こんにちは。兵庫県西宮市にある「ひこばえ整骨院」の齋藤です。

今回は、「モートン病」による足の痛みや、しびれ感を解決するために、足だけではなくて「少し違った場所から治す方法」というのを、ご紹介をさせていただきます。

どこを見るかと言いますと、『股関節と腰です』

この2つを関連性というのを少しお話をさせてもらいたいと思います。

当院にはモートン病で悩まれていて、いらっしゃる方が非常に多いです。

その中で共通点というのがあります。

 

モートン病になってしまう2つの共通点

足が痛いので、インソールを変えたり、靴を変えたり、病院などで痛み止めを飲んで、湿布を貼って、という対策が多いんです。

それでも治る方は良いと思います。

痛みが無くなる方に関しては、そこが直接原因だということがあるんですけども、大体の方はそれで治らない方の方が多いです。

骨の形、骨の状態からお話をしたいと思います。

その方が関係性がわかると思います。

股関節と腰が関係するのと、もう1つ必ずあるのが「浮き指」と呼ばれるものです。

本来の足というのは、かかと、指の付け根があって、指の先この3点で支えてる状態なんです。

 

指が浮いてる状態だと下の写真の様に2点になります。

この状態になってしまうと、2点でしか支えることができないので負担がかかりすぎます。

体重は変わらずに、3点で本当は10の仕事をしないといけないですが、指先が浮いてしまって、サボってしまっている状態なので、2点で10の仕事をしないといけない状態になってしまいます。

なので、足の裏を見た時に、タコができてる方がもうほとんどですね。

浮指の方はこんな所にタコいができます

タコができてる方に関しては、ほぼ浮き指だとご自身で考えてもらって良いです。

股関節と腰でモートン病に何の関係あるかという話なんですけども、「浮き指が出るのはなぜか?」ということです。

モートン病も、あくまでも結果であって、原因ではないですよ。

結果があるなら原因があり、何かしらの違う原因があるから結果としてモートン病になってしまったという状態になってしまいます。

試しに1回立って下さい。

立った状態で、極端に内股になってください。

内股になってもらって、姿勢をまっすぐにしてもらった時に、外側に重心って寄りませんか?

逆に、がに股になってください。

これも同じように外側で、後ろ重心になったりしませんか?

もしくは分からない方は、もう極端にがに股になった状態で、歩いてみてください。

もう1つは、だらんと下腹を出して、肩を丸めて、顎を前に出します。

これはわざとらしくやってください。

この時に重心って、後ろに行きませんか?

後ろに行くということは、先ほどお話しをしたように、重心が後ろに行く外側にいく。

外側に力が集中することで、本当は分散しないといけないのに、浮き指で2箇所になってしまっている。

しかも外側に重心が寄ってしまっている。

結果的にしびれ感や、症状が出てしまうというのがモートン病の一番多い原因になってきます。

ではどうしたら良いかというと、今の逆のことをします。

 

立ち方や座り方ももちろん大事ですし、歩き方も、もちろん大事なんですけども「浮き指を治す」ということと。

もう1つは「かかと」と「指先」と「付け根」の3点でしっかりと体重が支えられるように、普段からしていくということが大事になってきます。

それをまず解決するために「腰周りや股関節周りの状態を改善する」という風に考えていただきたいと思います。

モートン病を治すために必要な腰と股関節の改善方法

まずはベッドもしくは、布団で仰向けで寝た状態になります。

左足から行います。右足は伸ばします。

手で股関節をまず曲がるところまで持ち、胸の方まで近づけていきます。

外に広げながら、ゆっくりと伸ばしていきます。

ぐるっと1周回すような感じです。

曲げた状態から、5秒間かけてゆっくりと回していきます。

この動作を左右5回ずつ行なっていきます。

股関節が痛い方は、あんまり無理はしないでください。

股関節は可動域を増やしていきます。

 

次は腰をひねるやり方をお伝えします。

仰向けになった状態で、脚を組み、その状態で体をねじっていきます。

足を組むと股関節の動きが無くなるので、腰が直接ねじれるようになります。

脚は組んだ状態で、左側、右側にひねります。写真を参考にしてください。

手は横開きでも良いですし、胸の前でも良いです。

効果は特に変わらないので、やりやすいほうで行って下さい。

顔は基本的には真上を向くようにしてください。

ひねった状態で、5秒間キープして一度戻します。この動作を5回繰り返していきます。

順番は左右交互でも、片側ずつするのでもどちらでも結構です。

 

この方法を行っていくことで立ち方を正しくして重心を前に戻すことができます。

外側重心であれば内側の部分に体重を乗せられるようになります。

股関節や腰を改善して本当にそんなことができるのか?モートン病が治るのか?

と疑問に思われている方も多いと思います。

実際にやった後に立っていただくと個人差はありますが重心の位置が変わると言うこともあります。

その場で出なくても継続的にすれば成果は出ます。

ぜひ実践してみてください。

今回のまとめ

冒頭にお話をさせてもらったように、モートン病は「ヒールをを長時間履きました」「すごく強い衝撃でぶつかりました」というので痛みが出ているのであれば、直接の原因となります。

ほとんどの場合、結果的にモートン病で足先がしびれたりとか、脚が痛くなってしまったという状態になってしまいます。

ではなぜモートン病になってしまったのか?

というので「浮き指」の話をさせてもらいましたけども、その部分から改善する必要があります。

本当に症状が無くなる方というのもいらっしゃいますので、今回の方法を是非実践してみて下さい。

ひこばえ整骨院モートン病に対する治療

ひこばえ整骨院ではモートン病の治療を非常に得意としています。

悪い部分だけを見るのではなくそれ以外の歩き方や立方体の使い方を全て見て一番最適な治療方法を選んで行きます。

もしあなたがモートン病による痛みやしびれで悩まれているならば是非下記をご覧ください。

本を執筆

柔道整復師 齋藤 克也監修