齋藤の言葉

今回の改善事例は、外反母趾で痛みが取れた方。3年前から外反母趾の痛みや変形が進んできた。症状を改善するために自宅近くの整骨院に行きマッサージなどを受けたけれども逆に痛みが強くなってしまった。そんな方の事例を今回ご紹介します。特にやって頂きたくないことを中心にお話をさせていただきます。もしあなたが、もしくはあなたの周りに外反母趾で悩んでいるのであればきっとお役に立てると思います。

外反母趾の患者さんが悩んでいる事と初回の治療

初回の際の悩みとして

  • じっとしていると親指の部分がズキズキ痛む
  • 以前に比べると外反母趾による変形が進んできてしまった
  • 特定の靴しか履くことができず、好きな靴が履けなくなってしまった

このような3つの悩みがありました。

ご自身でもセルフケアとして一生懸命マッサージを行ったり、他の治療院や病院で治療を受けられていたみたいです。

それでも症状が改善せずに当院へいらっしゃいました。

外反母趾でやってはいけない事とは?

最初にやっては行けないこととは2つお話をします。

  1. 外反母趾の曲がっているところだけ矯正する
  2. 痛みを我慢してマッサージをする

この2つです。

今回いらした患者さんも同じ様にご自身は整骨院で治療を受けられていました。

まず下のの写真をご覧ください。

外反母趾と言うのは親指が小指側に曲がってしまった状態をいいます。

この時にほとんどの場合親指が外側に曲がったから内側に戻そう。

と言うふうに自分自身で指の間を広げるようにします。

 

 

広げていると見た目的には指の間が開くので外反母趾が改善したような状態になります。

実はこれ1番危険です。

外反母趾になった時親指が外側に向く。

これは間違ってはいません。

それと同時に中足骨と呼ばれる親指の手前側にある骨があります。

てこの原理で外反母趾で親指が外側に行けば中足骨骨は内側に回ってしまいます。

くの字のようになってしまいます。

くのになると言う事はその部分に炎症が起きてしまいカルシウムが集まり変形が進んでしまいます。

親指だけを見るのではなくこの中足骨を必ずしなければいけません。

中足骨の位置で変形が進むか進まないかが決まってしまいます。

親指を外側に一生懸命引っ張ろうとすると見た目的にはマシになりますが、逆に中足骨が外側に引っ張ってしまうのと同じ状況になってしまうので症状がさらにひどくなってしまいます。

これだけは絶対に避けなければいけません。

そしてもう一つ。

痛い部分をマッサージする。

炎症が起こってしまうと下の写真のように赤く腫れ上がってしまいます。

赤く腫れ上がっているところをぐりぐりと一生懸命マッサージすると火に油を注ぐのと同じ状態になってしまいます。

動画やブログなどでマッサージ方法などはありますが、基本的に炎症が起こっているところは触ってはいけません。

外反母趾になってしまっているのでそれを治す必要はありますが

そもそもなぜ外反母趾になってしまったのか。

ということを意識しなければいけません。

これがしっかりと解決できれば、変形を止めることもできるし痛みを完全になくすことも可能です。

どのようなアドバイスをしたのかは下記に動画で載せていますので参考にしてください。

2回目以降の治療

2回目以降の治療は1週間に1回程度で行っていきました。

親指の矯正をしましたが骨盤、膝の関節、足首。

腰から下の矯正を行うことによって姿勢を正しくするようにしました。

上記でお話をした通り、外反母趾を治すためには必ず上半身も一緒に矯正する必要があります。

3回目以降は10日に1回程度に治療を行っていきました。

6回目頃には痛みが8割ほど軽減をして普段の痛みはほとんどなくなっていきました。

この時には歩き方、足のマッサージ、自分でできる外反母趾の矯正方法。

などをお伝えしました。

10回目以降は3週間に1回から1ヵ月間に1度の治療で行っていきました。

最終的には痛みや変形がすべて止まったので治療終了となりました。

変形のことも1番初めに言われていたのですが、親指が変形してしまい骨が新しくできてしまうと基本的に全く元の状態に戻す事は非常に難しいです。

この方も変形が変わったか?

と聞かれれば正直言うと変形に関しては変わっていません。

新しい骨を削ることもできないですからね。

ただし、痛みに関してはほとんど取れます。

合計の治療回数は初回を含めて16回。

3年間以上痛みが取れなかったのにそれぐらいの回数で改善できたことに非常に喜ばれていました。

まとめ

今回の事では自分自身や整骨院でよくありがちな間違った外反母趾の矯正方法についてお話をしました。

親指が外側に曲がっているから内側に戻そう。

と言う安易な考え方で行うではなく、その原因だったり中足骨という骨の存在は絶対に無視することができません。

また、姿勢と言う概念も必ず必要になってきますのでそこからしっかり改善していくようにしていきましょう。

たくさん矯正グッズなどがあるので大変かもしれませんが、実際に良くなり改善した方法なのでもしあなたも悩んでいるのであればぜひ参考になさってください。

 

ようやく外反母趾の痛みがなくなった。歩き方から治せました

外反母趾が3年前頃から起こり始め、寝ている時にも痛みを感じるようになりました。

それで家の近くの整骨院で施術を受けてところ強い力でマッサージをされてとても痛い思いをしました。

ひこばえ整骨院では言いたい事は一切せず体の他の部分を含め施術をしていただけました。

また、歩き方も教えていただき根本から改善していただけるように指導していただきました。

個人の感想であり、効果効能を保証するものではありません。

 

 

 

 

 

ひこばえ整骨院外反母趾に対する治療

ひこばえ整骨院では外反母趾の治療を非常に得意としています。

悪い部分だけを見るのではなくそれ以外の歩き方や立方体の使い方を全て見て一番最適な治療方法を選んで行きます。

もしあなたが外反母趾による痛みや変形で悩まれているならば是非下記をご覧ください。

 

執筆者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤 克也(監修)

柔道整復師(国家資格保持者)

業界歴16年。

18歳の頃から整骨院1筋で西宮市で痛みに悩まれている方のお役に立てる様に日々精進中。

現在ストレッチの本をAmazonにて販売中。

 

本を執筆

柔道整復師 齋藤 克也監修