
症例の概要
以前から首筋から肩、背中にかけて痛みを感じ、症状が強くなると頭痛や吐き気まで出ていた50代女性の症例です。
特に症状が強い時には実際に吐いてしまうこともあり、さらに右耳の詰まりも感じるようになっていました。
他の整骨院へ週1回程度通っていましたが、本人としては大きな変化を感じられず、「首と肩のこりから解放されたい」「突然起こる吐き気を何とかしたい」という思いで当院へ来院されました。
当院では首や肩だけではなく、立っている姿勢や肩・肋骨周囲の状態、膝や股関節の動きなども確認しながら施術を進めました。
患者さん
50代 女性 専業主婦
初診:平成30年6月
来院時のお悩み
以前から首筋から肩、背中にかけて痛みを感じていました。
特につらかったのが、首の症状が強くなった時に頭痛や吐き気まで出てしまうことでした。
- 首筋から肩、背中にかけて痛みがある
- 症状が強くなると頭痛が出る
- 突然吐き気を感じることがある
- 症状が強い時には実際に吐いてしまうこともある
- 右耳が詰まったように感じる
症状がいつ強くなるのか分からないこともあり、首・肩のこりだけでなく、突然起こる吐き気にも困っていました。
これまでの経過
来院前には、他の整骨院へ週1回程度のペースで通っていました。
しかし、ご本人としては大きな変化を感じられず、次第に首・肩だけでなく、頭痛や吐き気、右耳の詰まりまで気になるようになっていました。
「首と肩のこりから解放されたい」ということに加えて、突然吐き気が起こる状態を何とかしたいという希望があり、当院へ来院されました。
当院で確認した身体の状態
初回は、痛みを感じている首や肩だけではなく、立っている姿勢や身体全体の動きを確認しました。
立っている状態では膝が伸びにくく、右側の肋骨周囲の位置や動き、両肩の位置にも左右差や特徴がみられました。
身体全体の動きそのものは大きく制限されているわけではありませんでしたが、呼吸について確認すると浅くなりやすい様子もみられました。
また、肋骨周囲の位置を変えた状態で身体を動かすと、本人も動きやすさの違いを感じていました。
これらの状態だけを頭痛や吐き気の原因と断定することはできませんが、首・肩だけに施術を集中するのではなく、身体全体の状態を確認しながら進める必要があると考えました。
施術の考え方
今回の症例では、首や肩の筋肉だけを見るのではなく、身体をひねる動きや肋骨周囲の動き、肩・股関節・膝なども確認しながら施術を行いました。
初回は特に、身体のひねりと肋骨周囲の動きを確認しながら施術を進めました。
また、呼吸が浅くなりやすい様子がみられたため、自宅では無理のない範囲でゆっくり呼吸することを意識していただきました。
その後は経過に合わせて、肩甲骨や股関節周囲のストレッチ、立ち方や歩き方についてもお伝えしました。
施術後の経過
1〜4回目
2回目は初回から5日後に来院されました。
初回施術後、その日と翌日に頭痛が出ていました。そのため、身体の状態を改めて確認しながら施術を進めました。
この時期から、股関節や膝の動きについても確認し、肩甲骨や股関節周囲のストレッチを自宅で行っていただきました。
4回目頃には、ご本人が感じていた症状が軽減し、右耳の詰まりについては感じなくなっていました。
この段階から、立っている時だけではなく歩いている時の身体の使い方についても確認するようにしました。
5〜7回目
7回目の時点では、右耳の詰まりが再び気になることはほとんどありませんでした。
また、約3週間の間に頭痛は一度もなく、吐き気についても一度軽く感じた程度になっていました。
一方で、立っている時に脚やお尻へ必要以上に力が入りやすい様子がみられました。
ご本人には力を入れている自覚がほとんどなかったため、「姿勢を頑張って作る」というよりも、必要以上に力を入れないことを意識していただきました。
歩き方についても確認しながら、自宅で練習していただきました。
8〜10回目
10回目頃には、来院当初に強く感じていた症状はかなり少なくなっていました。
午前中は痛みやこり、身体のつらさをほとんど感じませんでしたが、夕方5時以降になると右肩に「つままれるような感じ」が出ることがありました。
ただし、ストレッチをしたり一晩休んだりすると、翌日にはほとんど気にならない状態でした。
途中で腰のだるさを感じた時期もありましたが、その時の身体の状態に合わせて施術内容やストレッチを調整しました。
11〜13回目
13回目には、日常生活で強く気になる症状はほとんどなくなっていました。
夕方になると多少こりを感じることはありましたが、ストレッチをすると軽くなる状態でした。
来院当初に特に困っていた右耳の詰まりや吐き気についても、しばらく感じることがなく、ご本人からも「身体が非常に楽になった」とのお話がありました。
この13回目を一つの区切りとして、患者さんから感想をいただきました。
その後については、2〜3週間程度の間隔を予定しながら、身体の状態を確認していくことになりました。
院長の考察
今回の患者さんが最も困っていたのは、単純な肩こりだけではなく、症状が強くなると頭痛や吐き気まで起こり、時には実際に吐いてしまうことでした。
さらに、来院時には右耳の詰まりも感じていました。
身体を確認すると、首や肩だけではなく、立っている時の膝の状態や肩の位置、肋骨周囲の動き、呼吸などにも特徴がみられました。
ただし、これらの一つを「頭痛や吐き気の原因」と決めつけることはできません。
今回の症例では、首・肩だけに施術を続けるのではなく、身体全体の動きや呼吸、立ち方・歩き方なども経過に合わせて確認したことが特徴です。
また、7回目頃には頭痛や吐き気が大きく減っていても、立っている時に身体へ必要以上に力を入れているという別の特徴がみられました。
そのため、症状の変化だけを見るのではなく、その時点での身体の状態を改めて確認しながら施術やセルフケアを調整していきました。
頭痛や吐き気、耳の詰まりにはさまざまな原因が考えられるため、症状が続く場合や急に強くなった場合には、まず医療機関で適切な検査を受けることも大切です。
患者さんの直筆の声


※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。
頭痛・吐き気を伴う首肩こりでお悩みの方へ
首や肩のこりに加えて頭痛や吐き気まである場合、まずは医療機関で必要な検査を受けることが大切です。
そのうえで症状が続いている場合、ひこばえ整骨院では痛みやこりを感じている部分だけではなく、身体全体の動きや姿勢、日常生活での身体の使い方なども確認したうえで施術方針を考えています。
頭痛に対する当院の考え方や施術については、下記の症状別ページで詳しくご説明しています。
※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。





