産後の頭痛・肩こり・腰痛など全身のつらさで悩んでいた30代女性の症例|西宮市 ひこばえ整骨院

症例の概要

産後1ヶ月、頭痛や肩こり、腰痛、背中・膝・股関節の痛みなど、身体のさまざまな場所につらさを感じていた30代女性の症例です。

当初は産後の骨盤の状態を確認してほしいという希望でしたが、実際に身体を確認すると、首・肩から背中、腰、股関節まで全身の動きが小さくなっていました。

患者さん自身は「いつもこんな感じだから」と話されていましたが、育児を続けるうえで身体への負担も大きかったため、骨盤だけではなく全身の状態を確認しながら施術を進めました。

患者さん

Jさん 30代 女性 会社員

来院時期:平成27年2月

来院時のお悩み

2人のお子さんがおり、下のお子さんを出産して1ヶ月の時期でした。

当初は産後の骨盤の状態を確認してほしいという希望でしたが、身体について詳しく伺うと複数の症状を感じていました。

  • 頭痛
  • 肩こり
  • 腰痛
  • 背中の痛み
  • 膝の痛み
  • 股関節の痛み
  • 身体全体の疲労感

これらの症状を普段から感じていたため、ご本人にとっては「いつもこんな感じ」という状態になっていました。

お子さんが小さく通院が難しいことから、ご自宅へ伺って施術を行いました。

これまでの経過

産後1ヶ月の時点で、頭痛や肩こりだけでなく、腰・背中・膝・股関節など身体のさまざまな場所に痛みや疲れを感じていました。

ただし、一つひとつの症状が急に出たというよりも、身体のつらさを日常的に感じており、それがご本人にとって当たり前の状態になっていました。

当初は産後の骨盤を中心にみてほしいという希望でしたが、実際の身体の動きを確認したうえで、全身の状態をみながら施術を進めることにしました。

当院で確認した身体の状態

立った状態・座った状態・仰向けの状態で、それぞれ身体の動きや左右差を確認しました。

立った状態では、左右の肩や骨盤の高さに違いがみられ、前屈・後屈とも身体を動かしにくい状態でした。

座った状態では、身体を捻る動き、腕や首の動き、背中の動きなども全体的に小さくなっていました。

仰向けでは股関節を曲げると腰に痛みがあり、股関節の付け根や膝にも痛みを感じていました。また、脚を外側へ開く動きにも硬さがみられました。

このため、産後の骨盤だけに絞るのではなく、首・肩・背中・腰・股関節など全身の動きを確認しながら施術を進めました。

産後に頭痛や肩こり、腰痛など全身のつらさがあった30代女性の身体の状態

施術の考え方

今回の症例では、特定の場所だけに症状があるのではなく、頭痛・肩こり・腰痛・背中や股関節の痛みなど、複数の症状がありました。

そのため、痛みがある場所を一つずつ施術するというよりも、首・肩・背中・腰・股関節などがどの程度動いているのかを確認し、身体全体を無理のない範囲で動かしやすくすることを考えました。

初回は施術による負担にも配慮し、一度に大きく動かすのではなく、身体の反応を確認しながらソフトに施術しました。

自宅では、育児中でも取り入れやすいよう、お尻のストレッチと立ち方・座り方から始めてもらいました。

施術後の経過

1〜2回目

2回目は初回から4日後に施術しました。

初回後には身体に軽い張りを感じる反応がありました。そのため2回目も身体の状態を確認しながら無理のない範囲で進めました。

首や肩甲骨周辺についても、動かせる範囲を確認しながら施術を行いました。

3〜4回目

この頃には頭痛が以前より楽になっていました。

一方で、背中と腰の痛みはまだ残っていました。

また、お子さんを抱っこする機会が増え、抱っこした状態で階段や段差を降りるときに膝の痛みを感じるようになりました。

そこで、腰や背中の状態とあわせて膝・股関節周辺も確認し、自宅で行う内容に太ももや股関節周辺のストレッチを追加しました。

5回目

腰と膝の痛みはほとんど気にならなくなり、主に背中の痛みが残っている状態でした。

4回目から5回目までは10日ほど期間を空けましたが、その間も膝の痛みはほとんど気にならなかったとのことでした。

背中にはまだ張りがみられたため、背中周辺の状態と動きを確認しながら施術しました。

6回目

6回目には、来院当初に感じていた身体の痛みはほとんど気にならなくなっていました。

頭痛や腰痛も以前のようには感じなくなり、自宅でのストレッチや入浴なども継続されていました。

来院前日に踵と両肘の内側に一時的な痛みを感じたとのことでしたが、施術時には痛みがなかったため、この時点で定期的な施術はいったん終了しました。

その後は、子育てを続けながら身体の状態を確認する目的で、月1回程度のメンテナンスを希望されました。

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

院長の考察

今回の症例で特徴的だったのは、ご本人が頭痛や肩こり、腰痛など複数の症状を抱えながらも、「いつもこんな感じだから」と身体のつらさに慣れていたことです。

当初のご希望は産後の骨盤についてでしたが、実際に身体を確認すると、首や肩だけでなく、背中・腰・股関節など全身の動きが小さくなっていました。

また、施術期間中にも、お子さんを抱っこする機会が増えることで膝が気になるなど、育児の状況によって負担を感じる場所が変化していました。

産後だから骨盤だけを見る、頭痛だから首だけを見るというのではなく、その方が現在どのような生活をしていて、どの動作で何に困っているのかまで確認することが大切です。

今回も身体全体の動きと、その時々に感じている症状を確認しながら施術内容を調整していきました。

患者さんの直筆の声

産後の頭痛や肩こり、腰痛などで施術を受けた30代女性の声

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

産後の肩こり・頭痛でお悩みの方へ

産後は抱っこや授乳などが続き、肩や背中、腰など複数の場所に負担を感じることがあります。

ひこばえ整骨院では、症状がある場所だけを見るのではなく、姿勢や首・肩・背中・腰・股関節などの動きを確認しながら、その方の身体の状態に合わせて施術方針を考えています。

肩こりについての当院の考え方や施術については、下記のページで詳しくご説明しています。


肩こりの原因や施術について詳しく見る

この記事の執筆・監修者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤克也

齋藤 克也

ひこばえ整骨院 院長

柔道整復師(国家資格)

ひこばえ整骨院では、院長の齋藤克也が患者さんの身体の状態を確認し、施術まで一貫して担当しています。

当サイトの症例記事では、実際に来院された患者さんの経過をもとに、来院時のお悩み、身体の状態、施術の考え方、その後の変化についてご紹介しています。

症状名や画像上の所見だけで判断するのではなく、「どのような動作で困っているのか」「日常生活で何ができなくなっているのか」まで確認することを大切にしています。

2019年には、セルフケアや身体の使い方についてまとめた書籍を出版。現在も臨床に携わりながら、患者さんに身体の状態をできるだけ分かりやすく伝えることを心がけています。