仕事終わりに背中が痛み、姿勢・O脚も気になっていた30代女性の症例|西宮市 ひこばえ整骨院

症例の概要

30代女性、アパレル関係と訪問のお仕事をされている方の症例です。

以前から背中にだるさを感じることはありましたが、次第に仕事終わりや夕方から夜にかけて痛みを感じるようになり、ストレッチをした際にも背中が痛むようになっていました。

常に強い痛みがあるわけではありませんでしたが、「悪いところがあるなら、今のうちに身体をきちんと見直したい」と考えて来院されました。

背中の痛みに加えて、O脚や姿勢についても以前から気になっていたため、立ち方や背中・骨盤・股関節など身体全体の状態を確認しながら施術を進めました。

患者さん

30代 女性 アパレル関係・訪問のお仕事

来院時期:平成29年1月

来院時のお悩み

一番気になっていたのは、仕事終わりに感じる背中の痛みでした。

  • 仕事終わりや夕方・夜になると背中が痛む
  • ストレッチをした際にも背中に痛みを感じる
  • 以前から背中にだるさを感じることがあった
  • 仕事では立って動く時間が長い
  • 姿勢が気になっている
  • O脚も一緒に見直したい

強い症状になる前に身体の状態を確認し、できることがあれば早めに対策したいという希望がありました。

これまでの経過

以前から背中にだるさを感じることはありましたが、来院前には「だるさ」だけではなく「痛み」として感じるようになっていました。

特に仕事が終わる頃や夕方から夜にかけて痛みが出やすく、ストレッチをした際にも背中が痛む状態でした。

仕事柄、立ったまま動く時間が長く、普段の立ち方や姿勢についても気にされていました。

また、以前からO脚についても気になっており、この機会に背中の痛みだけではなく、姿勢や身体全体の状態も確認してほしいとのことでした。

当院で確認した身体の状態

まず、背中のどの部分に症状が出ているのかを確認しました。

背中を触れて確認すると、胸椎の6〜7番付近に押した際の痛みがみられました。身体を動かした瞬間に強い痛みが出るわけではなく、疲労がたまってくると同じ付近に痛みが出やすい状態でした。

次に、仕事中の負担も考えて立ったときの姿勢を確認しました。

壁を使って姿勢を確認すると、腰と壁の間に大きく隙間ができ、腰が反りやすい状態がみられました。

また、仰向けで骨盤・股関節周辺を確認すると、右脚が外側へ開きやすい状態がありました。

今回の症例では、背中だけを見るのではなく、立ち姿勢や腰の反り、背骨・骨盤・股関節の動きなども確認しながら施術方針を考えました。

仕事終わりの背中の痛みに悩んでいた30代女性の身体の状態

施術の考え方

今回の症例では、背中に痛みを感じていましたが、立った姿勢では腰が反りやすく、股関節にも左右で動きの違いがみられました。

そのため、痛みを感じている背中だけに施術を行うのではなく、背骨の動きや骨盤・股関節、お尻周辺の筋肉なども確認しながら施術しました。

初回は、動きにくくなっていた背中周辺に動きをつけながら、骨盤・股関節周辺についても施術を行いました。

自宅では、背中とお尻周辺を中心としたストレッチを1日1〜2回行ってもらい、経過を確認することにしました。

施術後の経過

1〜3回目

初回から約1週間後に来院された際には、背中の痛みはほとんど出ずに過ごせたとのことでした。

肩甲骨を広げるような動きをすると少し痛みを感じることはありましたが、来院前ほどではありませんでした。

一方で、背中のだるさはまだ残っていました。

背中の症状が落ち着いてきたこともあり、以前から気になっていたO脚についても同時に身体の状態を確認することになりました。

来院当初は、立った状態で左右の膝の間に指3本程度の隙間があり、膝の上下でも指2本程度の隙間がみられました。

背中の状態とあわせて、腰の反りや骨盤・股関節、立ち方についても確認しながら施術を続けました。

4〜7回目

4回目頃には、背中に痛みが出ることはなくなり、ときどきだるさを感じる程度になっていました。

右側のお尻周辺が張りやすかったため、自宅で行うストレッチについても右側を意識して行ってもらいました。

また、壁を使って立ち姿勢を確認し、ご自身でも腰が反りすぎていないか確認できる方法をお伝えしました。

来院当初と比べるとストレッチも習慣になり、ご本人からも「姿勢の整え方が分かるようになってきた」との話がありました。

この頃には、立った状態で膝の間にみられていた隙間も、膝部分で指2本程度、膝の上下では指1本程度まで変化していました。

8〜9回目

8〜9回目には、背中の痛みだけでなく、以前感じていただるさについても気にならなくなっていました。

壁を使って姿勢を確認すると、来院当初は腰と壁の間に肘が入るほどの隙間がありましたが、この頃には手のひら1枚程度の隙間で姿勢を維持できるようになっていました。

歩いている際に足先が外側へ向きやすい感覚についても、以前ほど気にならなくなったとのことでした。

自宅でのストレッチも継続できており、ご自身で姿勢を確認する方法も身についてきたため、壁に背中をつけた際の隙間を今後の身体の状態を確認する一つの目安としてお伝えし、施術を一区切りとしました。

背中の痛みと姿勢の変化を確認した30代女性の症例写真

院長の考察

今回の症例では、来院当初から常に強い背中の痛みがあったわけではありません。

以前から感じていただるさが、仕事終わりやストレッチの際に「痛み」として出るようになったことをきっかけに来院されました。

身体を確認すると、背中の一部分に押した際の痛みがありましたが、それだけではなく、立ったときに腰が反りやすいことや、右脚が外側へ開きやすい状態などもみられました。

そのため、背中だけを施術するのではなく、背骨・骨盤・股関節などの動きや普段の立ち方も確認しながら施術を進めました。

経過の中では、背中の痛みが先に気にならなくなり、その後だるさや姿勢、歩く際の足の向きなどについても変化がみられています。

症状が強くなくても、「以前はだるいだけだったのに痛みを感じるようになった」「仕事の後だけ症状が出る」など、身体の変化を感じた際には、どのような動作や姿勢で負担がかかっているのかを確認することが大切だと考えています。

背中の痛みでお悩みの方へ

背中に痛みがある場合でも、症状が出ている場所だけに負担があるとは限りません。

ひこばえ整骨院では、どのような場面で痛みが出るのかを確認し、背中の動きだけではなく、姿勢や骨盤・股関節など身体全体の状態を確認したうえで施術方針を考えています。

背中や腰周辺の痛みに対する当院の考え方や施術については、下記のページで詳しくご説明しています。


腰痛や背中の痛みの原因・施術について詳しく見る

この記事の執筆・監修者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤克也

齋藤 克也

ひこばえ整骨院 院長

柔道整復師(国家資格)

ひこばえ整骨院では、院長の齋藤克也が患者さんの身体の状態を確認し、施術まで一貫して担当しています。

当サイトの症例記事では、実際に来院された患者さんの経過をもとに、来院時のお悩み、身体の状態、施術の考え方、その後の変化についてご紹介しています。

症状名や画像上の所見だけで判断するのではなく、「どのような動作で困っているのか」「日常生活で何ができなくなっているのか」まで確認することを大切にしています。

2019年には、セルフケアや身体の使い方についてまとめた書籍を出版。現在も臨床に携わりながら、患者さんに身体の状態をできるだけ分かりやすく伝えることを心がけています。