齋藤の言葉

歩いていると指の付け根に強い痛みを感じる。1日でも早く痛みを改善したい。そんなふうに 悩まれているのであればこの記事と動画がお役に立てると思います。中足骨骨頭痛は症状がなかなか改善しない1つの怪我でもあります。今回はブログと動画で少しでも早く痛みをなくす方法をご紹介します。

中足骨骨頭痛の原因は後ろに重心が行くこと?

足の骨の話を最初にしたいと思います。

下の写真のように中足骨と呼ばれる骨は足の中でも1番長い骨で、親指から小指すべての骨の部分についています。

中足骨骨頭と言う名前の通り、骨の1番先端である頭の部分が炎症を起こしてしまうことをいいます。

この部分に強い負担がかかってしまったり、炎症が起きてしまうことで症状が出てしまいます。

私が今まで多くの方を観させていただいた中で共通点があります。

それが

重心が後ろに寄ってしまっていること。それにより浮き指が併発していること。

すごく難しい文章になってしまいましたが、重心が後ろに行ってしまって指先が使えないとイメージをしてください。

下の写真をご覧いただきたいですが、ご自身の足の裏をご覧になってください。

浮指の方はこんな所にタコいができます

この部分にタコができていませんか?

本来足と言うのはこの部分にタコはできません。

しかし、重心が後ろに寄ってしまったり、指が浮いてしまうと中足骨骨頭の部分である付け根にタコができてしまいます。

その部分にたくさん重心が乗ってしまっていると言う証拠です。

足の裏と言うのは下の写真のように3点で本来体重を支えます。

 

指が浮いてしまうとかかとの部分と指の付け根の2点しか体重を支えることができなくなってしまいます。

3人でする仕事を2人でしている。そんな風なイメージを持ちください。

指の付け根である中足骨の部分が耐えきれなくなって炎症を起こしてしまいます。

私が足の疾患を見さしている中で10人中9人は重心が後ろに寄ってしまっている傾向にあります。

ご自身の足の裏を見てタコの位置を確認してみてください。

中足骨骨頭痛を1日でも早く治すためのコツ

先ほどは指が浮いてしまう浮き指の話をさせていただきました。

中足骨が大切で、重心の位置をもとに戻すことが重要と言うのもご理解いただいたと思います。

もう一つ大切な骨がありますそれが

舟状骨(しゅうじょうこつ)

下の写真をご覧になっていただきたいですが、舟状骨と呼ばれる骨があります。

横から見ると船のような形をしていますよね。

 

船のような形をしているのでこのような名前で呼ばれています。

この骨なのですが、実は足の骨の中で1番重要な役割をします。

土踏まずを作る上ですべてのキーポイントとなる骨

土踏まずやアーチとも言いますが、この骨がほぼすべての体重を分散させていると考えてください。

キーストーンとも呼ばれていますが、石橋をご存知でしょうか?

画像引用元

石橋は真ん中にある石が力を全て左右に分散します。

 

この石があるからこそ橋が崩れ落ちずに支えることができます。

逆に言うと、キーストーンがなくなってしまうと石橋はすぐに崩れてしまいます。

それぐらい重要な部分です。

足のキーストーンの役割をしているのが舟状骨です。

土踏まずを作る筋肉がこの骨に止まっていたりするので、なくてはならない骨なのです。

体のバランスが悪くなってしまったり、歩き方、体重のかけ方が悪くなると舟状骨がどんどん下に落ちてしまいます。

この落ちてしまった舟状骨をいかにもとの位置に戻すかが非常に重要なポイントとなります。

今からお話をするのは、舟状骨をもとに戻す方法と、中足骨を元の位置に戻す2つの方法を話します。

最終的には歩き方を改善しますので、動画で1連の流れをお話をします。

そちらのほうも一緒にご覧になってください。

 

今から手順をお話をしますが、矯正をする前に行っていただきたいことがあります。

必ずアイシングをするようにしましょう。

アイシングと言うのは氷で冷やすことを言いますが、仕事が終わった後や運動をした後。

物事が終わった後は必ず炎症が起きてしまいます。

炎症が起きてしまうと症状が悪化したりなかなか改善しない状況になってしまいます。

その状態を少しでも改善させるために、

  • アイシングをする
  • 湯船につかる
  • 湯船の中で矯正をする

この手順を必ず守るようにしてください。

アイシングの時間は10分から15分間を目安に行ってください。

中足骨骨頭痛を1日でも早く治すための矯正方法中足骨

中足骨の矯正方法からお話をします。

場所だけ確認をしながら矯正をするようにしましょう。

下の写真のように私の右足と骨の模型を並べています。

中足骨の骨頭の部分よりやや下のほうに指を押さえていくと凹む部分があります。

その部分を指で押さえながら、反対の手で足の指を下方向に向けて曲げていきましょう。

これ以上曲がらないところまで来たら、元に戻し親指から小指まですべての部分をしていきましょう。

てこの原理のように、中足骨を元の位置に戻しながら、浮き指を直すようなイメージで行っていきます。

中足骨骨頭痛を1日でも早く治すための矯正方法 舟状骨

次は舟状骨の矯正をします。

下の写真のように指の付け根からかかとの部分の真ん中あたりに舟状骨があります。

その部分を親指で押さえ反対の手を親指の付け根部分を持ちます。

下の写真のように指の方向に向けて骨を動かすような形にしていきます。

イメージとして、てこの原理のように矯正をしていきます。

親指で抑えて矯正をしてこれ以上行かないところまで行けば元に戻す。

もう一度同じように行い同じ動作を5回行うようにしましょう。

以上の1連の流れを2回行っていきます。

先ほどお話しをしたように、1番最初にアイシングをして炎症をなくす。

その後にお風呂の中でゆっくりつかり湯船の中でストレッチをする。

もし湯船の中が狭くやりにくければお風呂から上がった後に行うようにしましょう。

1日でも早く中足骨骨頭痛を治すために

今回は中足骨骨頭痛を 1日でも早く治す方法をご紹介しました。

中足骨骨頭痛は改善するスピードが遅く、再発しやすい怪我でもあります。

悪化してしまうと治るのに 時間がかなりかかってしまいます。

早めに対策をして悪化させないようにするのと、再発させないようにするのがポイントです。

今回の方法は足の矯正を行った上で、 治し方をご紹介しました。

アイシングと湯船につかる。そして矯正を行っていく。

これは必ず1つの知識として覚えていきましょう。

 

 

 

ひこばえ整骨院中足骨骨頭痛に対する治療

ひこばえ整骨院では中足骨骨頭痛の治療を非常に得意としています。

悪い部分だけを見るのではなくそれ以外の歩き方や立方体の使い方を全て見て一番最適な治療方法を選んで行きます。

もしあなたが中足骨骨頭痛による痛みで悩まれているならば是非下記をご覧ください。