産後の股関節痛で長時間歩くのがつらかった32歳女性の症例|西宮市の整骨院

症例の概要

産後に骨盤ベルトを使用していましたが、次第に股関節に痛みを感じるようになり、長時間歩くことがつらくなっていた32歳女性の症例です。

股関節に強い痛みが常にあるわけではなく、特定の動作で痛むというよりも、長く歩いたときに痛みが出る状態でした。

立ち姿勢や抱っこの姿勢、腰・股関節の動きなどを確認しながら施術を進めました。

患者さん

KSさん 32歳 女性 主婦 西宮市在住

来院:平成25年12月

来院時のお悩み

出産後、病院でもらった骨盤ベルトを使用していました。

ご本人は、ベルトを使用することで産後の身体が整い、痛みも出にくくなるのではないかと考えていました。

しかし、思っていたような変化を感じられず、その後、股関節にも痛みを感じるようになったため不安になり来院されました。

股関節は常に強く痛むわけではなく、長時間歩いたときに痛みが出ることが大きな悩みでした。

これまでの経過

産後から骨盤ベルトを使用していましたが、ご本人としては大きな変化を感じられていませんでした。

その後、股関節に痛みを感じるようになり、特に長時間歩いた際に症状が気になるようになっていました。

産後の身体についても気になっていたため、股関節の痛みと合わせて身体の状態を確認したいと来院されました。

当院で確認した身体の状態

初回は、股関節を動かしたときの状態、腰の動き、立っているときの姿勢などを確認しました。

また、育児中の身体の使い方を確認するため、抱っこをするときの姿勢についても確認しました。

身体を確認すると、腰を反らせやすい姿勢や、股関節まわりの動きに特徴がみられました。

ただし、「腰が反っているから股関節が痛くなった」「産後に骨盤が開いているから痛みが出た」と一つの要因だけで判断することはできません。

今回の症例では、産後からの経過、長時間歩いた際に痛みが出ること、実際の姿勢や股関節・腰の動きなどを確認したうえで施術方針を考えました。

施術の考え方

初回は股関節だけを見るのではなく、腰や股関節の動き、立ち姿勢などを確認しながら施術を行いました。

股関節に激しい痛みがあるわけではなく、長時間歩いたときに症状が出る状態だったため、日常生活での変化も確認していくことにしました。

また、ご自宅では股関節まわりのストレッチに取り組んでいただき、立ち方や歩き方についてもお伝えしました。

骨盤ベルトについては、使用状況や身体の状態を確認したうえで、この症例では使用を中止して経過を見ることにしました。

施術後の経過

初回〜2回目

2回目は5日後に来院されました。

ご本人の感覚では股関節の痛みは来院時の半分程度まで軽くなっていました。

歩いているときには痛みを感じることが少なくなり、長時間立っていると股関節にだるさを感じる程度になっていました。

3回目

3回目も5日後に来院されました。

この頃には、ご本人から「痛みは感じていない」とのお話がありました。

そのため、ストレッチを継続しながら、股関節や腰の動きを確認して施術を進めました。

5回目

5回目にも股関節の痛みはほとんど気にならない状態が続いていました。

長時間歩いた際にも症状が出ていないかを確認しながら、来院間隔を徐々に空けていきました。

6回目

最後の6回目は、前回から約2週間間隔を空けて来院されました。

その間も股関節の痛みは出ておらず、日常生活でも気にならない状態が続いていました。

患者さん自身からは、身体の変化について「産前の下半身に戻していただけました」との感想もいただきました。

来院時に悩まれていた股関節痛が気にならない状態が続いていたため、集中的な施術は一度終了しました。

院長の考察

今回の患者さんは、産後に骨盤ベルトを使用していましたが、ご本人が期待していたような変化を感じられず、その後、股関節痛が気になるようになっていました。

身体を確認すると、腰を反らせやすい姿勢や、股関節・腰を動かした際の特徴がみられました。

旧記事では「腰の反り過ぎが一番の原因」と説明していましたが、腰の姿勢だけで股関節痛の原因を断定することはできません。

また、骨盤ベルトを使用していた時期に股関節痛が出たことは事実ですが、「骨盤ベルトを使用したから股関節が痛くなった」と判断できるものでもありません。

今回の症例では、長時間歩くと痛みが出るという特徴や、立ち姿勢・抱っこの姿勢、股関節や腰の動きなどを確認しながら施術を進めました。

経過の中では、歩いた際の痛みが少なくなり、その後は2週間間隔を空けても痛みが気にならない状態が続きました。

産後だから一律に「骨盤を閉める」と考えるのではなく、現在どのような動作で困っているのか、身体を動かした際にどのような特徴があるのかを確認することが大切だと考えています。

患者さんの直筆の声

産後の股関節痛と長時間歩いたときの痛みに悩んでいた32歳女性の直筆の声

どのコースを受けられましたか?

骨盤矯正6回コース

実際受けてみていかがでしたか?

骨盤矯正ベルトではしっかり元に戻すことができないので、丁寧な施術で産前の下半身に戻していただけました。

ありがとうございました。

どのような人におすすめしたいですか?

産後の方

※上記は患者さん個人の感想です。

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

産後の股関節痛でお悩みの方へ

産後は抱っこなど育児による身体の使い方が変化し、腰や股関節などに負担を感じる方もいらっしゃいます。

ひこばえ整骨院では、「産後だから骨盤だけを見る」という考え方ではなく、どのような動作で困っているのか、立ち方や歩き方、腰・股関節の動きなども確認しながら施術方針を考えています。


産後の身体の悩みや施術について詳しく見る

この記事の執筆・監修者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤克也

齋藤 克也

ひこばえ整骨院 院長

柔道整復師(国家資格)

ひこばえ整骨院では、院長の齋藤克也が患者さんの身体の状態を確認し、施術まで一貫して担当しています。

当サイトの症例記事では、実際に来院された患者さんの経過をもとに、来院時のお悩み、身体の状態、施術の考え方、その後の変化についてご紹介しています。

症状名や画像上の所見だけで判断するのではなく、「どのような動作で困っているのか」「日常生活で何ができなくなっているのか」まで確認することを大切にしています。

2019年には、セルフケアや身体の使い方についてまとめた書籍を出版。現在も臨床に携わりながら、患者さんに身体の状態をできるだけ分かりやすく伝えることを心がけています。