「なんとなく首が痛い」「慢性的な肩こりがなかなか取れない」
「朝起きた時から首が重だるい」「マッサージを受けてもすぐに元に戻ってしまう」

こんな日常的な不調を抱えていませんか?

もしそうなら、あなたのその不調は“ストレートネック”による首への負担が原因かもしれません。

そしてさらに重要なのは、その症状を悪化させているのは、あなた自身が気づいていない日々の習慣かもしれないということです。

ストレートネックは、病院でレントゲンを撮っても「異常なし」とされることが多く、明確な治療方針が見つからないまま、慢性的な不調に悩み続けている人が非常に多いのが現状です。

その一方で、施術の現場では

「姿勢や生活習慣を少し見直しただけで症状が軽くなった」

「無意識のクセを変えたら肩こりが激減した」

というケースも少なくありません。

この記事では、西宮市で整骨院を営む院長の視点から、ストレートネックの方がやってはいけないNG習慣を5つ厳選し、それぞれの理由と具体的な改善方法までを丁寧に解説していきます。

「何をしてもよくならなかった」「歳のせいかなとあきらめていた」
そんなあなたにこそ、ぜひ知っておいてほしい内容です。


スマホを顔より下で見る

ストレートネックでやってはいけない方法として、スマホを顔より下で見ること

悪化ポイント

日常生活で何気なくやってしまいがちな習慣の一つが、「スマホを下を向いて見る」姿勢です。

通勤中やベッドの中、ちょっとした待ち時間など、多くの人が無意識のうちにスマホを顔よりもはるか下の位置で操作しています。

この姿勢を続けていると、顔が下を向くことで首が前に突き出した状態になり、首の自然なカーブ(生理的湾曲)が失われていきます。

その結果、本来であれば体全体で分散されるはずの頭の重さ(およそ5〜6kg)が首や肩の筋肉・関節に集中し、知らず知らずのうちに負担が蓄積されていきます。

この状態が慢性化すると、肩こりや首のこわばりだけでなく、頭痛や腕のしびれ、自律神経の乱れといった二次的な症状へと進行するケースもあります。

「最近首がつらいな…」「肩が重たいな…」と感じることが増えてきた方は、このスマホ姿勢が原因になっている可能性が高いです。

改善策

スマホの位置を“目線の高さ”に近づけるだけでも、首への負担は大幅に軽減されます。

腕が疲れる方は、ひじを机や肘掛けに乗せて支える工夫をすると長続きしやすくなります。

また、10〜15分ごとに一度スマホから目を離し、軽く首を回したり姿勢をリセットする習慣をつけるのもおすすめです。

「たったそれだけで変わるの?」と思われるかもしれませんが、こうした小さな意識の積み重ねが、ストレートネックの改善につながる第一歩になります。


長時間のデスクワークで姿勢が崩れている

ストレートネックでやってはいけない方法として、 長時間のデスクワークで姿勢が崩れていること

悪化ポイント

日々の仕事や勉強で、気づいたら何時間も机に向かっていた…。そんな方も多いのではないでしょうか?

特にパソコン作業に集中していると、前かがみの姿勢や猫背になりやすく、その結果、首が前に突き出した状態がクセになってしまいます。

この姿勢は、ストレートネックを悪化させる大きな要因のひとつ。

肩甲骨も外側に引っ張られて背中が丸くなり、首や肩、背中の筋肉バランスが崩れてしまいます。

改善策

座るときは「骨盤を立てる」ことを意識しましょう。

背もたれを活用して腰を支え、背中を丸めないように心がけることで、自然と首や肩への負担も軽くなります。

また、1時間に1回は立ち上がって軽くストレッチをする習慣をつけることで、筋肉の緊張を和らげることができます。


高すぎる枕で寝ている

ストレートネックでやってはいけない方法として、 高すぎる枕で寝ていること。

悪化ポイント

朝起きたときに首がだるい、肩が張っている…。そんな症状がある方は、枕の高さに問題があるかもしれません。

高すぎる枕で寝ると、首が不自然に前に曲がった状態で長時間固定され、頸椎(首の骨)のカーブが失われてしまうのです。

睡眠中の姿勢が原因で、ストレートネックを悪化させているケースは意外と多くあります。

改善策

首と頭の高さのバランスが取れるような、低め〜中くらいの枕がおすすめです。

首元にタオルを敷いて、フィット感を調整するだけでもかなり楽になります。

「首が支えられている」と感じられるポジションを見つけることが、睡眠の質とストレートネックの改善の鍵となります。


バッグをいつも同じ肩で持っている

ストレートネックでやってはいけない方法として 同じ方でバックをいつも持っている

悪化ポイント

通勤や通学、ちょっとした外出時など、バッグを同じ肩でばかり持っていませんか?

片方の肩に負担がかかることで、体が傾いた状態が習慣化し、骨格のゆがみや筋肉の偏りが生じます。

これが首や肩、背中にまで影響を与え、ストレートネックの症状を助長してしまうのです。

改善策

バッグはできるだけ左右交互に持つように意識しましょう。

また、肩への負担を分散させるには、リュックタイプのバッグも効果的です。

日々の何気ない動作を少し見直すだけで、首や肩への負担を大きく減らすことができます。


頻繁にうつ伏せでスマホを見たり寝たりする

ストレートネックでやってはいけない方法として、 頻繁にうつぶせでスマホを見たり寝ている

悪化ポイント

リラックスタイムにベッドや布団の上でうつ伏せになり、スマホを見ていませんか?

うつ伏せ姿勢は首を不自然に反らせたまま長時間固定する姿勢になるため、頸椎に大きな負担がかかります。

前側の筋肉が過緊張状態になり、首の湾曲はどんどん失われていき、結果としてストレートネックが悪化していきます。

改善策

できるだけ仰向けや横向きで休むようにし、スマホは顔の高さに近い位置で使うのが理想です。

また、寝る前のスマホ使用は自律神経にも悪影響を与えるため、就寝30分前にはスマホを手放す習慣をつけるのがベストです。

姿勢と生活リズムを見直すことで、首への負担を大きく軽減できます。

まとめ|知らずにやっている習慣こそ見直そう

ストレートネックは「日常のちょっとしたクセ」が積み重なって悪化することが多い症状です。

「これくらい大丈夫」と思っていたことが、実は首や体全体に負担をかけているかもしれません。

今回紹介したNG習慣を1つずつ見直していくことで、ストレートネックの予防・改善につながります。

まずは1つ、今日から意識して生活に取り入れてみましょう。

ひこばえ整骨院ストレートネックに対する治療

ひこばえ整骨院ではストレートネックの治療を非常に得意としています。

悪い部分だけを見るのではなくそれ以外の歩き方や立方体の使い方を全て見て一番最適な治療方法を選んで行きます。

もしあなたがストレートネックによる頭痛、肩こりで悩まれているならば是非下記をご覧ください。