外側が極端に減った状態。

この状態だと足を地面にしっかりとつける事は不可能です。歩くことがとても困難な状態になります

新しくても靴が小さいと靴の中で指が曲がってしまうので歩行が困難になります。

逆に大き靴になると靴の中で足が動くのでしっかりと踏みしめることができません。

 

外反母趾を改善する為の方法 偏平足を改善する

偏平足は土踏まずがなくなってしまう事が原因とお話しました。偏平足は基本的には筋肉の不足によるものがほとんどです。

偏平足に一番いいのは

 

裸足で生活をする事

これが一番ベストです。赤ちゃんは必ずどんな子でも偏平足になっています。そこからはいはい、つかまり立ち、2足歩行になっていきます。

赤ちゃんが歩くときに一度足を見て欲しいですが、指先から足までとにかく地面を踏みしめているのがわかるかと思います。

ぎゅ〜っと地面に足がくっついているようになっています。これがとてもいいことなんです。

これを大人でもできるようになれば偏平足を改善する事ができます。

偏平足改善には

タオル引き寄せ、足の指先じゃんけん、ビー玉掴みなどがあります。

 

タオル引き寄せ

地面にハンドタオルを1枚置きます。

そこに足を乗せて指を使って自分方向に引き寄せていきます。

この時のポイントは中指に力を入れて引き寄せます。もし、中指に力を入れないと効果としてはあまり期待できないので、できるだけ力が入る様にして下さい。

これは2〜3回繰り返して行って下さい。

 

足の指先じゃんけん

グーは全ての足の指を握ります。

チョキは親指を上にあげて他の4本を下に下げます

パーは全ての足を横いっぱいに広げていきます

これをグーチョキパーで10回程繰り返していきます。

初めはとても難しいと思いますが、続けていくと足の筋肉がついてやりやすくなります。

 

ビー玉つかみ

ビー玉を20個ほど用意をします。それとコップでもなんでもいいので入れ物を1つ用意します。

そのビー玉を指で掴んで隣の容器、もしくはコップにいれます。

この動作を繰り返す事で土踏まずの筋力が向上します。

 

外反母趾を改善する為の方法 浮足を改善する

一番ベストは、裸足で歩くことです。

さきほど赤ちゃんの例を出しましたが、裸足で歩く事によって指先を地面で踏みしめるのでとても力を入れる事になります。

そうする事で浮足を改善する事ができます。勿論ヒールが原因の場合は靴を変える必要がありますが、実際難しい事もああるかと思います。

その時には仕事中は仕方がないので仕事以外の時に行います。

上記の偏平足のと同様の運動で改善する事が可能です。

もう一つおすすめは

 

たけぶみ

意外かもしれませんが、偏平足にも浮足にも効果があります。

一日朝と晩の歯磨き中に行うなどをしてもうととても効果がありますよ。

 

外反母趾を改善する為の方法 小指重心を改善する

小指重心は女性の方にとても多いです。内股の方のほとんどが小指重心になってしまいます。

片脚立になっている時にも重心をかけている方に小指に重心が行きます。小指に重心がかかると重力に負けて親指が外側によります

そして体重が逃げないのでバランスが悪くなって外反母趾になります。

この場合はいかに小指に体重がかからないかです。もし、靴の外側が極端に減っている場合は直ぐに靴を変える事をおすすめします。

バランスが取りにくい靴でいくら頑張っても重心が安定しないからです。

 

立ち方

小指重心の方はどうしても片方に重心をかけたり小指に重心をかけたりします。立つ時に足を肩幅以上に広げると重心は真ん中に行きます

立つ時のポイントは、

 

肩幅以上に足を広げる

 

これがポイントです

 

歩き方

小指に重心がかかっている方はとても小股です。よくつまずいたりします。小指重心を改善するには親指に力を分散させる必要があります。

 

 

少しの大股で改善ができます

小股になると小指が軸になりますが、大股になると必ず親指に力が入ります。凄く大股でなくても、ほんの少しの大股で十分な効果を発揮できるので一度してみて下さい。

歩き方をや立ち方を改善するだけでも外反拇指による痛みがかなり軽減するので是非行って下さい。

 

外反母趾を改善する為の方法 靴を合わせる

とても大変そうなイメージがありますが、そんなに難しくはありません。ポイントは

 

  • 自分の脚にしっかりとフィットしているか
  • 踵がしっかりと支える事ができているか

 

 

この2点をしっかりと見る必要があります。

まずは?これは先ほども言いましたが靴の底がすり減っているならまずは履き替えが必要です。探す時のポイントをお伝えします。

 

1)足の底はしっかりと分厚いか

たまにとて薄い靴があります。靴の中敷きも平ら、靴を履いていても地面にとても近い気がする。というような靴はあまりおすすめしません。

逆に偏平足を助長してしまいます。

 

2)先がとがっていないか

おしゃれを優先にするために指先がとがっている物があります。

これを履くとつつま先がぎゅっと閉まる感じがしますよね。これもあまりおすすめはしません

 

3)踵はしっかりと固定されているか

上記と繋がりますが、踵が柔らかい靴。特に踵を履きつぶせるような靴は注意が必要です。

足がぐらぐらするので足のバランスがとても悪くなります。

 

以上3点が靴を選ぶ時のポイントになります。良い靴とは

靴を履いた時に足の裏が全て地面について踏みしめる事ができるか

先がとがっておらず、丸みがあって指先にフィットしているか

踵が固定されているか

この3点をみて選んでください。サイズはフィットしているのが大前提ですよ。

外反拇指様の靴も今ありますが、初期の場合はでしたらそこまでしなくても普通のスニーカーでも十分です。

 

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

できそうな物はありましたか?

外反母趾で悩まれている方ってとても多いですよね。

しかし、必ず共通している部分もあります。立ち方、座り方など、多くの事があります。それをいかに正していくかが大切です。

先天性の外反拇指でない限り、痛みを軽減できます。

日常の楽しみも増えてきます。

できることから初めて下さい。

ひこばえ整骨院 外反拇指の治療方法

ひこばえ整骨院でも外反拇指に対応をしています。

足元を見るだけではなく、歩き方や足の運びなど、全身を診ていきます。

最短であなたの足を改善します。

詳しくは下記をご覧下さい。

執筆者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤 克也(監修)

柔道整復師(国家資格保持者)

業界歴16年。

18歳の頃から整骨院1筋で西宮市で痛みに悩まれている方のお役に立てる様に日々精進中。

現在ストレッチの本を執筆中。年内に発売予定。