産後の腰痛で朝起き上がれなかった20代女性の症例|西宮市

症例の概要

出産後から腰痛が徐々に強くなり、特に朝起きた時の痛みに悩んでいた20代女性の症例です。

痛みが強い日は、目が覚めてから30分以上起き上がれないこともありました。

小さなお子さんが泣いていても、すぐに起きて抱っこしたり、あやしたりできないことを特につらく感じていました。

患者さん

お名前 Eさん

性別 女性

年齢 20代

お住まい 西宮市

お仕事 主婦

来院日 平成28年6月

来院時のお悩み

もともと腰痛はありましたが、以前は痛みが出ても時間が経つと落ち着く程度だったため、それほど気にせず生活されていました。

ところが出産後から徐々に腰痛が強くなり、特に朝起きた直後に強い痛みを感じるようになりました。

日によっては30分以上起き上がることができないほどで、お子さんが泣いていてもすぐに抱っこできないことに困っていました。

先にご主人が当院へ通われており、ご主人から話を聞いて一度相談してみようと思い来院されました。

これまでの経過

腰痛自体は出産前からありましたが、日常生活に大きな支障が出るほどではありませんでした。

出産後から徐々に痛みが強くなり、来院時には朝の起き上がりが一番大きな悩みになっていました。

一方で、一度起きて身体を動かし始めると朝ほどの強い痛みはなく、その後の日常生活は比較的動くことができていました。

当院で確認した身体の状態

まず、立った時と仰向けになった時の姿勢や、腰・骨盤周辺の状態を確認しました。

立った状態では腰の反りが強く、お腹を前に出すような姿勢になっていました。

また、仰向けになると腰とベッドの間に大きく隙間ができる状態でした。

骨盤周辺の動きを確認すると左右差もみられ、特に右側に動かしにくさがありました。

今回の症例では、このような姿勢や腰・骨盤周辺の状態を確認しながら施術方針を考えました。

施術の考え方

腰の痛む場所だけではなく、腰・骨盤周辺の動きや立った時の姿勢を確認しながら施術を行いました。

初期は腰と骨盤周辺を中心に施術し、身体の状態が変化するにつれて股関節や背中周辺についても確認していきました。

また、施術だけでなく、普段の立ち方やお子さんを抱っこする時の姿勢も確認しました。

自宅では、来院時の身体の状態に合わせたストレッチをお伝えし、継続していただきました。

施術後の経過

初回〜2回目|朝の起き上がりに変化

初回施術後は、仰向けで寝た時に感じていた腰の痛みが軽くなり、腰とベッドの隙間にも変化がみられました。

2回目の来院時には腰痛自体はまだ残っていましたが、朝起き上がるまでにかかる時間は以前より短くなっていました。

寝る前のストレッチも継続されており、ご本人からも「やったらスッキリする」とのお話がありました。

3〜4回目|朝スムーズに動けるように

この頃には朝の痛みがかなり少なくなり、起床後もスムーズに動ける日が増えていました。

朝に動けるようになったことで、それまでできなくなっていたご主人のお弁当作りも再開でき、ご本人も喜ばれていました。

一方で、お子さんを長時間抱っこすると腰にだるさや痛みを感じることがあったため、実際の抱っこの仕方も確認しました。

5〜6回目|自分で姿勢を意識できるように

10日間のうち2〜3回ほど腰痛を感じる日はありましたが、来院時のように毎朝強く痛む状態ではなくなっていました。

また、ご自身でも腰を反っていることに気づき、立ち方を修正できるようになっていました。

腰周辺の状態にも変化がみられたため、この頃から股関節や背中周辺についても確認しながら施術を進めました。

7〜8回目|抱っこでも腰痛を感じることが少なくなる

立ち方やお子さんを抱っこする時の姿勢も、ご自身で意識できるようになりました。

朝の腰痛は2週間のうち1日少し気になる程度になり、以前のように30分以上動けないということはなくなりました。

お子さんが成長して抱っこの負担は増えていましたが、抱っこによって腰が痛くなることもほとんどなくなっていました。

最終時|腰痛で動けなくなることがなくなる

最終的には、朝の腰痛によって動けなくなることはなくなりました。

時々腰に痛みやだるさを感じることはありましたが、ご本人によるとストレッチをすると気にならなくなる程度になっていました。

来院時に一番困っていた「朝すぐに起き上がれない」という状態が変化し、ご自身でも日常生活の姿勢やセルフケアを意識できるようになったため、一つの区切りとしました。

院長の考察

今回の症例で特徴的だったのは、腰痛が一日中同じように続くのではなく、朝起きた直後に特に強く出ていたことです。

強い時には30分以上起き上がれない一方、一度身体を動かし始めると比較的動くことができていました。

また、身体を確認すると腰の反りが強く、仰向けになった時にも腰とベッドの間に大きな隙間がみられました。

そのため今回の症例では、痛む腰だけを見るのではなく、腰・骨盤周辺の動きや立ち方、抱っこの姿勢なども確認しながら施術を進めました。

経過の中で特に大切だったと考えているのは、単に「腰が楽になった」だけではなく、朝スムーズに起きられるようになり、ご主人のお弁当作りを再開できたことや、お子さんを抱っこしても腰痛を感じることが少なくなったことです。

産後の腰痛でも身体の状態や困っている動作は一人ひとり異なります。当院では「産後だから」という理由だけで判断せず、実際にどのような場面で困っているのかを確認することを大切にしています。

患者さんの直筆の声

産後の腰痛で朝起き上がるのがつらかった20代女性の直筆の感想

Q.はじめはどのような症状、悩み、身体の変化がありましたか?

朝起きた時にとても腰が痛く、体が固まって動かせない状態で起き上がるにも30分もしくはそれ以上かかっていました。

Q.施術を受けてみて元々あった悩みはどうなりましたか?

腰の痛みがなくなり、朝スッと起き上がれるようになりました。

それに加えて腰に負担がかからない正しい立ち方を教えて頂いたので、姿勢もよくなりました。

Q.実際に施術を受けてみて、具体的にどの部分が良かったですか?

説明が丁寧で凄くわかりやすいです!!

※上記は患者さん個人の感想です。施術による変化には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。

産後の腰痛でお悩みの方へ

産後の腰痛といっても、朝の起き上がり、抱っこ、授乳、立ち上がりなど、困っている動作や身体の状態は人によって異なります。

ひこばえ整骨院では、腰だけを見るのではなく、身体の状態や日常生活で困っている動作まで確認したうえで施術方針を考えています。

産後の腰痛について詳しくは、下記のページをご覧ください。


産後の腰痛の原因や施術について詳しく見る

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

この記事の執筆・監修者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤克也

齋藤 克也

ひこばえ整骨院 院長

柔道整復師(国家資格)

ひこばえ整骨院では、院長の齋藤克也が患者さんの身体の状態を確認し、施術まで一貫して担当しています。

当サイトの症例記事では、実際に来院された患者さんの経過をもとに、来院時のお悩み、身体の状態、施術の考え方、その後の変化についてご紹介しています。

症状名や画像上の所見だけで判断するのではなく、「どのような動作で困っているのか」「日常生活で何ができなくなっているのか」まで確認することを大切にしています。

2019年には、セルフケアや身体の使い方についてまとめた書籍を出版。現在も臨床に携わりながら、患者さんに身体の状態をできるだけ分かりやすく伝えることを心がけています。