朝起きた時から腰・お尻が痛かった30代女性の症例|西宮市のひこばえ整骨院

症例の概要

30代女性の症例です。

以前から腰痛があり、一昨年の年末頃には一度症状が強くなったことがありました。

その後、仕事が落ち着いていた時期もありましたが、6月頃から仕事が忙しくなるにつれて、背中から腰・お尻にかけての痛みが強くなっていきました。

特につらかったのが朝です。

目が覚めた時点ですでに腰からお尻が痛く、起き上がる時にも痛みを感じていました。

仕事中に身体を動かしている時は比較的楽でしたが、夜になって横になると再び痛みを感じる状態でした。

患者さん

O・Yさん 30代女性

来院:8月初旬

来院時のお悩み

一番の悩みは、背中から腰・お尻にかけて続いている痛みでした。

  • 朝、目が覚めた時から腰・お尻が痛い
  • 朝起き上がる時にも痛みがある
  • 背中から腰・お尻にかけて常に痛みを感じる
  • 仕事中に身体を動かしている時は比較的楽
  • 夜、横になると再び痛くなる
  • 整骨院やマッサージを受けても、その日の夜には再びつらくなる

常に痛みを感じていることで、気分的にもつらくなっていたとのことでした。

これまでの経過

もともと腰痛があり、一昨年の年末頃に一度症状が強くなったことがありました。

春頃には仕事が落ち着いていましたが、6月頃から再び仕事量が増え、それと同じ時期から痛みも強くなっていきました。

これまでにも整骨院やマッサージを利用したことがあり、受けた直後は楽になるものの、その日の夜には再びつらくなる状態を繰り返していました。

朝から夜まで痛みを意識する生活が続いていたため、身体の状態を改めて確認したいと考えて来院されました。

当院で確認した身体の状態

今回の方は腰だけではなく、背中からお尻まで広い範囲に症状がありました。

身体を確認すると、立っている時や座っている時に、背中や脚へ必要以上に力が入りやすい状態がみられました。

脚を突っ張るように立つ傾向もあり、股関節・膝・足首の動きについても確認しました。

また、背中周囲の緊張が強く、骨盤・股関節周囲にも動かしにくさがみられました。

特にお尻周囲の筋肉には強い張りがみられたため、腰だけを見るのではなく、背中・骨盤周囲・股関節・膝・足首まで確認しました。

背中から腰・お尻の痛みで来院された30代女性の身体の状態

施術の考え方

元の記事では「仙腸関節障害」としていますが、医療機関で仙腸関節障害と診断された記録はありません。

そのため、ここでは病名を断定せず、実際に確認できた身体の状態をもとに施術内容をご紹介します。

今回の方は、背中・腰・お尻だけでなく、立っている時の力の入り方や股関節・膝・足首の動きにも特徴がみられました。

そのため、痛みを感じている腰やお尻だけを施術するのではなく、背中や肩甲骨周囲、股関節、膝、足首なども確認しながら施術を行いました。

また、お尻周囲の筋肉の張りが強かったため、骨盤周囲の状態も確認しながら進めました。

施術だけでなく、ご自宅で行うストレッチや普段の立ち方についてもお伝えしました。

施術後の経過

初回〜3回目

初回の施術後、患者さんによると3日間ほどはお尻の痛みを感じずに過ごせたとのことでした。

その後、朝に少し痛みが戻りましたが、来院前と比較するとかなり楽に感じていました。

また、それまでなかなか実践できていなかったストレッチも継続して行うようになりました。

患者さん自身も「どのストレッチをすればよいのか分からなかった」と話されていたため、身体の状態に合わせて優先して行うものをお伝えしました。

4回目以降

お尻周囲の緊張が少なくなってきたため、立っている時の身体の使い方についても確認しました。

脚に必要以上の力が入りやすかったため、力を入れすぎずに立つことを意識してもらいました。

一度、立ち方を意識しすぎたことでお尻の痛みが出たこともありました。

そこで改めてポイントを確認し、力を入れすぎないよう修正すると、その後は強い痛みを感じることが少なくなりました。

9回目頃

9回目頃には、来院間隔を10日〜2週間程度に空けながら身体の状態を確認しました。

大きな痛みや違和感を感じることが少なくなり、患者さんからは「痛みがない生活がこんなに楽だったなんて忘れていました」との言葉もありました。

また、以前から感じていた頭痛についても、この頃になって「施術を始めてから約2か月、頭痛を感じていなかった」と気づいたそうです。

朝のお尻の痛みもかなり少なくなり、腰については仕事が終わった後に多少張りを感じる程度になっていました。

12〜13回目

12回目には、同じ姿勢を続けた後に歩き始めると腰に痛みを感じることがあったため、改めて立ち方を確認しました。

その後は来院間隔を3週間、1か月と徐々に空けながら経過を確認しました。

13回目には一時的にお尻の痛みを感じることがありましたが、ご自身でストレッチをすると翌朝には気にならない程度になっていました。

14回目

その後、私用で約2か月来院間隔が空きました。

それでも以前のような強い痛みはなく、腰やお尻については痛みを感じずに過ごしていました。

一方で背中には張りを感じていたため、ストレッチの優先順位と立ち方を改めて確認しました。

大きな痛みがなく、姿勢も大きく崩れずに過ごせていたため、14回目で集中的な施術はいったん終了しました。

院長の考察

今回の症例で特徴的だったのは、朝起きた時から腰・お尻が痛い一方で、仕事中に身体を動かしている時は比較的楽だったことです。

そのため、「腰が痛いから腰だけを施術する」のではなく、どのような姿勢で症状が強くなり、どのような時には楽なのかを確認しました。

実際に身体を見ると、立位や座位で背中・脚に力が入りやすく、背中やお尻周囲にも強い緊張がみられました。

そこで背中・骨盤周囲だけではなく、股関節・膝・足首まで含めて身体の状態を確認しながら施術を進めました。

また、この症例ではセルフケアを患者さん自身が継続できるようになったことも大きなポイントです。

13回目には、一時的にお尻の痛みが出ても、ご自身でストレッチを行うことで翌朝には気にならない程度まで落ち着かせることができていました。

最終的には約2か月来院間隔が空いても、以前のような腰・お尻の強い痛みは出ていませんでした。

施術を受けている期間だけ症状が軽くなることではなく、患者さん自身が身体の特徴を理解し、日常生活の中で対応できるようになることも大切だと考えています。

患者さんの直筆の声

背中・腰・お尻の痛みで来院された30代女性の直筆の感想

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

腰・お尻の痛みでお悩みの方へ

腰やお尻に痛みがある場合でも、症状の出方や身体の状態は一人ひとり異なります。

今回の方は、朝起きた時や夜横になった時に痛みが強く、身体を動かしている時には比較的楽という特徴がありました。

ひこばえ整骨院では、痛みを感じる部分だけではなく、姿勢や身体の動き、日常生活でどのような時に症状が強くなるのかを確認したうえで施術方針を考えています。

仙腸関節周囲の痛みや当院の施術については、下記の症状別ページで詳しくご説明しています。


仙腸関節周囲の痛みや施術について詳しく見る

この記事の執筆・監修者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤克也

齋藤 克也

ひこばえ整骨院 院長

柔道整復師(国家資格)

ひこばえ整骨院では、院長の齋藤克也が患者さんの身体の状態を確認し、施術まで一貫して担当しています。

当サイトの症例記事では、実際に来院された患者さんの経過をもとに、来院時のお悩み、身体の状態、施術の考え方、その後の変化についてご紹介しています。

症状名や画像上の所見だけで判断するのではなく、「どのような動作で困っているのか」「日常生活で何ができなくなっているのか」まで確認することを大切にしています。

2019年には、セルフケアや身体の使い方についてまとめた書籍を出版。現在も臨床に携わりながら、患者さんに身体の状態をできるだけ分かりやすく伝えることを心がけています。