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椅子からや朝立ち上がるさいに

【びきっ!痛い!】

こんな風なギックリ腰のような痛みを感じた事はないでしょうか?

仙腸関節障害(せんちょうかんせつしょうがい)というのは、腰や骨盤、お尻太もも足にかけてまで痛みがでてくる病気です。

仙腸関節障害の症状の出方は人によって異なり、痛みだけではなくしびれのような症状もでてくることがあります。

痛みがきついものだと立ち上がる、起き上がる、寝ることすらきつい場合もあります。

仙腸関節障害は骨の異常ではないため、レントゲン検査でも見つからず、単なる腰痛として見逃されやすいものです。

整骨院や整体院では知っている先生がいれば、きちんと見てもらえるかもしれませんが注意が必要です。

気を付けたいのが、腰をマッサージすればよくなると思いがちですが、仙腸関節障害ではマッサージが逆効果になることもあります。

今回は仙腸関節の痛みが出たときの対処法や、やってはいけないことについてもお話していきます。

仙腸関節障害、仙腸関節炎とは

 

骨盤

仙腸関節障害(せんちょうかんせつしょうがい)とは、骨盤をつなぐ関節である仙腸関節(せんちょうかんせつ)に、何らかの原因で負担がかかり続けたことで関節の動きがなくなった状態をいいます。

仙腸関節は仙骨(せんこつ)と腸骨(ちょうこつ)という骨を結ぶ関節です。

これらの骨で骨盤(こつばん)ができています。

仙腸関節は靭帯(じんたい)という強い筋肉の繊維の束によって固定されています。

そのため仙腸関節はもともと最大でも2~3mmほどしか動かない関節です。

他の関節より少ない範囲の動きですがとても重要な関節で、体のバランスを保つ役割があります。

よく骨盤が歪むなどと言いますが、この部分の事を言います。

これがあることで私たちは歩いたり走ったり、前かがみになったり物を持ち上げたりすることが可能になっているのです。

仙腸関節は歩く、走るという動作の時下半身が地面から受ける衝撃を上半身に逃がし、上半身で物を持った時などの負担を下半身に逃がしたりします。

生活する上で仙腸関節の動きは欠かせないものです。

普段動いている感覚がほとんどないため、逆に硬くなったな~という感覚も当然ありません。

そのため負担が毎日かかり続けているということに、自分では気が付けないのです。

 

そうして知らない間に仙腸関節への負担はどんどん溜まっていき、関節が動かせないほどに硬くなってしまうのです。

つまり日常的な負担が重なっていくことで、結果的に仙腸関節障害になるのです。

 

仙腸関節に障害が起こって関節に炎症が起こった状態を特に、仙腸関節炎(せんちょうかんせつえん)ともいいます。

ぎっくり腰のように、ある日突然激しく痛くなってしまいます。

ぎっくり腰は主に腰の痛みですが、仙腸関節炎が起こると骨盤やお尻、太ももなどにまで痛みやしびれを感じることも多くあります。

坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)のような痛み、と例えられることもあります。

仙腸関節炎の場合は特に寝てれば治る、というよりも、寝ていると悪化する場合が多く、早めの対処、治療が必必要です。

仙腸関節障害、仙腸関節炎になる原因

 

姿勢が悪い

 

仙腸関節障害は仙腸関節が硬くなって、関節の動きに余裕がなくなることで起こります。

主に日々の体の使い方が悪いことで負担が積み重なり、仙腸関節障害になります。

仙腸関節に負担がかかり続ける体勢としては

  1. 長時間の運転やデスクワーク、立ちっぱなしなど同一姿勢が長い
  2. 背中が丸くなる姿勢で座る癖のある人
  3. 極端に胸を張る姿勢   

 ・・・etc…

仙腸関節を結ぶ靭帯が硬くなって炎症を起こします。

立ち姿勢でも背中が丸く、膝が曲がった姿勢、腰を反らせる姿勢、お腹を前に突き出すような座り方や立ち方など。

これらすべての姿勢の癖があると、常に仙腸関節に力が入り続けることになります。

ぎっくり腰になるときのように、急に重いものを持ち上げたり、無理な体勢をしたりしても突発的な仙腸関節の障害(仙腸関節炎)を起こす可能性は高いです。

 

基本的には日常的な姿勢、体の使い方の積み重ねが仙腸関節障害の原因となります。

多くの仙腸関節障害は直ぐに痛みが引くものではありません。

仙腸関節の障害にブロック注射は?

一時的にブロック注射などで痛みを麻痺させてしまえば早いのですが、必ず再発します。

炎症が起こっているところに痛みを感じにくくする注射を打ち、痛みを感じなくなることでまた動き出す。

そうすると炎症が治まりきっていないのに体を以前のように動かしてしまうことになり、また炎症がぶり返してしまうのです。

一時的に痛みが和らいだからといって、すぐにいつも通りに動かないように気を付けましょう。

しっかり治療の期間をもって徐々に改善していかなければならないのです。

仙腸関節炎になったときの対処法

代替テキスト

強い痛みが出るような仙腸関節炎になったときはまず安静にしましょう。

安静、といっても楽な体勢になっておく、ということが最優先です。

痛みが出始めたときに無理に動かして自分で治そうとは思わないでください。

痛みはそれ以上無理をしないで!という体からの警告です。

固まってるだけなら動かせば治る、と考えてしまう方もいますが仙腸関節炎の場合、そうではありません。

動かし方を間違えてしまうと悪化する可能性もあります

自己流で痛む場所を強い刺激でストレッチしたりマッサージをするのもやめておきましょう。

仙腸関節炎は関節で火事が起こっている状態です。

強く動かしたり血流をよくするように刺激してしまうと、炎症部分では火が強くなってしまいます。

まずは安静、無理のない体勢でいること。

 

可能であれば、痛む場所を氷でアイシングしておきましょう。

氷を袋に入れて、少し水を入れた状態で痛む場所に当てて10~15分程度アイシングします。

氷がない場合は保冷剤をガーゼやハンカチなどでくるみ、痛む場所を10分程度冷やすようにしましょう。

保冷剤を地肌に当ててしまうと表面だけ冷たくなり、皮膚が凍傷のようになってしまいます。

氷の場合0℃以下にはならないので凍傷にはならずに炎症部分を冷やすことができます。

急に痛みがでたときなどはまず一度冷やしてから、全身を温めるようにします。

お風呂などで温めたあとに、上がってからまた痛みが強くなるようであればアイシングをもう一度行います。

基本は安静にします。

まだ動くことができる状態の場合は、近くの整骨院、整体院などですぐにみてもらいましょう。

仙腸関節炎になったときにしてはいけないこと

危険

仙腸関節炎になったとき、まず痛みが強くなる動きはしないでください。

痛いのを我慢して我慢して動かしたら自然に治る、と思い込んでいる人がいらっしゃいますが、違います。

基本的に痛みが強くなる動きは、今の痛みがひどくなるだけなので我慢して動かす必要はありません。

先ほどの対処法のところでも言いましたが、痛みが出てる部分を強くストレッチしたり、マッサージしたりすることはやめましょう。

当然マッサージ屋さんで腰やお尻をマッサージしてもらうなどは危険なのでやめましょう。

当院でも仙腸関節炎の患者さんで、最初はちょっと痛いくらいだったのに、自己流でテニスボールなどを使って強くマッサージし過ぎた結果…。

症状が悪化してしまい、お尻から足先までしびれが止まらなくなった、

という方がいらっしゃいました。

インターネットで紹介されているものすべてが万人に共通して効果があるかというと、そうではありません。

まずは自分の体の様子をみながら、今の自分にできることを可能な範囲ではじめていきましょう。

できるだけ寝る前やお風呂上りなど、全身の筋肉の緊張が緩んでいるタイミングで行うのがお勧めです。

 

 

仙腸関節障害を改善するためのストレッチ

仙腸関節障害になった場合、仙腸関節以外の動かせる範囲を広げていけるように、周辺の筋肉を少しずつストレッチをします。

痛みがあればすぐにストップ

これを守りながらストレッチを行って下さい。

動画もでご紹介しているので参考になさって下さい。

 

お尻の筋肉のストレッチ

座ってする方法

椅子やベッドに座って片足を組んで下さい。組み方は太ももに外くるぶしが当たるようなイメージでくるようにしましょう。

お尻を伸ばすストレッチ

できるだけ猫背にならないように胸から体を前に倒していきましょう。

足を組んで上にしている方のお尻の外側がストレッチされています。

 

仰向けになってする方法

床ベッドに仰向けになって座ってください。

写真のように伸ばす方の足を上にして、曲げている方の足を胸に近づけるように抱え込んでください。

お尻を伸ばすストレッチ

座っている時と同じように足を組んでいる方のお尻から太ももあたりが伸びていればうまくストレッチできている証拠です。

お尻の筋肉を直接伸ばすストレッチですので仙骨に痛みを感じている方は非常に効果があります。

必ず左右均等に行いましょう。

 

梨状筋を直接伸ばすストレッチ

梨状筋というのは下の写真のようにお尻から股関節の外側についている筋肉です。

仙骨という骨に直接付いているので梨状筋の筋肉を緩めることによって効果が上がります。

寝てお尻を伸ばすストレッチ

床もしくはベッドにうつ伏せに寝てください。

伸ばす方法の膝を曲げて手で足首を持つようにしましょう。

持った方の足を外側に倒していくとお尻が伸ばされているのが分かると思います。

体が硬くでできないという方は家族の方に手伝ってもらっても構いません。

必ず左右均等に行いましょう。

 

仰向けになり太ももの外側を伸ばすストレッチ

腰をひねるのと似ていますが仰向けになり腰をひねっていきます。

この時に腰をひねるのを中心にして行うのではなく手で太ももの外側を持ちます。

うつ伏せでお尻を伸ばすストレッチ

外側を持つことによって太ももの外側が伸ばされていきますので腰ではなく足がストレッチされていることを感じてください。

仙腸関節障害向きのストレッチは動画でも分かりやすく紹介しています。

よければ参考にしてください。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は仙腸関節が痛くなった時の治し方についてお話していきました。

仙腸関節が痛い、ということ自体とても見逃されやすいものですが、体の中で最も重要なはたらきをしている関節です。

痛みが出たときには正しい対処をしなければ、悪化したり再発してしまうのは避けられません。

それだけ常に負担がかかっている関節ということです。

日ごろからストレッチを心がけて行なっていると、動きが悪くなった時、痛みが出たときに早く気が付いて対処できます。

ですが普段から体のメンテナンスをしていない人が仙腸関節の突然の痛みを感じると、もう自分でできる対処の範囲を越えてしまっていることが多いです。

無理せず、我慢せず、適切に対処してくれる治療院に行きましょう。

ひこばえ整骨院でも仙腸関節の痛みのご相談は受け付けています。

もしお困りごとがありましたらお気軽にご相談ください。

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齋藤の写真執筆者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤 克也(監修)

柔道整復師(国家資格保持者)

業界歴16年。

18歳の頃から整骨院1筋で西宮市で痛みに悩まれている方のお役に立てる様に日々精進中。

現在ストレッチの本を執筆中。年内に発売予定。

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