初診日

平成30年 6月

 

患者さん

50代 女性  専業主婦

 

悩み 

以前から首筋から肩、背中に痛みを感じていることがありました。

首に痛みがあるときには急にしんどくなり頭痛や吐き気を感じることさえもわかりました。

それ以上に強くなると実際に吐いてしまうと言うことも頻繁に起こってしまっていました。

他の整骨院に1週間に1回での治療に行っていましたがほとんど改善することもなく、知らず知らずのうちに症状も強くなり、右耳が詰まっている状況になってしまっていました。

とにかく首と肩のコリから解放されたいと言う思いと、急に吐き気が催してしまう状況を改善したいということを悩みに当院へいらっしゃいました。

 

検査の結果

全身をくまなく検査をしていた結果・・・

立っている状態で膝が伸びず、右側の肋骨が下に落ちてしまい、両方の方が中に入ってしまっているということが原因でした。

体の動きは正直決して悪いものではありませんでした。

しかし体が省エネモードに入ってしまっていたので呼吸も非常に浅く体が常に悪い状態になってしまっていたのが1番大きな原因でした。

ご本人も呼吸が浅いと言うことにとても驚かれていましたが、実際に肋骨を上げた状態で体を動かすと動きがスムーズになるということが、その段階でわかりました。

体の創造と言うのはあくまでも結果であって痛いところが体になっているわけではありません。

頭痛や吐き気肩こりが出ていても姿勢が悪かったり肋骨の動きが鈍くなってしまっていることによって、結果的に症状が出ていたと言うことになっています。

原因と結果は違うということですね。

 

初回の施術

初回の施術では体の捻れを取ると言う事と、肋骨の動きを改善すると言うことに焦点を当てて治療を行っていきました。

急激に体を変えてしまうと、痛みを感じてしまったりふらつきが出てしまう可能性があるので、まずは動きがなくなってしまっている部分を中心に施術を行っていきました。

毎日必ず吐き気が出るわけではなかったのですが、不定期に吐き気に出るため、様子を見ながら治療を行っていくようにしました。

自宅での注意点として、普段から呼吸が浅くなってしまっていると言うのが見られましたので、できるだけ大きく呼吸をしていただくようにアドバイスをしました。

まずは深呼吸をたくさんするということだけアドバイスして、次は5日後の治療をお勧めしました。

2回目以降の施術

 2回目の治療は5日後。

初回の施術をしてからやはりもみ返しが来たみたいで、その日と次の日には頭痛が出てしまっていました。

あらかじめ対処方法をお伝えしていたのですぐに戻っていましたが、体がどれだけ悪いかということがご本人にも理解していただけました。

もみ返しは一見悪そうなイメージがあるかもしれませんが、体が動いて元の状態に戻るためのサインでもあるので全てが悪いわけではありません。

治療内容に関しては初回の施術と合わせて股関節の矯正と膝を伸ばすという治療を行っていきました。

関節自体はそれなりに動いているのですが、長い間悪い状態が続いていた為、体がエコモードに入ってしまいできるだけ使わないでおこうと言うようなイメージで体が動かない状態になっていました。

自宅でのストレッチは肩甲骨のストレッチと股関節を伸ばすためのストレッチを追加していきました。

 

4回目の治療の時に自覚症状がかなり軽減し、耳の詰まりが全くなくなっていきました。

とても喜ばれていたのですがまだまだ気が抜けないと言うことでこの日から歩き方を修正するようにしていきました。

治療方法に関しては大きく変えてはいませんでしたが、腕の筋肉を緩めてできるだけ歩きやすい状況にするための体作りを行っていきました。

肩が中に入りすぎていたので、それを改善する意味でも矯正を行なっていきました。

 

7回目の治療のときには耳の詰まりはほとんど再発する事はなく、3週間ほどの間で頭痛は1回もなく一度だけ軽い吐き気を感じるようになっていました。

全ての関節が動いているわけではありませんでしたがかなりエコモードから解消されて自分自身の体で動かせる状況にまで回復をしていました。

歩き方は全てお伝えし修正をしながら歩く練習をしていただくようになりました。

しかしここで1つ体の力が異常なほどに入っていると言うことがわかりました。

本人の中では力を入れているつもりはないけれども足の筋肉やお尻の筋肉が立った状態の時にパンパンになってしまうほど力を入れてしまっているのが癖としてついていました。

力を入れることよりも力を抜くと言う事はとても難しいのですが、できるだけ普段の中で力の抜き方をお伝えするとともに、自分では入っている感覚がなかったので基本的には抜くと言うのを前提に生活をしてもらうようにアドバイスをしました。

自覚がない時には正直改善するのはとても難しいです。

そんな時には基本的に力が入っているものとして、力を抜くことだけの集中してもらいます。

10回目の治療のときには自覚症状としてはほとんどなくなっていました。

今残っている自覚症状と言うのは、

午前中は全く痛みやコリやしんどさが全くなかったけれども、夕方の5時以降になってくると右の肩が摘まれるような感じになる

と言う自覚症状が出ていました。

ストレッチをしたり1日寝ると次の日にはその症状がほとんどなくなる状態になっているのですが、これは再発の恐れがある可能性がある状態です。

ここを中心に治療を行なっていきました。

途中の施術の際、腰のだるさなどがありましたがストレッチと治療を少し変えることによって症状がかなり改善することができました。

13回目の治療のときには自覚症状としてはほとんどなくなっていました。

ただし夕方になったときの凝り感が多少残っていました。

その時にストレッチをすると改善するのですが、やはり日々の生活の中で疲れてくると体がだるくなったり、しんどくなったりすると言うのも完全にまだ完治はしていない状況でした。

初回の時に言われていた耳のつまり感や吐き気はここ最近ではほとんど感じることがなくなったので体は非常に楽になったと言うことを喜ばれていました。

 13回目の治療を 1つの区切りとして声をいただきました。

今後は2週間に1回から3週間に1回の予定で治療を行い完全に症状がなくなることを目標に施術を続けていきます。

 

まとめ

今回の改善事例は他の整骨院に行ってもうまく改善せず、首肩こりが常にあり、吐き気を感じる言うような状況でした。

また、1番困るのが突然吐き気を催すぐらい強い自覚症状が出てしまい、実際に吐いてしまう位辛くなってしまうことが1番困ると言うような悩みを持たれていました。

実際には肩や首が悪いわけではなく肋骨の動きや膝が伸びていない状況だったのに、両方の方が中に入り込んでしまっていることが原因でした。

痛みが出ている場所と悪い場所と言うのはほとんど一致する事はありません。

一致しないからこそ体全体を見ていき調整をしていかなければ、今回のように治療に行っているにもかかわらず自覚症状がどんどんひどくなってしまうと言う悪循環に陥ってしまいます。

本当に悪い部分を見つけて施術することが1番重要とわかった改善事例です。

もしもあなたが悩まれていたり、あなたの周りの方が眠れているならばこの記事をぜひ教えてあげて下さい

 

直筆の声

ひこばえ整骨院肩こり、頭痛、吐き気に対する治療

ひこばえ整骨院では肩こりの治療を非常に得意としています。

悪い部分だけを見るのではなくそれ以外の歩き方や立方体の使い方を全て見て一番最適な治療方法を選んで行きます。

もしあなたが肩こりによる頭痛、吐き気の際の辛さなどで悩まれているならば是非下記をご覧ください。

 

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