「歩いていると、まるで地面が揺れているような感覚がする」
「目の前がフワフワしてまっすぐ歩けない」
「何となく常に浮いている感じがする」
こうした症状に心当たりはありませんか?
これは浮動性めまいと呼ばれる状態で、耳や脳の異常がない場合は首のゆがみや自律神経の乱れが関係している可能性があります。
本記事では、浮動性めまいの原因から、整骨院での対処法、日常生活で気をつけるポイント、自宅でできるセルフケアまで詳しく解説します。
もしこの記事を読んでいる段階で、まだ病院などにいかれていない場合は、まずはきっちりと検査をするようにしましょう。
自分は大丈夫と思わずに、まずは大きな病気などがないと言うことを確認する方が無難ですのでご理解ください。
フワフワするめまい(浮動性めまい)とは?
浮動性めまいは、「天井がぐるぐる回るような回転性めまい」とは異なり、地に足がつかないような不安定感が特徴です。
多くの方が「ふわふわする」「ゆらゆら揺れている感じ」「自分が傾いているような感じ」と表現します。
また、以下のような症状も一緒に現れることがあります。
- 首や肩のこり・張り
- 頭重感(頭が重く感じる)
- 不安感や息苦しさ
- 集中力の低下
これらの症状は自律神経の乱れや筋肉の緊張が関与しているケースが多くあります。
浮動性めまいの主な原因
フワフワするめまいの背景には、以下のような原因が考えられます。
言葉が難しいので自律神経のお話を簡単にさせていただきます。
自律神経は、意識しなくても働いてくれている「体の司令塔」のような存在です。
主に以下の2つの神経で構成されています。
- 交感神経:活動・緊張・ストレス時に優位
- 副交感神経:休息・回復・リラックス時に優位
この2つがバランスよく働くことで、心拍・呼吸・血圧・内臓の動き・血流・体温調整などが正常に保たれます。
① 首のゆがみや筋肉の緊張
現代人は、スマホやパソコン作業などによって長時間うつむいた姿勢をとることが多く、首の筋肉が固まりやすくなっています。
この状態が続くと、首にある自律神経の中枢(交感神経幹)を圧迫し、めまいにつながることがあります。
簡単に言うと体が興奮状態になっていると考えてください。
② 自律神経の乱れ
ストレスや不規則な生活習慣により、交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、血流や内耳の機能が不安定になり、めまいが起こりやすくなります。
特に「朝起きたとき」や「寝る前」にふわっとする人は、自律神経の影響が強く疑われます。
本来であれば、朝起きた時と言うのは、体が一番元気でエネルギーに満ち溢れている状態です。
しかし、それがしんどい状況が続いたり、めまいが起きると言う事はそれだけ体がマイナスに働いてしまっている1つの証拠でもあります。
③ 睡眠不足・過労
睡眠不足や身体の疲労が蓄積していると、脳への血流や情報処理能力が低下し、バランス感覚にも影響が出ます。
めまいとともに倦怠感・疲労感・眠気がある人は注意が必要です。
整骨院でのアプローチ方法
当院では、以下のようなステップで浮動性めまいの改善をサポートしています。
- 詳細な問診と検査:生活習慣・ストレス・睡眠なども確認し、原因を明確にします。
- 姿勢・ゆがみの調整:頚椎(首)や骨盤のズレを整え、神経や血流の通り道を改善。
- 筋肉の緊張を緩める施術:特に首・肩・背中まわりを重点的にほぐし、自律神経の安定を促します。
- セルフケアの指導:自宅でできるストレッチや呼吸法をお伝えします。
「病院で検査しても異常なし。でもふわふわする…」という方こそ、ぜひ一度ご相談ください。
基本的に私が行っているのは、体の歪みやバランスを整えて血液循環を良くしていく。
その上で自律神経を整えていき、めまいを減らしていく。
というのが概念となります。人によって施術方法や実践する内容が変わってきます。
日常生活で気をつけるべきポイント
浮動性めまいは、日常生活の中にある“悪い習慣”が原因になっていることも多くあります。
以下のポイントを意識するだけで、予防や改善につながります。
- スマホやパソコン作業は30分ごとに休憩
- 睡眠は最低6〜7時間確保
- 水分をしっかり摂る(脱水でめまいが悪化)
- 気温差に注意(特に夏と冬の冷房・暖房)
- 光や音の刺激を減らす(特に寝る前)
この中でも特にスマホやパソコンを触らないと言う事は絶対に難しいと思います。
まずは休憩を取ると言う事と上記以外に30秒だけでもいいので、視覚情報を減らすという意味で目を閉じるなどしてみてください。
それだけでも自律神経が整っており、体の興奮状態が治まったりすることがあります。
・首をゆっくり左右に倒し、15秒ずつキープ
・肩を回して肩甲骨を動かす
※呼吸を止めずに行うのがポイントです
② 腹式呼吸(リラックス呼吸)
1日5分、深くゆっくり息を吐く呼吸法を行うことで、副交感神経が優位になります。
③ 入浴で血流改善
38〜40度のお湯に10〜15分程度入ることで、全身の血流が良くなり、自律神経も安定します。
まとめ|フワフワするめまいは、生活と体の見直しで改善できる
フワフワとしためまいは、命に関わる症状ではないことが多い反面、日常生活の質を大きく下げるやっかいな症状です。
特に歩いているときに、ふらつきやめまいが出ると外出するのが怖くなってしまう方もいらっしゃいます。
そうなると、日常生活の中でも支障をきたしてしまうので、少しでも早く症状を緩和できるようにしていきましょう。
原因を「脳や耳」だけでなく、「首・自律神経・姿勢」なども含めて総合的に考えることで、根本的な改善につながります。
当院では、身体のゆがみ・緊張・生活習慣の乱れをトータルで見直しながら、再発しない体づくりをサポートしています。
「何をしても治らない」と諦める前に、ぜひ一度ご相談ください。
【この記事のまとめ】
- フワフワするめまい=浮動性めまいは、自律神経や首の影響が大きい
- 原因がわかれば、整骨院の施術で改善が期待できる
- 姿勢・ストレス・生活習慣を見直すことが予防につながる
ひこばえ整骨院めまいに対する治療
ひこばえ整骨院ではめまいの治療を非常に得意としています。
悪い部分だけを見るのではなくそれ以外の歩き方や立方体の使い方を全て見て一番最適な治療方法を選んで行きます。
もしあなたがめまいによるふらつきなどで悩まれているならば是非下記をご覧ください。