首や肩が凝りやすく、首に痛みがでる、という方。

病院でレントゲンを撮るとストレートネックだと言われたことはありませんか?

世の中には「ストレートネックに効く枕」「ストレートネック改善枕」などもありますが、実際の所枕でストレートネックは改善するのでしょうか?

今回はストレートネックと枕についてお話していきます。

 

 

ストレートネックは枕をすると矯正できるのか?

 

ストレートネックは、枕を使って矯正できる、というのは実際どうなのでしょうか。

枕だけでのストレートネックの矯正は正直難しいものです。

その理由を説明します。

ストレートネックとはそもそも体がどういう状態なのか。

あなたはご存知ですか?

ストレートネックは病気ではありません。

ストレートネックは姿勢不良、加齢などの後天的要因から首にある7個の骨の並びが真っ直ぐになってしまった状態を言います。

下の様な状態を言います。

首にある骨、頸椎(けいつい)は本来、前側へ緩くカーブをしています。

ですが、ストレートネックの場合、文字通りその前側へのカーブがなくなり真っ直ぐになった状態になります。

ストレートネックの原因には普段のあなたの姿勢が大きく関わってきます。

普段の生活での姿勢になるので、もちろん起きて立っているとき座っているときの姿勢です。

つまり普段の姿勢を枕だけで変えることができるかどうか、

ということになります。

例え枕で矯正されたとしても、姿勢が起き上がった時の姿勢が崩れてストレートネックの原因になっていたら、いくら枕で矯正しても意味がないことになります。

そのため枕だけではストレートネックの矯正はできません。

 

何故ストレートネックになってしまうのか?

 

ではなぜストレートネックになってしまうのか。

一番は姿勢です。

通常頭は背骨の真上に乗る形になっています。

その状態でも頭の重さは約6㎏程になり、これを首だけで支える形になります。

ですが頭の位置が少しでも前に傾いてしまうと、首にかかる負担はどんどん増えていきます。

普段の姿勢で、頭の位置が正常な状態よりも前に傾いてしまう姿勢でいると、首の骨の並ぶ位置がだんだん崩れていき、前へのカーブがなくなっていきます。

これがストレートネックになる原因です。

特にスマートフォンやパソコンの画面をみている姿勢のように、顔を下に向けて首を曲げたときの姿勢がそのまま定着してしまった状態になるため、近年では若者からお年寄りまで幅広い世代でストレートネックに悩まされています。

ストレートネックの方に多い症状の、首の痛みや首肩の凝り感は子供のころはなく、だんだん出てきた、ということは、これは生まれた時から首が真っ直ぐになっているわけではなく、日ごろの姿勢や悪い姿勢の癖でだんだん首の位置がずれて固まってしまったからなのです。

そしてその症状の改善には、その原因になった姿勢を改善する必要があるため、日常での姿勢や癖から改善することが必要になるのです。

ストレートネックはあくまで結果的に出来上がった状態であるため、

「ストレートネックだから首が痛くなる」「ストレートネックだから肩が凝りやすい」

などということも聞きますが、ストレートネックが原因なわけではないのです。

最終的にはどれだけいい枕を使ったとしても、普段の姿勢を治さなければいけないという事ですね。

 

枕をしてもストレートネックは改善されない?

ここで本題ですが、枕だけでストレートネックは改善できるのか、とういうことです。

先ほどもの述べた様に、ストレートネックの原因は枕が合っていないこと、ではなく普段の姿勢です。

枕でいくら矯正しても起き上がった状態の立ち方や座り方で、ストレートネックの原因である悪い姿勢ができあがってしまうため、枕だけの矯正ではストレートネックを改善できません。

枕をして改善できるのであればストレートネックでの症状は眠れば治る、ということになりますが、実際そうではありません。

実際に、オーダーメイドの枕を作った人でも、逆に首を痛めてしまった、などはよく聞く話です。

私が見ている患者さんでも、ストレートネックを改善する為の枕を作ったのに痛みがかえってひどくなったという事もしばしば聞きます。

枕だけではなく、日常の姿勢の改善も行う必要があるのです。

 

どうすればストレートネックが改善されるのか?

ではどうやったらストレートネックは改善するのか。

まずは原因である普段の姿勢を改善しなければなりません。

いつもの姿勢が「楽な姿勢」であるため、改善しようと正しい姿勢をした時に「しんどい」という感覚になります。

それは普段意識して使っていない筋肉を動かして姿勢を支える為に起こる感覚です。

姿勢は癖です。

それを変える為には、普段から意識して正しい姿勢の癖を新たに植えつける必要があるのです。

悪い姿勢の癖を積み重ねてしまっていると、使う筋肉、使わない筋肉の差が大きくなっていくだけでなく、だんだん関節自体の動かせる範囲も狭くなります。

そうなってくると、疲労が溜まりやすくなり、痛みを引き起こしやすくなるのです。

癖には自分で気が付くことができないのが難点で、放っておくと癖がきつくなっていく可能性が高いのです。

姿勢や体の使い方の癖は、放っておいて自然と改善していくものではありません。

体に正しい姿勢を繰り返し意識して覚えさせることがストレートネックの改善につながる方法です。

正しい姿勢をキープするためにもストレッチを行う事はとても効果があります。

下記に動画で姿勢の正しくする方法やストレッチ方法を載せておくので参考にして下さい。

ストレートネックの痛みや凝りを改善するのに枕を変えることは効果的か?

結果的にストレートネックの症状を改善するために枕を変えたりしてみることは効果があります。

ストレートネック自体を治すのではなく、

症状自体を緩和させようとする場合は枕を使うことは効果的です。

枕を自分に合うものにすることで、自己矯正力や筋疲労の回復が早めることにも繋がります。

さらに、動きの悪くなった部分の治療を合わせて行うことと、自分に合う枕に変えることで治療の効果を高めてくれます。

逆に合っていない枕を使い続けていると、肩や首が朝から体がしんどい、重い怠いなどのような不調が出てきます。

枕自体を何個も持つことは難しいかもしれませんが、枕ではなくバスタオルなど家にもともとあるものなどで多少の高さを調節してみるのもいいかもしれません。

枕の効果としてはストレートネックを改善する、というものではなく、自分に合う枕を選ぶことでストレートネックに伴う症状を改善する効果はある、といった感じです。

あくまで枕だけで矯正ができているわけではないのです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はストレートネックが枕で矯正することができるか、ということでしたが結論的には矯正はできません。

ただし、首コリや肩こり、首の痛みなどについては枕を変えることで緩和できる場合もあります。

ですがそれはストレートネックが矯正されたから、というわけではありません。

普段意識せずにいる普通の姿勢でも、気を付けているつもりの姿勢でも、正しいかどうかはなかなか自分では判断できないものです。

ストレートネックによる自覚症状は基本的に改善する事ができます。

諦めずにしっかりと治療することをおすすめします。

もしストレートネックからの症状でお悩みであれば、一度ひこばえ整骨院にご相談ください。

 

ひこばえ整骨院のストレートネックの治療方法

ひこばえ整骨院ではストレートネックの治療をとても得意としています。

痛み、不快感がある部分だけでなく、その周辺から治療をしていき、再発しないところまでもっていきます。

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