こんな症状が出たら注意!ストレートネックの初期サインと見分け方

「最近、首や肩が重だるい…」「頭痛が増えてきた気がする」

そんなお悩みをお持ちの方は、もしかすると ストレートネック が関係しているかもしれません。

この記事では、整骨院を営む院長の立場から、ストレートネックに見られる典型的な症状や、その初期段階での見分け方をわかりやすくご紹介します。


ストレートネックとは?簡単におさらい

ストレートネックとは、首の骨(頸椎)の本来あるべきカーブ(生理的湾曲)が失われ、まっすぐに近い形状になってしまう状態のことをいいます。

この変化によって、頭の重さがうまく分散されず、首・肩まわりに大きな負荷がかかるようになり、さまざまな不調が起こります。

ストレートネックになってしまい、首の湾曲がなくなることで、頭痛、肩、首こりが出る

一種の首の骨の変形と同じなので、一度なってしまうと、完全に治るまでに時間がかかったり、悪化しすぎてしまうと元に戻らないケースが非常に多いです。


ストレートネックの代表的な症状

ストレートネックが進行すると、首や肩だけでなく、全身にさまざまな不調が現れるようになります。

特に以下のような症状は多くの患者さんが訴えるもので、早期発見の大きなヒントになります。

① 肩こり・首のこわばり

ストレートネックの代表的な症状のひとつが首・肩まわりの慢性的なこりや痛みです。

通常、首の湾曲が頭の重さ(約5kg)を分散して支える構造になっていますが、そのカーブが失われると、重さがダイレクトに首や肩の筋肉にかかります。

結果として、筋肉が常に緊張状態になり、こり・張り・重だるさといった不快感が毎日のように続きます。

「マッサージに行ってもすぐ戻ってしまう」「寝ても疲れが取れない」という方は要注意です。

② 緊張型頭痛

首や肩の筋肉が固くなることで、後頭部やこめかみ、時には額にまでじんわりとした痛みを感じるのが「緊張型頭痛」です。

このタイプの頭痛は、長時間のスマホやパソコン作業のあとに出やすく、特にデスクワークをしている方に多く見られます。

「午後になると頭が重い」「天気が悪い日に頭が痛くなる」という声も多く、血流の悪化や神経の圧迫が影響しています。

③ 目の疲れ・眼精疲労

ストレートネックにより首周辺の筋肉が硬直すると、眼の周囲に張り巡らされた神経や血管にも悪影響が及びます。

その結果、目の奥に重さを感じたり、目が乾く・ピントが合いにくくなるなどの眼精疲労を訴える方も少なくありません。

「目薬を使ってもスッキリしない」「眼科では異常なしと言われた」という方は、首からの影響を疑ってみる価値があります。

④ 手のしびれや脱力感

頸椎の湾曲が失われてストレートな状態になると、首の骨の隙間から出る神経(腕や手に繋がる)にも圧迫が起こることがあります。

そのため、手や腕のしびれ・力の入りにくさ・握力の低下などが見られる場合も。

特に「朝起きたときに手がしびれている」「ペンが持ちづらくなってきた」などの症状は、進行しているサインです。

手や手のしびれが強くなると、頸椎ヘルニアになる可能性があります。

このような場合は1度、レントゲンを撮り、ヘルニアの有無を確認するようにしましょう。

⑤ めまい・ふらつき・吐き気

首まわりには自律神経を司る重要な器官が集中しています。

ストレートネックによってそのバランスが乱れると、めまいやふらつき、軽い吐き気といった症状が現れることがあります。

「病院で検査しても異常なし」と言われた方でも、首のゆがみが根本原因になっているケースもあります。

慢性的な疲労感や不眠などを併発している場合、自律神経への影響が進行している可能性もあるため、早めの対策が重要です。

ストレートネックかも?セルフチェック法

以下の項目に複数当てはまる場合は、ストレートネックの可能性があるかもしれません。

  • ・壁に背をつけて立ったとき、後頭部が自然に壁につかない
  • ・長時間のスマホ・PC使用で首や肩がつらくなる
  • ・頭痛・目の疲れが日常的にある
  • ・姿勢が悪いと指摘されたことがある

もちろん、これだけで確定できるわけではありませんが、早期のケアが予防にもつながります。

ご自身でストレッチやマッサージなどをするのお勧めします。

それでも改善をしない場合は、必ず専門の医療機関や整骨院で治療を受けるようにしましょう。

ストレートネックのセルフチェック方法


症状がある方は早めの対処が肝心

ストレートネックの症状は、初期のうちは軽い肩こりや疲れやすさ程度ですが、放っておくと日常生活にも支障をきたすような強い症状へと進行することがあります。

「最近ちょっと首が変だな」と感じている段階で対処することが、根本的な改善と予防につながります。


まとめ|症状から早期発見・早期ケアを

ストレートネックは、姿勢や生活習慣の影響を大きく受ける症状です。

「ただの肩こり」と見過ごしてしまう前に、今回ご紹介した症状に思い当たることがあれば、早めに整骨院や専門機関での相談をおすすめします。

次回は「自宅でできるストレートネック改善ストレッチ」についてご紹介します。

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ひこばえ整骨院ストレートネックに対する治療

ひこばえ整骨院ではストレートネックの治療を非常に得意としています。

悪い部分だけを見るのではなくそれ以外の歩き方や立方体の使い方を全て見て一番最適な治療方法を選んで行きます。

もしあなたがストレートネックによる頭痛、肩こりで悩まれているならば是非下記をご覧ください。