モートン病は再発しやすい?改善後に気をつけたい3つのこと
「やっと痛みが治まったのに、また同じ場所が痛くなってきた…」
モートン病は再発しやすい症状のひとつと言われています。
この記事では、せっかく改善したモートン病を再発させないために、日常で気をつけるべき3つのポイントをご紹介します。
モートン病はなぜ再発しやすいのか?
モートン病とは、足の中指と薬指の間にある神経が圧迫されることで、足の指の付け根に痛みやしびれが生じる症状です。
インソールの装着や痛み止めの薬、マッサージなどで一時的に楽になることはありますが、それだけで「治った」と思ってしまうと、再発のリスクが非常に高くなります。
なぜなら、モートン病の本当の原因は、単に神経が圧迫されるだけではなく、日常の姿勢や体の使い方、歩き方などの生活習慣全体にあるからです。
痛みがなくなったとしても、体の使い方や環境が変わっていなければ、神経に再び負荷がかかり、症状がぶり返してしまいます。
特にインソールや靴を変えることにより痛みがなくなった場合は注意が必要です。
なぜならば、インソールや靴で負担を変えているだけで、足にかかる癖が直接治っているわけではないからです。
そのまま炎症が収まって痛まない方もいらっしゃいますが、ほとんどの場合インソールや靴でもどうしようもない位症状が強くなってしまい、さらに悪化してしまうケースが多いです。
よくある再発の原因とは?
- 姿勢や歩き方が根本的に変わっていない: 猫背や反り腰、つま先重心の歩行などが残っていると、足の付け根に負担がかかり続けます。
- 足の筋力が不足している: 足裏やふくらはぎの筋肉が弱いと、足のアーチが崩れて神経を圧迫しやすくなります。
- ヒールや細い靴をまた履き始めている: 一時的に痛みが引いたことで元の靴に戻してしまうと、圧迫が再び起きやすくなります。
このように、生活習慣や姿勢のクセが改善されないままでは、モートン病は何度も繰り返す恐れがあります。
再発を防ぐためには、痛みのある箇所だけに注目するのではなく、体全体のバランスを整え、日常の使い方を変えていくことがとても重要です。
再発を防ぐために気をつけたい3つのこと
① 足裏に負担がかかる靴を避ける
つま先が細いパンプスやヒール、足に合っていない靴はモートン病を再発させやすいです。
つま先に余裕があり、クッション性がある靴を選びましょう。
100円均一のインソールでも自分に合うものがあるので、積極的に取り入れていきましょう。
どれだけ良いものを使っても時間の経過とともにへたってしまう可能性があるので、色々と試しながら実践してみてください。
② 日常の歩き方を見直す
モートン病の方は、足の前側に体重が乗りすぎる歩き方になっていることが多いです。
かかとから着地し、足裏全体を使って歩く意識を持ちましょう。
必要に応じて、専門家に歩き方をチェックしてもらうのもおすすめです。
私がお勧めしている歩き方を動画でご紹介しています。
下記からご覧になってください。
③ セルフケアの継続
改善してもセルフケアをやめてしまうと、筋肉の硬さや柔軟性が元に戻ってしまいます。
以下のセルフケアは痛みがなくなった後も予防のために継続してください:
こんな場合は再発のサインかも?
モートン病は、一度症状が落ち着いても生活習慣や体の使い方が改善されていない場合、再び痛みやしびれが現れることがあります。
以下のような症状が出ている方は、再発の初期サインである可能性が高いため、早めの対応が重要です。
- 少し歩くと足の裏がジンジンする: 長時間歩かなくても、わずかな歩行で足の指の付け根に違和感や軽い痛みを感じる状態は、再発の前兆です。
- 足の中指・薬指の間に違和感がある: 神経が再び圧迫され始めている可能性があり、ピリピリ・ムズムズ・圧迫感といった症状が徐々に強まることがあります。
- 立ち仕事の後に痛みが戻る: 日中は気にならなくても、仕事終わりや帰宅後に痛みが出る方は、足の負担が蓄積されている証拠です。
これらのサインは、症状が悪化する前の重要な警告信号です。
本格的に痛みが強くなる前に、セルフケアや生活習慣の見直しを始めることが、再発を防ぐ最善の対策になります。
「少し気になるけど、我慢できるから…」という段階で対応できれば、長期的な悪化を未然に防ぐことができます。
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まとめ:再発予防は「やめないこと」がポイント
モートン病は「痛みが引いた=完治」ではありません。
正しい靴選び・姿勢の見直し・セルフケアの継続が、再発を防ぐカギとなります。
予防の意識を持って、再発のない快適な生活を目指しましょう。
ひこばえ整骨院モートン病に対する治療
ひこばえ整骨院ではモートン病の治療を非常に得意としています。
悪い部分だけを見るのではなくそれ以外の歩き方や立方体の使い方を全て見て一番最適な治療方法を選んで行きます。
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