齋藤の言葉

ストレッチをしようと思っても坐骨神経痛でなかなか思うようにできない。 ご自身で対策をされている方も多いと思います。立っていれば痛くないけども座ると痛い。座ると痛いけれども寝ると痛くない。それぞれ体勢によって症状が全く変わってきます。今回お話をさせていただくのは座った状態で坐骨神経痛を解消するストレッチをご紹介します。いろいろな体位によって痛みが変わると思うのでその時の状況状態に合わせながら実践してみてください。

坐骨神経痛はとても便利な病名?

坐骨神経痛と言うのは肩こりや腰痛と同じようにすごく大まかな病名となります。

どちらかと言えば病名と言うよりは症状と言ったほうが正しいです。

例えば、脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)、腰椎ヘルニア、腰椎すべり症、仙腸関節炎(せんちょうかんせつえん)などの ような症状でもしびれや痛みが出ることがあります。

単純に腰やお尻の筋肉が硬くなっても坐骨神経痛が出てきます。

坐骨神経が圧迫していたり、炎症が起き痛みが出てしまえば坐骨神経痛と診断を下されます。

便利な言葉ではありますが、非常に曖昧な言葉でもあります。

まず坐骨神経痛と言う言葉に敏感になりすぎないようにしてくださいね。

今あげた4つの病名、筋肉が硬くなっての坐骨神経痛ですが、すべてに共通するポイントがあります。

それが太ももの前の筋肉と太ももの後ろの筋肉が硬すぎる。

と言うことです。

坐骨神経痛と太ももの前側と後側が硬くなる関係性は非常にあります。

理論的なお話もさせてもらいながら、痛みの改善方法も同時にご紹介します。

足が硬くなるとなぜ坐骨神経痛になるの?

太ももの前の筋肉と、太ももの後ろの筋肉は骨盤からスタートします。

下の写真をご覧いただきたいですが、太ももの前には大体四頭筋。

太ももの後にはハムストリングスと呼ばれる筋肉がついています。

この2つの筋肉が骨盤を支えているのですが、腰が痛くなったり、背中が硬くなったりしてしまうと足に負担がかかります。

足に負担がかかってしまうと背中の負担が逃げることができないのでさらに腰が硬くなります。

腰も負担が強すぎるので足に頼りたいのでまた足に負担を強いると言う状態になります。

負の連鎖が腰と足に起こってしまうケースです。

お互いがお互いに負担のなすりつけ合いをするので結果的に腰は痛くなってしまうし、足も硬くなってしまい共倒れとなってしまいます。

これが足が硬くなってしまうと坐骨のケースを起こす理由です。

ストレッチをする際の注意点

今からストレッチの方法をご紹介しますが、注意点があります。

強くした方が、思いっきりしたほうが効果があるだろう。

そんなふうに考えている方がいらっしゃいます。

この考え方は非常に危険ですので痛みがある、しびれがある状態でストレッチをどんどんするのはやめておきましょう。

あくまでもしびれや痛みが出ない範囲でストレッチを行うようにしてください。

無理矢理するとかえって痛みが出る可能性があります。

これだけ守って頂ければ基本的には大丈夫です。

座ってできる坐骨神経痛改善のストレッチその1

椅子に座り下の写真のように片方の足を前片方の足を後ろに引いてください。

車輪が付いている椅子があれば 足を固定したまま体を前にスライドしてください。

なかなか自宅に車輪の椅子はないと思うので、足を少しずつ後ろに引くような形で大丈夫です。

太ももの前が気持ちよくストレッチされていればその状態で5秒間から10秒間持続的に行いましょう。

逆反対の足もかばっている可能性がありますので必ず両足とも行ってください。

座ってできる坐骨神経痛改善のストレッチその2

椅子があれば2つ用意をしてください。

1つ高い椅子、もう一つを低い椅子用意をしてください。

もしもなければ床で構いませんのでお尻の方を高くして勾配をつけるようにしてください。

足を伸ばし片側の足を下の写真のように下ろします。

腰が痛くない程度にゆっくりと前屈をしていきましょう。

太ももの後ろがストレッチされていけばその状態から5秒間から10秒間キープをしてください。

これも先ほどと同じように左右均等にストレッチしてください。

以上2つのストレッチをして太ももの後ろと太もも前側を伸ばし骨盤を緩くしてあげましょう。

座る以外の坐骨神経痛のストレッチ方法

日によっては断たったほうが楽、座ったほうが楽、寝たほうが楽など変わってくると思います。

動画の方でそれぞれに対応するストレッチをご紹介しています。

その日の症状や状態に合わせながら手順を変えていきましょう。

 

 

まとめ

今回多くのことをお話しさせていただきましたが、坐骨神経痛と言う言葉にまず敏感になりすぎないようにしましょう。

病名と言うよりは1つにまとめた症状と考えていただければ結構です。

今回お話をさしてもらったのは、太ももの前の筋肉と太ももの後ろの筋肉を緩める方法。

この2つの筋肉は骨盤からスタートしているので腰痛に非常に関係性の高いものです。

痛みやしびれを我慢しながらストレッチをするのではなく、その時々に合わせて今日は立ったほうがいいな。

今日は座ったほうがいいな。

などのように選択肢が広がるようにストレッチを行っていきましょう。

今回の記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

 

ひこばえ整骨院の坐骨神経痛に対する治療

ひこばえ整骨院では坐骨神経痛の治療を非常に得意としています。

悪い部分だけを見るのではなくそれ以外の歩き方や立方体の使い方を全て見て一番最適な治療方法を選んで行きます。

もしあなたが坐骨神経痛による足や腰の痛みや痺れで悩まれているならば是非下記をご覧ください。