患者さん

KMさん 女性 堺市在住

来院日

平成30年7月

悩み

以前左足を変形性膝関節症と診断されて、整形外科と整骨院に半年近く通院をされていたみたいです。

しかし、痛みが改善するためのどころか

反対に痛みが強く感じるようになってしまっていました。

初めは左足だけだったのに最近では右足にも痛みを感じるようになってしまい、このまま歩けなくなってしまうと困るということで西宮から1時間ほどかかる堺市から来院されました。

歩く時に膝が痛くなってしまったり朝起き上がり次の1歩を出そうと思っても膝に痛みを感じてしまったりしていました。

長時間同じ姿勢をした後に歩くのが非常に強いということも初回の時におっしゃっていました。

 

検査結果

根本的な原因を調べるために全身を検査していた結果

足首の柔軟性と股関節の柔軟性そして立ち姿勢が悪いということがわかりました

ほとんどの場合変形性膝関節症になってしまうと膝を何とかして治そうという風にしますが、そもそもなぜ変形性膝関節症になってしまったのかということを考えなければいけません。

変形性膝関節症はあくまでも結果であり原因ではありません。

この方もそうだったのですが、整形外科や他の整骨院では膝を中心に見てもらい他のところはあまり治療はしてもらっていないということでした。

いくつかの共通点があるのですが

  1. 体重が増加している
  2. 足首の柔軟性がなさすぎる
  3. 股関節が動きすぎてしまっている

痛みが出るかとの共通点としては以上を3つのポイントがあります。

股関節が動きすぎてしまっているというのはとても不思議がられていましたが本来は足首と膝と股関節が 同じような割合で負担を分散させているのですが膝がうまく機能しないため股関節で対象を取るようにしてしまいます。

かばうことによって結果的に大きな痛みを生じてしまうのです。

まず本人にお伝えしたのは一度変形してしまったものを元の状態に戻すことはできないという前提のもとこれ以上変形が進まないということを念頭に置く話をしました。

その上で痛みを改善するということの提案をし治療を行いました。

 

初回の治療

初回の治療では膝の施術は直接行いませんでした。

痛みが出ているのはひざなのですが姿勢の矯正と足首の矯正をすることが最優先と判断しそこから治療を行っていきました。

正しい姿勢をしようとすると膝に痛みを生じてしまいまっすぐの姿勢にできなかったのでまずはその状態が痛くないように治療を施していきました。

自宅での注意点としてあぐらをよく書いてもらうようにアドバイスしたのと太もも周辺のマッサージをお願いしました。

まずは体の負担を軽減させるということを念頭にアドバイスと治療を行っていきました。

自宅が堺ということで非常に遠かったですが、なおしたいという気持ちがとても強かったので次は4日後に来てもらうようにアドバイスをしました。

 

2回目以降の治療

2回目に来られた時にはすでに結果が出ていました。

正しい姿勢をした時に膝の痛みがかなり軽減している様子でした。痛みが全てなくなったわけではないですが歩いた時の痛みも軽減していました。

非常に驚かれていましたがいかに膝に原因がないかということがご本人もよく理解をされていました。

変形性膝関節症になってしまうとほとんどの場合股関節が内側にねじれてしまいます。

内側にねじれてしまうことによって膝の内側に大きな負担がかかってしまうので自宅での矯正として太ももの皮膚を外に向けると言う矯正方法をアドバイスしました。

 

3回目の治療の時にはもう一度4日後に来ていただきました。

いつも電車から降りるときや歩き始めに痛みを感じていたみたいですが、こちらに来られた時には痛みがほとんど感じない状態にまで改善をしていました。

痛みが日に日に減っていくのがわかったみたいでとても不思議がられて喜ばれていました。

 

4回目の治療の時には自分でする矯正方法を無理にしてしまったみたいで変えて痛みを感じるようになってしまっていました。

たくさん行った方がすぐに治るだろうと思われたみたいで必要以上に矯正をしてしまっていました。

この時には矯正とは逆に元に戻すような方法として矯正をしました。

あまり強くしすぎ頭回数だけ守っていただくようにアドバイスをしました。

この時から姿勢をまっすぐにした時の痛みがなくなっていたので歩き方を少しずつ改善していくように指導を行っていきました。

 

6回目の治療の時には普段の生活や買い物程度の歩行だったら一切痛みが出ない状態にまで回復をしていました。

1時間以上継続的に歩くと膝が熱くなり痛みが出るというような状態になっていましたがそれ以外のことではほとんど痛みを感じないようになっていました。

歩き方を全てを伝えをしその歩き方に慣れてもらうことを徹底的に行ってもらいました。

自分自身のストレッチとして皮膚の矯正はそのままのこない、 足首の柔軟性をつけるためのストレッチも同時に行っていきました。

 

9回目の治療の際には痛みがほとんどなくなり日常生活の中では全く感じない状態にまでなっていました。

少し運動をしていただきたいと思い太もものところに負担をかけるように座って行える太ももの筋トレを行ってもらいました。

痛みや炎症が引いた際には筋肉をつけるということも変形性膝関節症には大切なことです。

痛みはほとんどなくなったのですが股関節のねじれと足首のねじれが完全に取れたわけではなかったので再発をしないためにもしっかりと治すことにしていきました。

 

12回目と13回目の治療の時には2週間ずつ間隔をあけて行きましたが痛みがほとんどぶり返すこともなく日常生活では全くと言っていいほど痛みがなくなっていました。

激しい運動や走ったりすることがそもそもしていなかったのですが、 普段の生活では忘れるくらいに今で改善していました。

痛みを自覚症状もほとんどなくなったので13回目の治療を持って施術を終了しました。

 

今後は再発をしないためということと少しずつ膝にかかるような運動を始めていき筋肉をつけるということを行っていきます。

一ヶ月に1回から2回のペースでメンテナンスを続けていきます。

 

まとめ

今回の改善事例というのは整形外科や整骨院で変形性膝関節症と診断をされたけれども痛みが改善しなかったという事例をご紹介しました。

冒頭でもお伝えをしましたが膝が変形してしまったのは結果であり原因ではありません。

何かしらの原因があるからこそ膝が変形してしまったのです。

この方に関しては股関節と 足首の関節に異常をきたしてしまい結果的に膝に負担がかかるという状況でした。

もしあなたが膝に痛みを感じていて膝の治療していても改善が見込めないという場合は他の部分を疑ってみることをお勧めします。

 

直筆の声と写真

変形性膝関節症の写真1

変形性膝関節症の写真2

2.3年前から冬になると膝が痛くなっていました。

今年に入っては、暖かくなってもひどくなるばかりで、整形外科でレントゲンを撮りに行きました。

やはり軟骨がすり減ってきており、ヒアルロン酸を5回打ちましたが、変化はなく次は近所の整骨院へ。

ウォーターベッド、電気、マッサージでしたが、良くなるばかりか日替わりですね、ふくらはぎ、太ももと膝以外のところも痛くなってきて、このまま一生良くならないのかと不安になり、原因はどこにあるのか、姿勢や根本的に問題があるのではと検索したのがきっかけでこちらにたどり着きました。

『先生は初めに一同変形した骨は治らないですが、これ以上進行しないようにするのと、痛みをとることはできます。』

とおっしゃってくださり私としてはそのはっきりおっしゃってくださったことにまず信頼できると思って自宅は大阪の堺市で往復3時間と遠かったですが、通院するの決めました。

やはり姿勢、立方、歩き方が悪くその結果で関節がぶつかり変化が始まってしまったようです。

毎回それらのチェック、指導、治療をしてくださり教えていただいた私に合ったストレッチや運動も毎日続けています。

今ではほとんど痛みや不安もなく元気に仕事にも行っています。

姿勢を正すだけで体重が2から3キログラム減り、歩くのも楽しい位です。

こちらに通って本当によかったです。

先生、本当にありがとうございました! 

*結果には個人差があります。

ひこばえ整骨院変形性膝関節症に対する治療

ひこばえ整骨院では変形性膝関節症の治療を非常に得意としています。

悪い部分だけを見るのではなくそれ以外の歩き方や立方体の使い方を全て見て一番最適な治療方法を選んで行きます。

もしあなたが変形性膝関節症による痛みや辛さで悩まれているならば是非下記をご覧ください。

執筆者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤 克也(監修)

柔道整復師(国家資格保持者)

業界歴16年。

18歳の頃から整骨院1筋で西宮市で痛みに悩まれている方のお役に立てる様に日々精進中。

現在ストレッチの本を執筆中。年内に発売予定。

 

 

 

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