齋藤の言葉

仙腸関節炎で痛みや痺れを改善させるために正しいお風呂の入り方をご存知でしょうか?お風呂1つで痛みやしびれ感を改善させることができます。逆に言うとお風呂の入り方1つで症状を悪化させてしまうこともあります。今回の記事では仙腸関節炎を治すために必要なお風呂の入り方についてご紹介をしています。もしあなたが船長関節炎で痛みしびれ感で悩まれているのであればぜひ参考になさってください。

そもそも仙腸関節炎と言うのはどのようなものなのか?

仙腸関節炎と聞いたとき何がどのように悪いのかあまり想像がつきにくいですよね。

まず仙腸関節炎と言うものがどのようなものなのかを詳しくご紹介をします。

下の写真をご覧いただきたいのですが、骨盤の部分にある関節のことをいいます。

真ん中に仙骨と呼ばれる骨があり、両サイドに腸骨と呼ばれる骨があります。

その関節の隙間なので仙腸関節と呼ばれます。

この仙腸関節と言う部分が何かの原因によって炎症を起こしてしまうので仙腸関節炎と呼ばれています。

炎症の炎と言うものがついているので簡単に言うと火事が起きていると考えてください。

火事が起きているのであればそれを消火させると言うのが本来の目的です。

しかし今回お話をするのは逆に温めることに特化をしてお話をします。

炎症が起きているにもかかわらずなぜ温めることをするのか?

炎症が起きているというのは簡単に言うと火事になっていると言うことです。

温めるに関しても冷やすのにも関してもメリットとデメリットを言うものが必ず存在します。

まずそのお話からします。

温めることのメリット

  • 血液の流れが良くなるので自然治癒力が上がる
  • 血の循環が良くなる
  • 体全身の血の巡りが良くなる

温めることのデメリット

  • 炎症が強くなってしまう
  • 入っている際に痛みを感じる事がある

冷やすことのメリット

  • 炎症を改善させることができる
  • 薬を使うわけではないので、胃が痛くなったりはしない

冷やすことのデメリット

  • 冷えることによって血液の循環が悪くなる自然治癒力が低下する
  • 冬場はかなりきつい

 

両方ともにメリットとデメリットがあります。

なぜ私が両方とも言うかと言うと、

メリットとデメリットを理解した上で対処を行っていくと、相乗効果が出るので結果的に良いとこ取りをするということを1番の目的にするからです。

例えばアイシングをすると血液の流れは悪くなるけれども、炎症が治るので治りやすい。

逆に温めると炎症は起きやすくなるけれども、血の循環がよくなり回復力が高まります。

このような特徴さえしておけば両方とも行っていけば炎症を最小限に抑えることもできるし、回復力も高めることができます。

ではどのようにするのか。

それを今からお話をします。

仙腸関節炎の痛みを改善する正しいお風呂の入り方

 

順番と言うものがありますので正しい方法お伝えします。

運動した後、たくさん歩いた後、買い物に行った後、などときには動きをたくさんするので炎症が起きることがほとんどです。

仕事が終わった後、家事が終わった後なども炎症が起きやすいです。

そのような後には基本的にアイシングで冷やすと言うことをしていきます。

アイシングと言うのは氷で冷やすと考えてください。

アイシングで冷やすことによって一番最初に炎症をとります。

先ほどお話をした通りアイシングで冷やすと炎症はおさまるのですが、血液の流れが悪くなってしまいます。

そこで可能であればアイシングの後に湯船につかるようにしてください。

シャワーでは全く効果がないので必ず湯船につかるようにしましょう。

5分程度で構いませんので腰から下可能であれば肩までしっかりとつかるようにしてください。

お風呂に上がった後、痛みやズキズキする感じがが特になければそのまま終了にしてもらったら結構です。

お風呂から上がった後に痛みが強く出ているのであればもう一度氷で冷やします。

痛みが特にでなければこれ以上はアイシングする必要がありません。

このような形で温めることと、アイシングをすること。いいとこ取りをします。

仙腸関節炎に対応するストレッチやマッサージがたくさんあります。

どれだけ良い効果があったとしても、炎症が強ければ逆効果になりかねません。

火事が起きている状態で、油を注ぐとさらに火が強くなってしまうのと同じ現象です。

だからこそ、1番最初に火事を食い止めてその後に回復力を高めるために温めます。

炎症がおさまった後はどうすればいいのか?

炎症が収まった後ストレッチやマッサージをするととても効果があります。

私が患者さんにお伝えしている内容や、効果のあるものを動画でご紹介しています。

動画で見てもらったほうがわかりやすいと思いますので併せてご覧になって下さい。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

仙腸関節炎を治すためにお風呂に入ると言うのはあまり効果がない。

と思われた方もいるかもしれません。

しかし火事が起こっている状態でどれだけストレッチや体操しても炎症がひどくなってしまうだけです。

まずは家事の大元を消し去りそれから痛みを消すためのストレッチや体操をすることが1番重要です。

今回の方法は私が患者さんに直接お伝えしている内容です。

ぜひ参考にしてください。

動画でも1連の流れをご紹介するのでご覧になってください。

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当院は仙腸関節炎の治療を非常に得意としています。

痛みを改善することはもちろんのこと、再発をしないように治療とケアを同時にお伝えしています。

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