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症例の概要

外反母趾の痛みが強くなり、歩いたり踏ん張ったりする動作がつらくなっていた40代女性の症例です。

以前から外反母趾がありましたが、来院の2か月ほど前から痛みが強くなり、日常生活でも歩くことが億劫になっていました。

さらに股関節や膝にも痛みがあり、30分ほど歩くと股関節にも痛みを感じる状態でした。

介護タクシーの運転手として仕事をされており、仕事や日常生活にも影響が出ていたため来院されました。

患者さん

Nさん 40代女性

お住まい 西宮市

お仕事 介護タクシー運転手

来院日 平成29年4月

来院時のお悩み

  • 外反母趾の痛みが強くなっている
  • 歩くと足の親指周辺が痛む
  • 踏ん張る動作がつらい
  • 歩くこと自体が億劫になっている
  • 30分ほど歩くと股関節も痛くなる
  • 膝など他の部位にも痛みがある

Nさんは以前から外反母趾がありましたが、来院の2か月ほど前から痛みが強くなっていました。

外反母趾だけではなく、股関節や膝などにも痛みがあり、日常生活のさまざまな動作で身体の負担を感じていました。

また、以前から頚椎ヘルニアや顎関節症についても医療機関等で指摘を受けていたとのことでした。

これまでの経過

外反母趾の痛みが強くなる以前から、身体のさまざまな場所に不調を感じていました。

鍼灸院にも通われていましたが、外反母趾の痛みや歩いた時のつらさが残っていました。

仕事先は大阪でしたが、ご自宅が西宮市にあり、通いやすい場所で身体の状態を確認してほしいということで当院へ来院されました。

当院で確認した身体の状態

外反母趾の部分だけではなく、立った時の姿勢や身体の重心、股関節・膝・足首などの動きを確認しました。

足の親指には外反母趾による変形があり、その周辺に痛みがみられました。

また、立った姿勢では身体が前方へ移動しやすい傾向があり、股関節や膝にも痛みが出ていました。

今回の症例では、足の親指だけを見るのではなく、立ち方や歩き方、股関節・膝・足首なども含めて身体全体の状態を確認しながら施術を進めることにしました。

施術の考え方

初回は、姿勢や立ち方を確認したうえで、股関節・足首・足の親指周辺を中心に施術を行いました。

歩いた時や踏ん張った時に足の親指周辺へどのように負担がかかっているのかを考えるため、普段の立ち方や歩き方についても確認しました。

施術だけではなく、日常生活での身体の使い方についてもお伝えし、その後の症状や動作の変化を確認しながら進めました。

施術後の経過

2回目|歩き方・立ち方も確認

2回目は初回から3日後に来院されました。

この段階では、外反母趾の痛みに大きな変化はありませんでした。

普段から姿勢を意識していただいていましたが、仕事や日常生活の中では難しい場面もあったため、歩き方や立ち方について改めて確認しました。

3〜4回目|股関節の痛みに変化

3回目頃には、股関節の痛みに変化がみられました。

ご本人の感覚では、初回の痛みを10とすると5程度まで軽くなっていました。

一方で、この頃には膝の痛みを感じることもあったため、足だけではなく膝周辺の状態についても確認しながら施術を進めました。

5〜6回目|長時間歩いた時の足の痛みにも変化

6回目頃には、外反母趾の痛みをほとんど感じなくなっていました。

長時間歩いたり運動したりした際にも、足の痛みを感じにくい状態になっていました。

また、来院時に気になっていた股関節や膝の痛みについても、ご本人はほとんど感じなくなっていました。

仕事や日常生活でも、足の痛みを気にせず動ける時間が増えていました。

7〜9回目|仕事や長時間の運転時の状態も確認

その後は、仕事が忙しくなった影響もあり、首や肩周辺に痛みを感じる時期がありました。

そのため、身体の状態に合わせて首や肩周辺についても確認しながら施術を進めました。

9回目頃には、来院時に悩んでいた外反母趾、股関節、膝の痛みについては、ご本人はほとんど感じなくなっていました。

仕事が忙しい時や長時間車を運転した際にも、以前のような強い身体の負担を感じにくい状態になりました。

日常生活や仕事で困ることがなくなったことを確認し、一連の施術を終了しました。

院長の考察

今回の患者さんは、外反母趾による足の痛みだけではなく、股関節や膝など複数の場所に痛みを感じていました。

特に困っていたのが、歩いたり踏ん張ったりすると外反母趾の部分が痛み、歩くこと自体が億劫になっていたことです。

そのため、外反母趾の変形だけを見るのではなく、立った時の姿勢や歩き方、股関節・膝・足首などの状態も確認しました。

経過の中では、まず股関節の痛みに変化がみられ、その後、外反母趾や膝の痛みについても徐々に気にならなくなっていきました。

最終的には、長時間歩いたり仕事で車を運転したりした際にも、来院時のような痛みを感じにくくなっています。

今回の症例からも、外反母趾では親指の角度だけで経過を判断するのではなく、「歩くと痛い」「踏ん張るのがつらい」「仕事に支障がある」といった日常生活上の問題がどのように変化しているのかを確認していくことが大切だと考えています。

患者さんの直筆の声・経過写真

外反母趾の痛みで来院された40代女性の経過写真

外反母趾の痛みで来院された40代女性の経過写真

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

外反母趾でお悩みの方へ

外反母趾では、足の親指の形だけではなく、歩いた時の痛みや踏ん張りにくさなど、日常生活への影響も一人ひとり異なります。

ひこばえ整骨院では、足の親指だけを見るのではなく、立ち方や歩き方、股関節・膝・足首なども確認しながら、その方の身体の状態に合わせて施術方針を考えています。

外反母趾の原因や当院での施術について詳しく知りたい方は、下記の症状別ページをご覧ください。


外反母趾の原因や施術について詳しく見る

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

この記事の執筆・監修者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤克也

齋藤 克也

ひこばえ整骨院 院長

柔道整復師(国家資格)

ひこばえ整骨院では、院長の齋藤克也が患者さんの身体の状態を確認し、施術まで一貫して担当しています。

当サイトの症例記事では、実際に来院された患者さんの経過をもとに、来院時のお悩み、身体の状態、施術の考え方、その後の変化についてご紹介しています。

症状名や画像上の所見だけで判断するのではなく、「どのような動作で困っているのか」「日常生活で何ができなくなっているのか」まで確認することを大切にしています。

2019年には、セルフケアや身体の使い方についてまとめた書籍を出版。現在も臨床に携わりながら、患者さんに身体の状態をできるだけ分かりやすく伝えることを心がけています。