「病院では異常なし。でもめまいが続く…」
そんなお悩みを抱えていませんか?
兵庫県西宮市の当院にも、こうしたご相談は非常に多く寄せられています。
自律神経の乱れが原因のめまいやふらつきは、検査では異常が見つからないのに本人にとってはとてもつらい症状です。
ここでは、自律神経とめまいの関係をわかりやすく解説し、整骨院でできるケアの方法も詳しくお伝えします。
めまい・ふらつきはどうして起こるのか
めまいは、体がグルグル回る「回転性めまい」、ふわふわする「浮動性めまい」など、いくつかのタイプに分けられます。
多くの場合、以下のような原因が組み合わさって発生します。
内耳(平衡器官)の異常
三半規管や前庭といった内耳のバランスを司る部分に異常があると、頭を動かした時に「グルグルする」回転性めまいが出やすくなります。
血流の問題
脳や首周りの血流が一時的に低下すると、ふわっとする立ちくらみや浮動感が出やすくなります。
特に自律神経が乱れて血管が収縮・拡張を繰り返すことで症状が強くなることも。
自律神経のアンバランス
交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、血管の調整、呼吸、心拍、平衡感覚など全身の機能が不安定になります。
特に首や肩の筋肉が緊張することで、さらに自律神経が乱れ、悪循環に陥ります。
めまいやふらつきがある場合は、まず病院に行きしっかりと検査をしてください。
ほとんどの場合異常がないことが多いですが、もしもの時も可能性としてはゼロではないので、我慢せずに行くようにしてみてください。
自律神経とは?交感神経と副交感神経の違いをわかりやすく解説
私たちの体は「自律神経」という神経のネットワークによって24時間コントロールされています。
自律神経には、大きく分けて交感神経と副交感神経の2つがあり、この2つがバランスをとりながら体を調整しています。
交感神経とは?
「交感神経」は、いわば活動モードを司る神経です。
- 心拍数を上げる
- 血管を収縮させる
- 筋肉を緊張させる
- 血糖を上げる
ストレスを感じた時や運動中、危険を察知した時などに働きが強くなり、「戦う・逃げる」ための準備をします。
副交感神経とは?
「副交感神経」はリラックスモードを担当します。
- 心拍数を落ち着ける
- 血管を拡張させる
- 消化を促す
- 体を修復・回復させる
睡眠時やゆっくりくつろいでいる時に働きが強くなり、体を休め、エネルギーを回復させます。
交感神経と副交感神経のバランスが大切
この2つの神経は「シーソー」のような関係で、どちらか一方が常に強い状態では体に負担がかかります。
交感神経が優位になりすぎると:
・イライラしやすい
・寝つきが悪い
・血圧が上がる
・筋肉がガチガチに緊張
副交感神経がうまく働かないと:
・消化不良
・疲労が抜けない
・回復力が落ちる
整骨院では、施術によって筋肉の緊張を緩め、血流を改善し、交感神経と副交感神経のバランスを整えるサポートを行っています。
自律神経失調症によるめまいの特徴
病院のMRIやCT、血液検査では「異常なし」と言われるのに、めまい・ふらつきが続く。
このようなケースは、自律神経失調症が関係していることが少なくありません。
主な症状の例
- ふわふわするような不安定感
- 立ち上がるとクラクラする
- 頭が重く感じる
- 耳鳴りや閉塞感を伴うことも
- 不安感や動悸を同時に感じる
自律神経失調症によるめまいは、「なんとなく調子が悪い」「常に不安な感じがする」など、言葉で説明しにくい感覚が多いのも特徴です。
また、不定愁訴と言って、めまいやふらつきだけでなく、それ以外の体調不良なども併発する場合が多いです。
このような場合でも検査をするとほとんどの場合問題は無いと言うふうに診断されます。
兵庫県西宮市でも増えている自律神経の乱れ
当院のある兵庫県西宮市は、住宅街やオフィス街が混在し、忙しい生活を送っている方が多い地域です。
ストレス、夜型生活、スマホ・パソコンの長時間使用などで、自律神経が乱れやすい環境でもあります。
特にコロナ禍以降、「在宅勤務で運動不足になった」「人間関係のストレスが増えた」「睡眠リズムが乱れた」といった相談が急増しています。
その結果として、慢性的な首・肩こりや頭痛だけでなく、めまいやふらつきで悩む方が増えています。
自律神経と首・肩のコリの関係
自律神経失調症によるめまいの背景には、「首や肩のコリ」が大きく関わっていることが多いです。
自律神経は頭、背骨の横側。
骨盤の部分に入っています。姿勢が悪くなったり、背骨が硬くなると血流が悪くなり、自律神経が乱れることがあります。
なぜ首・肩のコリがめまいを引き起こすのか
首の筋肉が緊張すると、その中を通る神経や血管を圧迫します。
これにより、脳への血流が低下し、平衡感覚が不安定になります。
また、首には自律神経の中枢が集まっており、筋肉の緊張は交感神経を過剰に刺激します。
その結果、副交感神経とのバランスが崩れ、めまいやふらつきを引き起こします。
生活習慣や姿勢の影響
・スマホを見るときの猫背姿勢
・デスクワークで肩をすくめる癖
・枕が合わない睡眠姿勢
こうした日常の小さな負担が、首・肩の慢性的な緊張を作り、自律神経を乱す原因になります。
病院では「異常なし」でも安心できない理由
めまいで病院を受診すると、脳や内耳の重大な疾患を除外するための検査を行います。
もちろんこれはとても大切です。
しかし、画像や血液検査で異常がなければ「ストレスでしょう」「様子を見ましょう」と言われるケースも多いです。
本当に命に関わる病気はないとしても、患者さんにとっては日常生活に支障をきたす大きな問題です。
「原因がはっきりしない不安」「このまま治らないのでは」という恐怖が、さらに自律神経を乱す悪循環を生みます。
整骨院でできる自律神経の乱れによるめまいへのアプローチ
当院では、めまいの患者様に対しても、首や肩の筋肉の緊張を緩め、自律神経のバランスを整える施術を行っています。
1. 丁寧な問診と検査
まずは、いつから・どんな場面で・どのようにめまいが出るのかを詳しくお聞きします。
首の可動域、筋肉の硬さ、姿勢のクセを総合的に評価します。
2. 首・肩周りの筋肉調整
過度に緊張した首・肩の筋肉をソフトな手技で緩めます。
神経や血管の圧迫を減らし、脳への血流を改善します。
3. 骨盤や背骨のアライメント調整
全身の姿勢バランスを整えることで、負担の少ない自然な姿勢をサポートします。
結果的に首・肩の負担を軽減し、自律神経の働きを助けます。
4. 呼吸指導やセルフケア提案
呼吸が浅く早いと交感神経が優位になりがちです。
ゆっくりとした腹式呼吸を指導し、自宅でもケアを継続できるようにします。
兵庫県西宮市でめまい・ふらつきにお悩みの方へ
当院「ひこばえ整骨院」では、国家資格者が一人ひとりのお身体をしっかり評価し、自律神経の乱れによる不調の改善を目指します。
「病院では異常なしと言われたけど不安が続く」「めまいで外出が怖い」
そんな方は、一度ご相談ください。
兵庫県西宮市で2013年に開業し、地域の皆様の健康を支え続けた経験を活かし、あなたの悩みに真摯に向き合います。
詳細なホームページはこちらからご覧ください。
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