すべり症による腰痛・お尻から太もものしびれ|60代女性の症例|西宮市 ひこばえ整骨院

症例の概要

半年前から腰の重だるさを感じるようになり、お尻から太ももにかけてのしびれにも悩まれていた60代女性の症例です。

整形外科を受診して「腰椎すべり症」と診断され、痛み止めや湿布で経過をみていましたが、症状が残っていました。

ご本人は手術を避けたいという希望があり、これからも仕事や運動を続けたいと考えて来院されました。

身体を確認すると、骨盤が後ろへ傾いた姿勢や腰まわりの筋肉の緊張、腹部・太ももまわりの筋力について確認が必要な状態でした。これらを踏まえ、身体全体の状態をみながら施術を進めました。

患者さん

60代女性

来院時のお悩み

半年前から腰の重だるさを感じるようになり、その後、お尻から太ももにかけてのしびれも気になるようになっていました。

整形外科では腰椎すべり症と診断され、痛み止めや湿布を使用しながら経過をみていましたが、ご本人が期待するほどの変化を感じられていませんでした。

特に希望されていたのは、手術を避けながら仕事や運動を続けることでした。

  • 腰の痛み・重だるさが続いている
  • お尻から太ももにかけてしびれを感じる
  • 痛み止めや湿布を使用しても症状が残っている
  • できれば手術を避けたい
  • これからも仕事を続けたい
  • 運動を続けたい

これまでの経過

半年前から腰に重だるさを感じるようになり、整形外科を受診しました。

検査の結果、腰椎すべり症と診断され、痛み止めや湿布を使用しながら経過をみることになりました。

しかし、その後も腰の痛みや、お尻から太ももにかけてのしびれが残っていました。

ご本人は「痛みを何とかしたい」ということに加えて、手術はできるだけ避けたい、今後も仕事や運動を続けたいという希望を持たれていました。

当院で確認した身体の状態

初回は、これまでの経過や現在困っていることを伺ったうえで、姿勢や腰まわりの状態などを確認しました。

今回の症例では、次のような特徴がみられました。

  • 骨盤が後ろへ傾き、背中が丸くなる姿勢
  • 腰まわりの筋肉の緊張
  • 腹部や太ももまわりの筋力について確認が必要な状態

すべり症という診断名だけで施術する場所を決めるのではなく、現在の姿勢や身体の動き、腰を支える部分の状態を含めて確認することにしました。

施術の考え方

今回の症例では、腰だけに施術を行うのではなく、初回に確認した骨盤の状態や腰・お尻まわりの筋肉なども含めて施術を進めました。

骨盤については、後ろへ傾いていた状態を確認しながら身体全体のバランスを整える施術を行いました。

また、腰の奥にある腸腰筋や、お尻にある中殿筋なども確認し、緊張がみられる部分には施術を行いました。

症状が落ち着いてきた段階では、身体を支えやすい状態を維持することを目的に、体幹のエクササイズについてもお伝えしました。

ご本人が希望されていた「仕事や運動を続けること」も確認しながら、その時点の身体の状態に合わせて進めました。

施術後の経過

1〜3回目

最初の3回は週1回程度のペースで施術を行いました。

施術後には、ご本人から「腰の重さが少し軽くなった」という感想がありました。

まだ痛みは残っていましたが、それまで気になっていた夜の寝返りが以前より楽になっていました。

4〜6回目

4〜6回目になると、立ち仕事をした後に痛みを感じる頻度が少なくなってきました。

お尻のしびれについても、ご本人から「気にならなくなった」という感想がありました。

骨盤や腰まわりの動きにも変化がみられ、仕事についても大きな痛みが出ることは少なく、比較的安定して行えるようになっていました。

7〜10回目

7〜10回目には、腰の痛みは日常生活の中でほとんど気にならない状態になっていました。

仕事も休むことなく続けられており、セルフケアや体幹エクササイズも継続していただきました。

その後は身体の状態を確認しながら、来院間隔を2週間に1回程度へ変更しました。

院長の考察

今回の症例で大切だったのは、「腰椎すべり症と診断されている」という情報だけで身体の状態を判断しなかったことです。

ご本人が実際に困っていたのは、腰の重だるさだけではなく、お尻から太ももにかけてのしびれや、仕事・運動を今後も続けられるのかということでした。

身体を確認すると、骨盤が後ろへ傾いた姿勢や腰まわりの筋肉の緊張などがみられました。そのため、腰だけではなく、骨盤や腰・お尻まわりを含めて身体の状態を確認しながら施術を進めました。

経過を見る際にも、単純に「痛い・痛くない」だけで判断するのではなく、寝返りが楽になったこと、立ち仕事後の痛みの頻度が減ったこと、お尻のしびれが気にならなくなったことなど、日常生活での変化を確認しました。

すべり症という同じ診断名でも、症状の出方や身体の状態、そして「仕事を続けたい」「運動を続けたい」といった目標は一人ひとり異なります。

画像上の所見だけではなく、その方が現在どのようなことで困っているのか、何を続けたいのかまで確認したうえで身体をみていくことが大切だと考えています。

患者さんの直筆の声

すべり症の改善事例。手術をしなくても解決方法

すべり症による腰痛としびれで来院された60代女性の直筆の感想

「病院では“年齢のせい”と言われて諦めていましたが、先生に見てもらってから少しずつ動けるようになりました。今では旅行にも、仕事の運動もできるようになり、本当に感謝しています。」

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

すべり症による腰痛やしびれでお悩みの方へ

すべり症と診断されていても、腰の痛みだけが気になる方、お尻や太ももにしびれを感じる方、仕事や運動の際に症状が強くなる方など、実際の悩みは一人ひとり異なります。

今回の患者さんも、腰椎すべり症と診断され、痛み止めや湿布を使用していましたが、腰の痛みやしびれが残っていました。

ひこばえ整骨院では、診断名や画像上の所見だけを見るのではなく、これまでの経過、現在困っている動作、姿勢や身体の状態などを確認したうえで施術方針を考えていきます。

すべり症に対する当院の考え方や施術については、下記のページで詳しくご説明しています。

すべり症の原因や施術について詳しく見る

この記事の執筆・監修者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤克也

齋藤 克也

ひこばえ整骨院 院長

柔道整復師(国家資格)

ひこばえ整骨院では、院長の齋藤克也が患者さんの身体の状態を確認し、施術まで一貫して担当しています。

当サイトの症例記事では、実際に来院された患者さんの経過をもとに、来院時のお悩み、身体の状態、施術の考え方、その後の変化についてご紹介しています。

症状名や画像上の所見だけで判断するのではなく、「どのような動作で困っているのか」「日常生活で何ができなくなっているのか」まで確認することを大切にしています。

2019年には、セルフケアや身体の使い方についてまとめた書籍を出版。現在も臨床に携わりながら、患者さんに身体の状態をできるだけ分かりやすく伝えることを心がけています。