良性発作性頭位めまい症でめまい・ふらつきに悩んでいた男性の症例|西宮のひこばえ整骨院

良性発作性頭位めまい症とは

めまいにはさまざまな種類があり、感じ方や症状の出方も人によって異なります。

代表的なものとして、周囲や自分が回っているように感じる「回転性めまい」や、身体がふわふわする、揺れているように感じる「浮動性・動揺性めまい」などがあります。

その中でも、頭の位置を変えた時に短時間のめまいが起こるものの一つに、良性発作性頭位めまい症(BPPV)があります。

良性発作性頭位めまい症は、内耳にある耳石が本来の位置から外れ、三半規管に入り込むことなどによって起こると考えられています。

良性発作性頭位めまい症と耳石の位置を説明した図

寝返りをする、朝ベッドから起き上がる、上を向く、振り返るなど、頭の位置が変わった時にめまいが出ることがあります。

一方で、めまいには良性発作性頭位めまい症以外にもさまざまな原因があります。

耳の症状だけではなく、脳や循環器などの病気が関係する場合もあるため、めまいが続く場合や、これまでに経験したことのない強い症状がある場合は、まず医療機関で検査・診断を受けることが大切です。

良性発作性頭位めまい症と診断された後も症状が残る場合

良性発作性頭位めまい症では、医療機関で状態を確認したうえで、頭の位置を動かして耳石を移動させる方法などが選択されることがあります。

ただし、診断や治療を受けたあとも、ふらつきや身体の不安定感などが残り、日常生活に不安を感じている方もいます。

今回ご紹介する患者さんも、病院で良性発作性頭位めまい症と診断されていました。

しかし、朝起き上がる時や急に振り返った時のめまい・ふらつきが残り、車の運転や仕事にも支障を感じていたため、当院へ来院されました。

症例の概要

病院で検査を受け、良性発作性頭位めまい症と診断された男性の症例です。

薬を服用していましたが症状が残っており、朝起き上がった時や急に振り返った時に、めまいやふらつきを感じていました。

特に困っていたのが、車の運転や仕事への影響でした。

当院では、医療機関で診断を受けていることを前提に、身体の状態や姿勢などを確認しながら施術とセルフケアを進めました。

最終的には、めまいやふらつきがほとんど気にならなくなり、車の運転や仕事にも支障を感じなくなったため施術を終了しました。

患者さん

男性

※元記事に正確な年齢・職業の記載がないため、掲載していません。

来院時のお悩み

日常生活の中で、特に次のような時にめまいやふらつきを感じていました。

  • 朝、起き上がる時
  • 急に振り返った時
  • 車を運転する時
  • 仕事をしている時

病院で検査を受けて診断はついていましたが、薬を服用しても症状が残っていました。

車の運転や仕事にも影響が出ていたため、何とか現在の状態を変えたいということで当院へ来院されました。

これまでの経過

めまいが続いたため病院を受診し、検査の結果、良性発作性頭位めまい症と診断されました。

薬による治療を受けていましたが、朝の起き上がりや急に振り返った時などのめまい・ふらつきが残っていました。

診断を受けたものの症状が続き、車の運転や仕事にも支障を感じていたことが、当院へ来院するきっかけとなりました。

当院で確認した身体の状態

当院では、めまいそのものについては医療機関で良性発作性頭位めまい症と診断されていることを前提として身体の状態を確認しました。

そのうえで、姿勢や身体全体のバランスなどを確認し、日常生活の中でどのような時にめまいやふらつきが出るのかについても詳しく伺いました。

特に、朝起き上がる動作や急に振り返る動作など、症状が出やすい状況を確認しながら施術方針を考えました。

施術の考え方

今回の症例では、良性発作性頭位めまい症そのものを整骨院で診断・治療するという考え方ではなく、医療機関で診断を受けていることを前提として、身体の状態や姿勢などを確認しながら施術を進めました。

元の記事では「血流改善の整体」「身体のバランスを整える整体」と記録されており、それらを中心に施術を行っています。

また、自宅で取り組めるセルフケアとして、姿勢などについてもアドバイスしました。

めまいは原因によって対応が異なるため、すべてのめまいに同じ施術を行うのではなく、医療機関での検査結果やこれまでの経過を確認したうえで対応することが重要だと考えています。

施術後の経過

1〜4回目

初回から4回目までは、1週間に1回程度のペースで状態を確認しました。

身体の状態や姿勢などを確認しながら施術を行い、自宅でもセルフケアを続けていただきました。

施術を重ねるにつれて、めまいを感じる頻度が少しずつ減っていきました。

5回目以降

症状の変化を確認しながら、5回目以降は約2週間、その後は約3週間と施術間隔を空けていきました。

間隔を空けながら、日常生活でめまいやふらつきがどの程度出るのかを確認しました。

7回目

最終的には、朝の起き上がりや振り返った時に感じていためまい・ふらつきがほとんど気にならなくなりました。

来院時に困っていた車の運転や仕事についても、支障を感じなくなったため、初回を含めて7回で施術を終了しました。

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

自宅で行っていただいたセルフケア

今回の患者さんには、施術だけではなく、自宅で取り組めるセルフケアについてもお伝えしました。

めまいがある場合は無理に身体を動かさず、安全を確保したうえで行うことが大切です。

当院で紹介しているセルフケアについては、下記の動画でもご説明しています。

院長の考察

今回の患者さんは、すでに病院で検査を受け、良性発作性頭位めまい症と診断されていました。

それでも症状が残り、朝の起き上がりや振り返る動作だけではなく、車の運転や仕事にも影響していたことが大きな悩みでした。

めまいの場合、まず重要なのは「身体のバランスが悪いからめまいが起きている」と決めつけないことだと考えています。

めまいにはさまざまな原因があるため、まず医療機関で必要な検査を受け、そのうえで診断やこれまでの経過を確認することが大切です。

今回も、良性発作性頭位めまい症という診断を前提として、姿勢や身体の状態、どのような動作で症状が出るのかを確認しながら施術を進めました。

また、症状だけを見るのではなく、患者さんが実際に困っていた「車を運転する」「仕事をする」といった日常生活まで確認しながら経過を見ています。

7回目には、めまい・ふらつきがほとんど気にならなくなっただけではなく、車の運転や仕事にも支障を感じなくなりました。

症状の有無だけではなく、患者さんが困っていた日常生活に戻れているかどうかまで確認することが、この症例では特に重要だったと考えています。

めまいでお悩みの方へ

めまいには、良性発作性頭位めまい症だけではなく、さまざまな原因があります。

そのため、めまいが続いている場合は、まず医療機関で必要な検査・診断を受けることが大切です。

ひこばえ整骨院では、すでに医療機関を受診したものの症状や身体の不調が残っている方について、これまでの経過や身体の状態、日常生活で困っていることを確認したうえで施術方針を考えています。

めまいに対する当院の考え方や施術については、下記の症状別ページで詳しくご説明しています。


めまいの原因や施術について詳しく見る

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

この記事の執筆・監修者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤克也

齋藤 克也

ひこばえ整骨院 院長

柔道整復師(国家資格)

ひこばえ整骨院では、院長の齋藤克也が患者さんの身体の状態を確認し、施術まで一貫して担当しています。

当サイトの症例記事では、実際に来院された患者さんの経過をもとに、来院時のお悩み、身体の状態、施術の考え方、その後の変化についてご紹介しています。

症状名や画像上の所見だけで判断するのではなく、「どのような動作で困っているのか」「日常生活で何ができなくなっているのか」まで確認することを大切にしています。

2019年には、セルフケアや身体の使い方についてまとめた書籍を出版。現在も臨床に携わりながら、患者さんに身体の状態をできるだけ分かりやすく伝えることを心がけています。