3時間以上寝ると腰が痛み朝の起き上がりがつらかった49歳女性の症例|西宮市 ひこばえ整骨院

症例の概要

以前から腰痛があり、出産後の育児をきっかけに症状が強くなった49歳女性の症例です。

来院時は、3時間以上寝ると腰が痛くなり、朝起き上がるまでにも時間がかかっていました。

日中も腰痛ベルトが手放せず、座っているだけでも痛みを感じることがありました。

これまでにも複数のマッサージや整骨院などへ通われていましたが、ご本人としては十分な変化を感じられず、「そのときだけ楽になればいい」と半ば諦めていたそうです。

また、以前からテニスをされており、「腰のことを気にせずテニスを楽しめるようになりたい」という希望もありました。

患者さん

Kさん 49歳女性 パート

来院時期:平成28年2月

来院時のお悩み

もともと腰痛がありましたが、3年前に出産し、初めての育児をする中で腰痛が強くなっていきました。

  • 3時間以上寝ると腰が痛くなる
  • 朝、起き上がるまでに時間がかかる
  • 座っているだけでも腰が痛む
  • 日中は腰痛ベルトが手放せない
  • 旅行先など普段と違う寝具では特に腰がつらい
  • 腰を気にせずテニスを楽しみたい

特につらかったのが、睡眠後の腰痛と朝の起き上がりでした。

普段から睡眠時間は3〜4時間程度と短かったものの、長く眠れる日でも腰が痛くなり、起き上がることが難しい状態でした。

旅行などで普段と違う布団や枕を使った際には、腰の痛みが強くなり、起き上がるまでに数十分かかることもあったそうです。

これまでの経過

以前から腰痛があり、これまでにも複数のマッサージや整骨院などへ通われていました。

一時的に楽になることはあっても、ご本人が期待していた状態にはならず、腰痛とは付き合っていくしかないと考えるようになっていました。

その後、出産と育児を経験する中で腰痛が強くなり、睡眠や朝の起き上がり、日中の生活にも影響するようになりました。

友人から当院のことを聞き、その友人の身体の変化を知っていたことがきっかけとなり、来院されました。

腰痛を軽くすることに加えて、好きなテニスを不安なく楽しめるようになることを一つの目標として施術を進めることにしました。

当院で確認した身体の状態

腰だけではなく、肩甲骨・背中・股関節などの動きや、立ったときの身体のバランスを確認しました。

来院時には身体全体の動きに硬さがみられ、腰だけでなく肩や背中、股関節など複数の部分が動かしにくい状態でした。

特に、身体を動かしたときに一部へ負担が集中しやすく、腰以外の部分の動きも含めて確認する必要があると考えました。

今回の症例では、「腰が痛いから腰だけを施術する」という考え方ではなく、身体全体の動きを確認しながら施術方針を組み立てました。

施術の考え方

初回は、腰だけに強い刺激を加えるのではなく、肩・背中・股関節・ふくらはぎなども含めて、身体全体を動かしやすくすることを目的に施術しました。

また、施術だけでなく、自宅でも無理なく続けられる内容として、股関節やお尻まわりのストレッチと立ち方についてお伝えしました。

複雑なセルフケアをたくさん行うのではなく、その時点の身体の状態に合わせて、継続しやすい内容に絞りました。

経過を見る際には、腰痛の強さだけではなく、睡眠後の状態、朝の起き上がり、日中の生活、そしてテニスをしたときに腰を気にせず動けるかどうかも確認しました。

実際の施術と経過

1〜3回目

初回は、身体全体の動きを確認しながら、腰・肩・背中・股関節・ふくらはぎなどを中心に施術しました。

自宅では、股関節やお尻まわりの簡単なストレッチと立ち方について取り組んでいただきました。

ご本人は毎日セルフケアを続けてくださり、3回目には「腰痛がかなり楽で、以前より眠れるようになってきた」と話されていました。

睡眠時間自体は3〜4時間程度の日が多かったものの、以前と比較すると身体が楽に感じられるようになっていました。

腰痛についても、ご本人の感覚では初回来院時と比較して半分程度まで軽くなっていました。

また、週に1回行っていたテニスでは、それまで感じていた脚の力の入りにくさにも変化を感じるようになっていました。

4〜6回目

この時期には、テニスを強度を上げて行えるようになっていました。

腰痛そのものが強く出たわけではありませんでしたが、思い切って動いた際には腰に違和感や不安を感じることがありました。

日常生活では、朝起きるときの腰痛が以前ほど気にならなくなっていました。

以前は痛みのために朝早く目が覚めたり、起き上がるまでに時間がかかったりしていましたが、この頃には「普通に眠くて起きる」という状態に変わってきました。

一方で、身体の動きにはまだ硬さが残っていたため、テニスを含めた活動量を確認しながら施術とセルフケアを継続しました。

7〜9回目

7回目頃には、日常生活で腰痛を気にすることがほとんどなくなっていました。

テニスをした際にも、以前のような腰の痛みや不安定な感覚はほとんど感じなくなったと話されていました。

途中、お子さんの体調不良やご本人の風邪などで来院間隔が空くこともありましたが、その間も大きく腰痛が戻ることはありませんでした。

9回目には、ご本人から「冬にこんなに腰が楽なのは初めてです」との話がありました。

日常生活で腰痛を気にする場面がなくなり、テニスについても不安なく行える状態が続いていたため、この時点で集中的な施術はいったん終了しました。

その後は、ご本人の希望に応じて身体の状態を確認することになりました。

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

患者さんの直筆の声

朝の起き上がりや睡眠後の腰痛に悩んでいた49歳女性の直筆の感想

患者さんからは、もともと腰痛があり、出産後の育児をする中で症状が強くなったことや、3時間以上寝ると腰が痛み、朝もなかなか起き上がれなかったことについて書いていただきました。

また、施術について「説明がわかりやすかった」「強くバキバキするような施術ではなかった」「自分の症状に合わせたストレッチが簡単で続けやすかった」との感想もいただいています。

施術後の変化については、「毎日とても楽に過ごせるようになった」と書かれていました。

※患者さん個人の感想です。施術による変化には個人差があります。

院長の考察

今回の症例では、腰の痛みだけではなく、「長く寝ると痛くなる」「朝起き上がれない」「腰痛ベルトが手放せない」「テニスを思い切ってできない」など、生活のさまざまな場面に影響が出ていました。

身体を確認すると、腰だけではなく、肩甲骨・背中・股関節などにも動かしにくさがみられました。

そのため、腰だけに施術を集中させるのではなく、身体全体の動きを確認しながら施術を進めました。

また、この方にとって重要だったのがテニスです。

痛みの強さだけを確認するのではなく、「好きなテニスを不安なくできるか」という点も、身体の状態を確認する一つの基準にしました。

経過の中では、まず睡眠後や朝の起き上がりが楽になり、その後テニスの強度を上げても腰を気にする場面が少なくなっていきました。

腰痛といっても、症状の出方や身体の状態、生活環境は一人ひとり異なります。

痛みを感じている腰だけを見るのではなく、「いつ痛むのか」「どのような動作で困っているのか」「何ができるようになりたいのか」まで確認することが大切だと考えています。

腰痛でお悩みの方へ

「朝起きると腰が痛い」「長く寝ると腰がつらくなる」「育児中に腰痛が強くなった」「スポーツをすると腰が不安」という方もいらっしゃいます。

腰痛にはさまざまな状態があり、痛みが強い場合や長期間続いている場合には、必要に応じて医療機関で検査を受けることも大切です。

ひこばえ整骨院では、現在感じている痛みだけではなく、これまでの経過や日常生活で困っている動作、身体全体の動きを確認したうえで施術方針を考えています。

当院の腰痛に対する考え方や施術については、下記のページで詳しくご紹介しています。


腰痛の原因や施術について詳しく見る

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

この記事の執筆・監修者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤克也

齋藤 克也

ひこばえ整骨院 院長

柔道整復師(国家資格)

ひこばえ整骨院では、院長の齋藤克也が患者さんの身体の状態を確認し、施術まで一貫して担当しています。

当サイトの症例記事では、実際に来院された患者さんの経過をもとに、来院時のお悩み、身体の状態、施術の考え方、その後の変化についてご紹介しています。

症状名や画像上の所見だけで判断するのではなく、「どのような動作で困っているのか」「日常生活で何ができなくなっているのか」まで確認することを大切にしています。

2019年には、セルフケアや身体の使い方についてまとめた書籍を出版。現在も臨床に携わりながら、患者さんに身体の状態をできるだけ分かりやすく伝えることを心がけています。