
症例の概要
66歳女性、変形性股関節症の症例です。
長い間、整形外科や接骨院に通いながら仕事を続けていましたが、無理を重ねるうちに股関節の痛みが強くなり、令和元年(2019年)11月頃には歩くことも難しい状態になりました。
整形外科では変形性股関節症と診断され、手術による治療について説明を受けていました。ご本人も「手術するしかない」と考えていたところ、ご主人がインターネットで当院のホームページを見つけ、LINEでご相談いただいたことが来院のきっかけです。
来院時の状態を確認したうえで、変形そのものを元の状態に戻すことを目的とするのではなく、現在感じている痛みや日常生活で困っている動作に対して、どこまで変化がみられるかを確認しながら進めることをご説明しました。
約1年間で15回程度の施術を行い、その後は1か月に1回程度の施術を約半年間継続しました。期間を空けても症状の大きなぶり返しがみられなかったため、最終的に施術を終了しています。
患者さん
66歳女性 主婦
来院時のお悩み
来院時には股関節の痛みが強く、歩行だけでなく日常生活のさまざまな動作に支障が出ていました。
- 股関節が痛く、歩くことが難しい
- 歩行時に杖が必要
- 寝ているときにも股関節がうずく
- トイレから立ち上がるときに強く痛む
- 着替えの動作でも股関節が痛む
- 仕事などで無理をすると痛みが強くなる
- 整形外科で手術について説明を受けている
長期間にわたり股関節の痛みを抱えており、来院した頃には歩くことそのものにも大きな負担を感じている状態でした。
これまでの経過
長い間、整形外科や接骨院に通いながら仕事を続けていました。
しかし、無理を重ねるうちに股関節の痛みが強くなり、令和元年(2019年)11月頃には歩行も困難な状態になりました。
整形外科では変形性股関節症と診断され、手術による治療について説明を受けていました。
患者さん自身も手術を受けるしかないと考えていたところ、ご主人がインターネットで当院のホームページを見つけてくださり、LINEでご相談いただきました。
ご自宅から当院までは距離がありましたが、ご本人とご主人に現在の状態や施術について説明したうえで、通院を開始しました。
当院で確認した身体の状態
今回の症例では、すでに整形外科で変形性股関節症と診断され、歩行にも杖が必要なほど症状が強くなっていました。
そのため、「変形した股関節を元の状態に戻す」という考え方ではなく、現在の身体の状態を確認しながら、歩行や立ち上がり、着替えなど、実際に困っている動作で感じる痛みをどこまで減らしていけるかを考えて施術を進めました。
また、施術を受けることだけでなく、普段の歩き方やご自宅での過ごし方も重要だと考え、歩き方と1日2回程度のストレッチについてもお伝えしました。
施術の考え方
来院時には歩行も困難なほど症状が強かったため、短期間で結果を求めるのではなく、身体の反応を確認しながら時間をかけて進める方針としました。
最初は1週間に1回、その後は2週間に1回、3週間に1回と段階的に施術間隔を広げ、施術を受けない期間が長くなっても症状が大きく戻らないかを確認していきました。
また、ご主人が毎回一緒に来院されていたため、ご本人だけでなくご主人にも現在の状態や日常生活での注意点をご説明しました。
ご自宅でも家事などを協力していただき、股関節へ無理な負担をかけすぎないようにしながら、ストレッチや歩き方にも取り組んでいただきました。
施術後の経過
1〜3回目
最初の3回は、ご自宅から当院まで距離がありましたが、1週間に1回のペースで来院していただきました。
この期間で、来院当初と比較して痛みは2〜3割程度軽減しました。
施術と並行して普段の歩き方をお伝えし、ご自宅では1日2回程度のストレッチをできる範囲で続けていただきました。
患者さん自身も直筆のご感想の中で、自宅で教わったストレッチを続けていたことを書かれています。
4〜7回目
4回目以降は、2週間に1回程度へ施術間隔を広げました。
この頃から少しずつ杖を必要とする場面が減り、ご自宅の中では杖を使わなくても歩けることが増えていきました。
患者さんからも、長い間足となっていた杖を「日に日に置き忘れるぐらい、自分の足だけで歩けるようになりました」とのご感想をいただいています。
ただし、歩けるようになったからといって急に杖をやめるのではなく、安全面も考えて必要な場面では無理をせず杖を使用するようお伝えしました。
8回目以降
8回目以降は、3週間に1回程度へ施術間隔を広げました。
仕事などで身体に負担がかかったときには痛みが強くなることもありましたが、それ以外のときには症状が少しずつ落ち着いていきました。
来院当初にあった、寝ているときのうずくような痛みや、トイレから立ち上がるとき、着替えるときの強い痛みも感じなくなっていきました。
杖についても、日常生活ではほとんど必要としない状態になりました。
一方で、無理をすると症状が出る可能性も考え、できることが増えてきた時期だからこそ、無理をしすぎないようにお伝えしました。
14〜15回目
最後の2回程度は、1か月に1回まで施術間隔を広げました。
施術間隔を1か月空けても症状が大きく戻らず、日常生活で感じていた痛みもほとんど気にならない状態となったため、約1年間・15回程度で集中的な施術を終了しました。
その後の経過
その後は状態を確認するため、1か月に1回程度の施術を約半年間続けました。
期間を空けても症状の大きなぶり返しがみられなかったため、最終的に施術を終了しました。
院長の考察
今回の症例は、来院時には歩くことも難しく、整形外科で変形性股関節症と診断され、手術について説明を受けていた方でした。
そのため、最初から「元通りになる」「手術をしなくても大丈夫」といった説明はせず、変形そのものを元に戻すことを目的とするのではなく、現在感じている痛みや日常生活で困っている動作にどのような変化がみられるかを確認しながら進めました。
実際の経過では、最初の3回で痛みに変化がみられ、その後、自宅では杖を使わずに歩ける場面が増えていきました。
さらに、寝ているときのうずくような痛み、トイレからの立ち上がり、着替えなど、来院時に困っていた日常生活の動作にも少しずつ変化がみられました。
今回の症例でもう一つ重要だったのが、ご本人だけでなく、ご主人にも状態を理解していただきながら進められたことです。
毎回一緒に来院していただき、ご自宅でも家事などを協力してもらいながら、患者さん自身はストレッチを継続されました。
症状が落ち着いてくると、「もう大丈夫」と無理をしてしまうことがあります。しかし今回は、できることが増えてきた段階でも無理をしすぎないようにお伝えし、施術間隔を少しずつ広げながら状態を確認しました。
変形性股関節症と診断されていても、変形の程度や痛み、歩行能力、日常生活への影響は一人ひとり異なります。
今回のような経過をたどる方がいる一方で、状態によっては医療機関で手術を含めた治療を検討する必要がある場合もあります。そのため、診断名だけで判断するのではなく、現在の状態や生活上の困りごとを確認しながら、その方に合った対応を考えることが大切だと考えています。
患者さんの直筆の声

長い間、接骨院や整形外科に行きながら働いて無理をした為、令和1年の11月頃には歩行も困難なぐらいの痛みで、変形性股関節症だと整形外科で言われ、手術しか治療法がないと言われ、私も手術するしかないとあきらめていました。
主人がインターネットのホームページでひこばえ院長先生の事を知り、気になり、すぐにLINEをして来ました。
私の足を見てびっくりされていました。「だいじょうぶですよ。がんばっていっしょに治療しましょう」と言われたり、不安感がぬぐえました。
来院3回目で痛みが軽くなり、びっくりしました。家でするストレッチ方法等で足がだんだん楽になり、来院するのがたのしみでした。
毎日1日2回のストレッチ。長い間、私の足となっていました杖が日に日に置き忘れるぐらい、自分の足だけで歩けるようになりました。
足が楽になってきて、ための安心感等して、せっかく良くなっていましたのに、以前の痛い足になって先生をこまらせました。
「無理しないで下さい」と言われ、かなりなくなりましたが、ひたすら毎日家でストレッチをしたお陰で、日に日にさっさと歩く事が出来、日々の生活の中で注意しないとぶりかえすと考えながら生活しています。
次回の予約日も休む事なく主人に連れて来てもらいます。また月1回はお世話になろうと思っています。よろしくお願いします。
66歳女性 主婦
※上記は患者さんご本人からいただいた感想です。読みやすさのため一部表記を整えています。施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。
変形性股関節症でお悩みの方へ
変形性股関節症による痛みが強くなると、歩くことだけでなく、立ち上がる、着替える、眠るといった日常生活にも影響することがあります。
ひこばえ整骨院では、診断名だけで判断するのではなく、これまでの経過や現在困っている動作、歩行の状態などを確認したうえで施術方針を考えていきます。
また、医療機関での治療や手術を含めた判断が必要な状態もあるため、必要に応じて医療機関での診察を受けながら進めることも大切です。
変形性股関節症に対する当院の考え方や施術については、下記の症状別ページで詳しくご説明しています。





