仙腸関節炎がなかなか治らない理由と改善のヒント|整骨院の視点から解説

「病院で異常なしと言われたけど、腰の奥の痛みが続いている…」

「治療しているのに、なぜかすぐに元に戻ってしまう…」

そんな風に悩んでいる方は、仙腸関節炎が“慢性化”している可能性があります。

この記事では、仙腸関節炎がなかなか良くならない原因と、改善につなげるための視点・考え方を、整骨院の立場からわかりやすく解説します。


なぜ仙腸関節炎は治りにくいのか?

そもそも仙腸関節は「ほとんど動かない」とされる関節です。

そのため、画像検査(レントゲンやMRI)でも異常が写りにくく、医療機関では見逃されやすい場所でもあります。

しかし実際には、日常の動作の中で仙腸関節には小さな動きが生まれ、それがゆがみや炎症を引き起こしているのです。

治らない理由は、以下のような複数の要素が絡み合っている場合が多いです。

1. 根本原因へのアプローチができていない

痛みがある部分だけに注目して、その場しのぎの治療(電気やマッサージ)だけを行っていても、仙腸関節にかかるストレスの根本原因が改善されていない場合は、すぐに元に戻ってしまいます。

骨盤の傾き、体幹の筋力低下、足の使い方などをトータルで評価する必要があります。

2. 関節の「動きすぎ」または「硬さ」

仙腸関節炎には、関節がゆるくなり不安定になっているケース(動きすぎ)と、周囲の筋肉が固まりすぎて動かないケース(硬さ)があります。

どちらのタイプかを見極めずにケアを続けていると、逆効果になる場合もあります。

3. 生活習慣が変わっていない

姿勢や座り方、歩き方、片足荷重のクセなど、日常の習慣が変わっていないと、いくら治療をしても痛みはぶり返してしまいます。

特に、「長時間の座り姿勢」「前かがみ」「足を組む」などは要注意です。


改善のために必要な3つの視点

では、どうすれば仙腸関節炎を根本から改善していけるのでしょうか?

整骨院の現場で多くの患者さんと向き合ってきた中で、症状が改善していく方には共通して“3つの視点”があります。痛みのある部分だけにとらわれず、全身のバランスや使い方まで意識することが重要です。

1. 骨盤のバランスを整える

仙腸関節は骨盤の中心にある関節です。骨盤が前傾・後傾・左右でズレていると、仙腸関節に不均等な負荷がかかり、慢性的な炎症の原因になります。

整骨院では手技での骨盤矯正や、腸腰筋・大臀筋などのインナーマッスルへのアプローチを行い、関節の安定性を高めていきます。

2. 筋肉の使い方・力の入り方を再教育する

腰だけで体を支えていたり、片足に体重をかける癖があると、痛みのループから抜け出せません。
「呼吸を整える」「左右均等に力を使う」といった基本を身体に再教育することで、再発しにくい状態に導きます。

3. 日常動作・習慣の見直し

普段の姿勢や歩き方、立ち上がり方などに仙腸関節に負担をかけるクセが潜んでいます。
整骨院では、施術と同時に「どう動けば再発を防げるか」までアドバイスし、根本的な改善につなげます。

まとめ|「よくなったのに、また痛む」を繰り返さないために

仙腸関節炎がなかなか改善しないのは、単なる筋肉のこりや炎症だけでなく、体の使い方・生活習慣・関節の安定性など、さまざまな要素が複雑に絡んでいるためです。

一時的な痛みの解消ではなく、「なぜ痛みが出るのか?」に向き合うことが、根本改善への第一歩です。

「これまでいろいろ試してきたけど治らない…」と感じている方こそ、一度視点を変えてみることをおすすめします。

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ひこばえ整骨院仙腸関節炎に対する治療

ひこばえ整骨院では仙腸関節炎の治療を非常に得意としています。

悪い部分だけを見るのではなくそれ以外の歩き方や立方体の使い方を全て見て一番最適な治療方法を選んで行きます。

もしあなたが仙腸関節炎による腰痛、痺れ、だるさで悩まれているならば是非下記をご覧ください。