体重は減っているのに足が痩せない
ダイエットをしてもジーパンのサイズは変わらない
足痩せの為に運動しているのに逆にどんどん足が太くなっている気がする
こんな悩みを抱えていませんか?
女性の永遠の課題ともいわれるダイエットですが、特に多い悩みが下半身痩せ。
体重は減っているのに足以外のところばかりが痩せていき、バランスは悪くなる一方。
なんとかしようにも方法が分からない。
太ももを細くするためには痩せない原因はなにか、自分に合ったダイエット方法はなにか、を見つけることが重要です。
太ももを細くする事ができない2つの原因
そもそも下半身は上半身に比べて、脂肪細胞の数が多く存在します。
割合でいうと上半身が1に対して下半身はなんと6、つまり
下半身は6倍太りやすい
ということになります。
その状態で食事制限や運動を行なっても、上半身の方が6倍痩せやすいので、必然的に上半身の脂肪から落ちていきます。
栄養が足りなくなるので、筋肉も落ちやすくなることで代謝も低下します。
そうすると冷えやむくみの原因となってセルライトもできやすくなります。
もう一つ、太ももを細くする事ができない理由は、
それが単に脂肪だけの問題ではないからです。
脂肪細胞が多いだけではなく筋肉、骨盤、むくみなどの多くの原因が合わさっているため単純に食事を減らすだけではなかなか痩せず、運動しても細くならずに太くなってしまうこともあるのです。
特にトレーニング系の負荷の強い運動は、筋肉の繊維を潰して再形成させることを繰り返しているので、
どんどん分厚くなってしまいます。
硬く張った筋肉は血行が悪く、栄養や酸素を運べません。
ということは脂肪を燃やす働きもしてくれなくなります。
以前に運動をしていて筋肉が落ちて脂肪に変わってしまった、とおっしゃる方もいますがこれは
硬く張った筋肉の層ができることで脂肪を燃やすことができない部分ができ、その上に脂肪の層ができてしまっているため太ももを細くする事ができないのです。
むくみも下半身が痩せない原因として挙げましたが、むくんだ状態が続くことでセルライトができてしまいます。そしてそのセルライトは食事や運動ではなくならないのです。
このようにいろいろな要因が下半身痩せのためには関わってきます。
逆にいうと、これらが解消できると太ももを細くする事ができます。
太ももを細くする事はできない3つの理由 立ち方が悪い
立ち方が悪いと姿勢全体も歪みます。姿勢が悪くても立ち方が悪くなります。そしてそれが骨盤の歪みに繋がり、むくみの原因にも繋がります。
あなたは真っ直ぐ立ったときに重心がどこによっているかわかりますか?
足が痩せない方の立ち方は
内股、もしくはがに股
のような癖が強い方が多いです。
重心が中心よりも外側に寄ることで、脚の筋肉の使い方にも偏りが生じてしまいます。
そうすると硬く張った外側の筋肉と、ブヨブヨと脂肪だけがついた内もも、という状態になります。
もしくは
前方重心
お腹の力が弱く、反り腰、猫背の方に多いです。
太ももの前やすねの部分に筋肉がつき、もこっとした厚みのある太ももになります。
他にも、真っ直ぐ立っているはずなのに足の指がぴったり地面についていない、浮いているようなことはありませんか?
この状態は浮指と呼ばれ、すねや足の甲の部分の緊張が強く、足の指が地面を踏めていないことから足の内側、お腹の力が抜けやすくなってしまいます。
足を細くする為にマッサージやストレッチを行なっていても、立ち方を意識して変えていかないと体の使い方は変わらないため、太ももを細くする事ができないのです。
太ももを細くする事はできない3つの理由 歩き方が悪い
膝下歩きのような、股関節の動きを使わないものや足首の関節を動かさない引きずり歩きなどをしていると、すねやふくらはぎ外側の筋肉ばかりが発達し、いわゆるししゃも足のような状態の原因となります。
あなたの
靴の裏側、踵や外側ばかりがけずれてはいませんか?
立ち方が悪いことからも繋がりますが踵や外側ばかりが擦れている方は重心や体の使い方が外側に偏っているということです。
重心が外側にずれると、足の外側だけでなく、お尻の外側まで発達してしまうため、お尻も大きくなります。
太ももを細くするにも歩き方が悪いということに気づかず、ウォーキングやランニングをやっていくと、足は細くなるどころか筋肉がついて太くたくましくなってしまいます。
太ももを細くする事はできない3つの理由 常に内股
常に内股になってしまっていると、常に外側に重心が寄ることになります。
内股になっていると股関節が内側に捻じれていきます。股関節の捻じれのバランスをとるために骨盤が開く状態になります。
そうなると内臓の位置がずれて下肢に繋がる血管やリンパ管を圧迫してしまうことになり、むくみの原因となります。
股関節が捻じれることで太ももの骨のでっぱりの位置も変わる為、そのせいでよりおしりや太ももが太く見えてしまいます。
外側重心が癖になってしまうため太もも、ふくらはぎの筋肉は外側が張ってしまい、硬く膨張することで痩せにくい足となってしまいます。
これはO脚の原因にもなります。
歩き方や立ち方によって筋肉の使い方が違う為、足の形も変わり、痩せやすい・痩せにくいが分かれます。
太ももを細くする事ができないと悩まれている方が男性よりも女性に多いのはこの様な理由があります。
特に内股は男性よりも女性の方が断然多いのが特徴です。
では日常生活の中で、どのようなことに気を付ければいいのか、太ももを細くするために何処を改善したらいいのか、についてもお話していきます。
太ももを細くする3つの方法
立ち方、歩き方を変える
ここでは立ち方、歩き方の気を付けるポイントやコツについてお話します。
太ももを細くするための立ち方
・上半身には力を入れない
・お尻に力を入れる
・膝に力を入れない
・親指に力を入れて足の内側に力を入れる
良い姿勢を取ろうと頑張って背中や肩に力が入ってしまいやすいのですが、正しい立ち方としては上半身の力は抜かなければなりません。
下半身の重心の位置が安定すると膝の力と上半身の力が抜けるのがわかるでしょう。
お腹も突き出さないように意識して、腰の位置を後ろにさげ、足裏の真ん中に脚を置くようなイメージにすると重心が踵〜足の裏〜指まで均等になります。
立ち姿勢が安定したらそのまま歩くだけ。
基本姿勢は立ち姿勢と同じですが、歩くときの意識するポイントは以下の通りです。
・かかとを意識して踵から着地する
・足の指でしっかり地面を蹴る
・膝の曲げ伸ばしを意識する
・歩幅はなるべく大きめに
正しい立ち方を意識したままの状態から、顎を引いて目線はしっかり前を見た状態でキープします。
踵から足裏全体がついて最後に親指の腹へ体重が移動し、親指でしっかり地面を蹴るように歩きます。
足の着地が足裏全体だったりつま先からついていたりすると最後の蹴りがうまくできないため足を引きずるような歩き方になります。
いつも歩くペースよりも少し早めに歩くイメージで、歩幅や目線にも気を付けながら歩いてみましょう。
はじめはすべて意識することが難しいですが、続けていくと自然と身につきます。
内股をやめる
単純にがに股にしたらいいと言うわけではありません。内股をやめるためにも先ほどの正しい歩き方、立ち方を実践してみましょう。
内股が習慣づいている方の場合、骨盤や股関節などの捻じれがきつい可能性が高いです。
自分で意識して変えることも大切ですが、一度体のバランス、歪みなどをみてもらった上で体全体を整えつつ自分でも意識して体の使い方を変えていくことも必要です。
外側の筋肉を緩める
外側の筋肉ばかりを使うことになっていると、どんどん硬く張ってしまいます。
放っておいて緩むものでもありません。
太ももだけでなくふくらはぎ、すねの筋肉をしっかりストレッチで緩めましょう。
太ももを細くする為の足痩せストレッチ
次は太ももを細くする為のストレッチ方法をお伝えします。
寝ながら股関節ストレッチ
仰向きで寝ます。
右足が床と平行になるように膝を90°に曲げます。
その状態で右足を、円を描くように大きく回します。
内回し、外回し両方行います。(各5回ずつ)
左足も同様に行います。
左右回し終わったら両膝を揃えて曲げ、左右に倒します。肩が浮かないようにしましょう。このとき膝頭が離れないように気を付けましょう。
座ってできるお尻と太もも外側のストレッチ
?椅子などにまずは座ります。写真の様に足を組んで下さい。
姿勢を真っ直ぐにしたまま前にかがんでいきます。
写真では右足が伸びていて、お尻から太ももが伸びていればOKです。
朝、昼、晩に行なうのと効果的です。片足15秒間キープして2回ずつ行うと終了となります。
お
尻〜太ももしっかりストレッチ
四つん這いになります。
右ひざを床についた手首に近づけながら内向きに横に曲げ、左足を後ろへ伸ばしていきます。
後ろに下げた左足の甲までつくように伸ばします。
上半身の力を抜き、頭をできるだけ床に近づけていきます。手のひらではなく、床に肘がつけそうであれば両肘をついて頭を床に近づけます。
お尻から太ももの外側が伸びている感じがわかったら、その状態のまま深く呼吸をしながら15秒ほどキープします。
右側が終わったら左足も同様に行います。
左右骨盤が傾かないよう意識しながらストレッチしてください。
決して無理に伸ばそうとしないで、できる範囲で行いましょう。
まとめ
いかがでしたでしょう。
太ももを細くするには、食生活の見直しと姿勢の矯正、正しい筋肉をつけて脂肪を燃焼させる運動、むくみを解消するケアを組み合わせて行うことが重要です。
一見、単純な脂肪太りに見える方でも、筋肉が硬くなり血行不良となりセルライトができていることがほとんどです。
脂肪太りは食事や運動だけで改善できますが、筋肉やセルライト、歪みが関わってくるとそれだけではなかなか痩せてくれません。
体の外側と内側からのアプローチを同時に行うことを心がけてください
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執筆者
ひこばえ整骨院 院長 齋藤 克也(監修)
柔道整復師(国家資格保持者)
業界歴16年。
18歳の頃から整骨院1筋で西宮市で痛みに悩まれている方のお役に立てる様に日々精進中。
2019年に本を執筆。
柔道整復師 齋藤 克也監修