齋藤の言葉

今回はアキレス腱になってしまう方が早期で症状が改善する方法。そして原因から全てお伝えします。アキレス腱は再発が多いけがでもあります。その一連の流れを知っている方がより解決に近づきます。痛みはもちろん、最初に悩んでいる方にもおすすめですので最後までご覧になって下さい。

 

アキレス腱炎の原因として多い3つの特徴

特徴として3つあります。

  • 足首にかかる過度の負荷
  • 足の形態の異常、足首のねじれが原因
  • 加齢による柔軟性の低下

上記3つがあります。

1つずつ説明をしていきます。

足首にかかる過度の負荷

アキレス腱は足首の力を支える重要な筋肉です。

ふくらはぎの筋肉であるヒラメ筋、腓腹筋の筋肉がアキレス腱になります。

長時間の立ち仕事や運動時の強いストレッチ、または高負荷の運動を行うことで繰り返し負荷をかけることが原因となります。

足の形態の異常、足首のねじれが原因

足の形態、ねじれによっては、アキレス腱に負荷がかかりやすくなり、腱炎を引き起こすことがあります。

例えば、外反母趾や扁平足などが挙げられます。

また、下の写真をご覧下さい。

 

足首は本来まっすぐに対して足首が曲がってしまっている状態です。

これが長期間続くことによって痛みが出てきてしまうと言うことです。

体重がうまく地面に逃げていない証拠です。

加齢によるアキレス腱の柔軟性の低下

加齢に伴い、アキレス腱の柔軟性や弾力性が低下してしまいます。

このため、日常生活での軽い運動でもアキレス腱に負荷がかかりやすくなり、腱炎を引き起こす可能性が高まります。

しかし、年齢を重ねたからなるわけでもなく、年齢関係なく痛みが出てしまうこともあります。

 

上記3つが大きな特徴な原因です。

アキレス腱炎が再発しやすい方の特徴

アキレス腱炎はとにかく再発がとても多いです。

これにも特徴がります。

  • 運動不足、運動習慣がない方
  • 過剰な運動をする方
  • 姿勢が悪く、後ろの筋肉を使い過ぎている人
  • 靴選びを間違っている方
  • 痛みがなくなった=治ったと思っている

 

順番に説明をしていきます。

運動不足、運動習慣がない方

アキレス腱は、適度な負荷をかけることで強くなります。

筋肉を強化するのと似ています。

しかし、運動不足や運動習慣がない人は、アキレス腱が弱く、再発しやすい傾向があります。

普段から使っていなくて、急に運動をしたら筋肉痛になりますよね?

それと同じイメージです。

過剰な運動をする方

一方で、過剰な運動をする人も再発しやすい傾向があります。

特に多いのが

  1. マラソンをされている方
  2. 登山などをされている方

アキレス腱に過剰な負荷をかけることで、腱が炎症を起こし、再発することがあります。

マラソンの方も登山の方もとても頑張り屋さんが多く、痛みが多少あってもやってしまう。

マシになったらすぐにする。

などの様にやってしまう方がとても多い特徴があります。

完全に治る前にやってしまうイメージです。

 

 

姿勢が悪く、後ろの筋肉を使い過ぎている人

下の写真をご覧下さい。

 

この姿勢は私がわざとやっていますが、写真でご自身の写真を撮影してみて下さい。

意外とこれに似ているくらい悪い姿勢多いですよ。

この姿勢になると何が悪いのか?

重心が後ろにいってしまいます。

後ろに行くと言うことは後ろの筋肉ばかり使ってしまいます。

前側の筋肉を使わずに後ろばかりを使うので負担がかかり過ぎてしまいます。

 

靴選びを間違っている方

靴選びの特徴は動画もお話をしています。

いい靴と悪い靴。

 

  • かかとが柔らか過ぎず、きっちりとしている
  • インソールがしっかりと入っていること
  • ひもなどで圧を調節できること

この3つが重要です。

靴選びはとても重要なので、妥協して欲しくない部分です。

 

痛みがなくなった=治ったと思っている

痛みがなくなったからもう運動してもOK。

と考えている方が多いのですが、

  • 筋力も落ちている
  • 瞬発力も落ちている

という状況になっているのに、いきなりやるとほぼ確実に再発します。

私がおすすめしているのは

1週ごとに全盛期を10とすると

2割、4割、6割、8割、と1ヶ月程度かけて戻していくことをおすすめします。

 

以上が、アキレス腱炎が再発しやすい人の特徴です。

再発を防ぐためには、適切な運動やストレッチ、正しい靴の選び方、姿勢の改善などを心がけることが大切です。

また、症状が再発した場合は、早めに専門医の診察を受け、適切な治療を行うことも重要です。

 

アキレス腱炎を治すためのストレッチ方法とマッサージ方法

アキレス腱炎を治すためには、アキレス腱とふくらはぎの筋肉を伸ばすストレッチ、マッサージが重要です。

以下に、アキレス腱を伸ばすためのストレッチ、マッサージの例を3つ挙げます。

ステップストレッチ

  • 膝に手をつき、片足を後ろに引いてかかとを床につける
  • 前足を軽く曲げた状態で体重をかけます。
  • この状態を数秒間維持し、反対の足でも同様に行います。
  • これを交互に数回繰り返します。

タオルを用いたストレッチ

  • 床、ベットに長座で座る
  • 指先が出るように足の裏にタオルをかける
  • ふくらはぎを伸ばすように引っ張る
  • この状態を数秒間維持し、反対の足でも同様に行います。

 

アキレス腱専用ではないですが、手順は同じになります。

2分10秒当たりからストレッチが始まります。

ふくらはぎのマッサージ方法

  • あぐらを描いて自分の方にふくらはぎを向ける
  • 膝の裏からアキレス腱までを10区画に分ける
  • 親指で順番にしたから押していく
  • 左右均等に2回ずつ行う

下記に動画を載せています。

2分37秒あたりからマッサージが始まります。

 

以上3つの方法を1日2回行います。

お風呂上がりが最も有効です。

必ずシャワーだけで終わらせず、湯船に使って下さい。

シャワーだけだと治りがかなり悪くなってしまいます。

治すことはもちろん再発を防ぐことを念頭におく

いかがだったでしょうか?

維持することも再発を防ぐために重要です。

適切な食事や運動を行い、体重を管理も忘れずにしましょう。

姿勢、ストレッチ、体重管理などやることはとても大切です。

いきなり全て行うことが難しいかもしれません。

しかし、アキレス腱炎は絶対に治ります。

再発をすればするほど症状がどんどん悪化して治りが悪くなってしまいます。

そうならない為にもしっかりと改善していきましょう。

ひこばえ整骨院アキレス腱炎に対する治療

ひこばえ整骨院ではアキレス腱炎の治療を非常に得意としています。

悪い部分だけを見るのではなくそれ以外の歩き方や立方体の使い方を全て見て一番最適な治療方法を選んで行きます。

もしあなたがアキレス腱炎による痛みや再発に悩まれているならば是非下記をご覧ください。

 

本を執筆

柔道整復師 齋藤 克也監修