体が硬いと腸も固まる?柔軟性と下痢の意外な関係

体が硬いと腸も固まる?柔軟性と下痢の意外な関係

「姿勢と下痢って関係あるの?」

そう思う方も多いかもしれません。

しかし実は、腸の調子は身体の柔軟性や姿勢バランスと密接に関わっているのです。

特に慢性的な下痢やお腹の不安定さに悩んでいる方は、「食事」や「ストレス」だけでなく、“体の硬さ”という要因にも目を向けてみてください。

私の体験:体が硬い日はお腹も不調になりやすい

私自身、もともと柔軟性はあまりない方でした。

忙しくてストレッチや軽い運動を怠っていた時期には、お腹が張る・ガスがたまる・下痢気味になるといった不調が増えたことを覚えています。

特に朝、前屈しても手が膝くらいまでしか届かないような日は、腸の動きも鈍く、排便も不安定でした。

逆に、週に2~3回軽いストレッチを行っていた時期は、明らかにお腹の調子が安定しやすく、便も理想的な状態に近づいていました。

なぜ姿勢や柔軟性が腸に影響するのか?

腸は内臓の中でも特に「体の外側」の影響を受けやすい器官です。

1. 骨盤の傾きが内臓に圧力をかける

猫背や反り腰になると、骨盤の角度が崩れて内臓の位置がズレやすくなります。

腸に物理的なストレスがかかり、腸の動きが不安定に。

結果として、便が早く押し出されてしまい、下痢につながるケースが増えるのです。

姿勢が悪くなると、骨盤が圧迫されて、腸や内臓の動きが悪くなる

2. 自律神経のバランスが乱れる

姿勢が悪いと呼吸が浅くなり、交感神経が優位になりがちです。

腸は副交感神経の働きでスムーズに動くため、ストレス状態が続くと下痢やガスなどの症状が出やすくなります。

自律神経の働きが悪くなれば、神経が過敏になったり、鈍感になることで内臓の働きが悪くなる

3. 筋肉や筋膜が硬くなると腸の動きが制限される

腸は腹部や腰まわりの筋肉・筋膜に包まれています

そのため、これらの筋肉が固まると、腸の動き自体が物理的に制限されるのです。

結果として、排便のリズムが崩れ、軟便や下痢になりやすい状態になります。

筋肉や筋膜が硬くなると、内臓の働きも悪くなり、腸が正常に動かない

改善のためにやってよかったこと

私が日々実践している習慣をご紹介します。

  • ● 朝起きてすぐに前屈ストレッチを15秒 × 2セット
  • ● お風呂上がりに骨盤・股関節まわりを中心にゆっくり伸ばす
  • ● 週に1~2回、軽いウォーキングを取り入れる

これらを継続することで、腸の調子が整いやすくなり、下痢の回数も明らかに減りました。

「ストレッチだけで変わるの?」と疑問に思うかもしれませんが、毎日続けることで体感できる変化があります。

 

腸を整えるための“体の使い方”ポイント

  • ● 長時間座るときは、骨盤を立てて座る姿勢を意識
  • ● 1時間に1回は立ち上がって、簡単な屈伸運動や腰回しをする
  • ● 寝る前に腰まわり・腹部を中心に軽いストレッチを5分行う
  • お腹・足元を冷やさない(腹巻やレッグウォーマーも効果的)

腸の不調に悩んでいる方こそ、内臓だけでなく“体の外側”のケアにも注目してみてください。

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まとめ:腸の不調は、姿勢からのSOSかもしれません

腸内環境は「食べ物」「ストレス」だけでなく、姿勢・柔軟性・筋肉の硬さとも深く関係しています。

「何を食べてもダメだった…」と感じている方は、体のバランスや筋肉の状態を見直すことが、大きな改善のヒントになるかもしれません。

まずは今日から、1日5分のストレッチや座り方の見直しなど、できることから始めてみてください。

「何を食べてもダメ…」と感じる方こそ、体のバランスや動きを見直してみることが、改善の大きなヒントになります。

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