扁平足で足の外側が痛く歩けなくなった症例|西宮市 ひこばえ整骨院

症例の概要

2021年に来院された、扁平足のある患者さんの症例です。

急に足の付け根の外側に痛みが出て、歩くことも難しい状態になり、当院のYouTubeを見たことをきっかけにLINEでご相談いただきました。

足の状態を確認すると、扁平足に加えて足の指が浮いてしまう「浮き指」があり、足首にもねじれがみられました。また、立ったときの重心が足の外側と後方に大きく偏っていました。

施術だけでなく、立ち方や歩き方、普段履いている靴についても見直しながら、約半年間で合計10回の施術を行いました。現在は痛みへの対応ではなく、状態を維持することを目的として1か月〜1か月半に1回程度のメンテナンスを続けています。

患者さん

女性、会社員

来院時のお悩み

来院のきっかけになったのは、足の外側に突然出た強い痛みでした。

  • 足の付け根の外側が痛い
  • 痛みのため歩くことが難しい
  • 仕事で長時間立っていると足に負担がかかる
  • 長く歩くと痛みが出る

痛みが強くなったことで歩くことにも支障が出るようになり、当院のYouTubeを見てLINEでご相談いただきました。

これまでの経過

もともと扁平足がありましたが、2021年に急に足の付け根の外側が痛くなり、歩くことも難しい状態になりました。

当院のYouTubeをご覧になったことをきっかけにLINEでご相談いただき、その後来院されました。

普段は仕事で立っている時間も長く、革靴を履く機会が多い生活をされていました。

当院で確認した身体の状態

足の状態を確認すると、扁平足だけでなく、足の指が床から浮いてしまう「浮き指」もみられました。

さらに足首にねじれがあり、立ったときには重心が足の外側と後方に大きく偏っていました。

その特徴が分かりやすく表れていたのが、普段履いていた靴の減り方です。

靴底を確認すると外側の減りが目立つ一方、つま先側は比較的きれいな状態でした。普段から足の前方や指を十分に使うというより、外側と後方に重心をかけて身体を支えている状態がうかがえました。

今回の症例では、扁平足だけを問題として考えるのではなく、浮き指や足首の状態、重心の位置、立ち方や歩き方、普段履いている靴など、複数の要素が足への負担に関係していると考えました。

施術の考え方

今回の症例では、痛みがある足の外側だけに対応するのではなく、足首の状態と重心のかけ方を確認しながら施術を進めました。

特に重視したのが、普段の立ち方と歩き方です。

施術で身体の状態を整えても、日常生活で同じように外側や後方へ体重をかけ続けていれば、足への負担が続く可能性があります。

そのため初期の段階から立ち方と歩き方をお伝えし、患者さん自身にも普段の身体の使い方を意識していただきました。

また、普段履いていた革靴についても見直し、クッション性のあるスニーカーへ変更していただきました。

施術だけでなく、毎日の立ち方・歩き方・靴まで含めて足にかかる負担を見直していくことを、この症例では大切にしました。

施術後の経過

1〜3回目

初回から3回目までは、1週間に1回程度のペースで施術を行いました。

この時期は足の状態を整えることに加えて、普段の立ち方と歩き方の指導を重点的に行いました。

また、普段履いていた革靴から、クッション性のあるスニーカーへ変更していただきました。

4〜7回目

4回目の施術時には、日常生活で感じる痛みはほとんど気にならない状態になっていました。

一方で、長時間歩いたときや仕事で長く立ち続けたときには、まだ痛みが出ることがありました。

4〜7回目は2週間に1回程度のペースで施術を行い、足首の状態を確認しながら、足の外側に体重が偏りすぎないように調整していきました。

8〜10回目

8回目以降は、3〜4週間に1回程度まで施術間隔を広げました。

症状が落ち着いたからすぐに終了するのではなく、施術を受けない期間を少しずつ長くしながら、長く歩いたときや仕事で立ち続けたときにも痛みがぶり返さないかを確認していきました。

約半年間、合計10回の施術を行い、痛みへの対応を目的とした施術はいったん終了しました。

現在の状態

現在は、痛みが出たから施術を受けるという状態ではなく、身体や足の状態が悪くならないように確認することを目的として、1か月〜1か月半に1回程度のメンテナンスを続けています。

院長の考察

今回の症例で重要だったのは、「扁平足があるから足が痛くなった」と単純に考えなかったことです。

実際に確認すると、扁平足だけでなく浮き指があり、足首にもねじれがみられ、重心は足の外側と後方へ大きく偏っていました。

さらに、普段履いていた靴の減り方にもその特徴が表れており、外側が大きく減っている一方で、つま先側は比較的きれいな状態でした。

このように、足の形だけでなく「実際にどのように立ち、どのように歩いているのか」を確認することで、その方の足にどのような負担がかかっているのかが見えてくることがあります。

今回の症例では、足首の状態を整えることに加えて、立ち方・歩き方を見直し、普段の革靴からクッション性のあるスニーカーへ変更しました。

扁平足がある方すべてに同じ症状が出るわけではありません。同じような足の形であっても、重心の位置、歩き方、仕事で立っている時間、履いている靴などによって、足にかかる負担は異なります。

痛みが強くなって歩くことが難しくなるまで我慢するのではなく、「長く歩くと痛む」「靴の外側だけ極端に減る」など、これまでと違う変化が出てきた段階で身体や足の状態を確認することが大切だと考えています。

患者さんの直筆の声

扁平足による足の外側の痛みで来院された女性の直筆の感想

患者さんからいただいたご感想

急に足のつけ根外側が痛くなり、歩行もろくにできなくなったため、先生のYouTubeを見つけて来院しました。

初めて来院した時に、先生に歩き方のご指摘をうけ、自分がこんな歩き方をしているのかと衝撃でした。

少し日々の歩き方にも意識し、靴も先生からのアドバイス通り革靴をやめ、クッション性のあるスニーカーに変更したことで、徐々に足の赤みや痛みも減り、今では革靴もはけるようになりました。

足のためには今後も靴選びには慎重に、合った物を、疲れた翌日はなるべく楽なスニーカーをはいて休ませてあげるよう心がけたいと思います。

本当にありがとうございました。

Kさん 女性 会社員

※上記は患者さんご本人からいただいた感想です。読みやすさのため一部表記を整えています。施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

扁平足でお悩みの方へ

扁平足があるからといって、すべての方に足の痛みが出るわけではありません。

今回の症例のように、足の指の使い方や足首の状態、重心の位置、立ち方・歩き方、普段履いている靴などが重なって、足への負担が大きくなっている場合もあります。

ひこばえ整骨院では、痛みがある部分だけでなく、足の状態や身体の使い方、これまでの経過を確認したうえで施術方針を考えていきます。

扁平足に対する当院の考え方や施術については、下記の症状別ページで詳しくご説明しています。

扁平足の原因や施術について詳しく見る

この記事の執筆・監修者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤克也

齋藤 克也

ひこばえ整骨院 院長

柔道整復師(国家資格)

ひこばえ整骨院では、院長の齋藤克也が患者さんの身体の状態を確認し、施術まで一貫して担当しています。

当サイトの症例記事では、実際に来院された患者さんの経過をもとに、来院時のお悩み、身体の状態、施術の考え方、その後の変化についてご紹介しています。

症状名や画像上の所見だけで判断するのではなく、「どのような動作で困っているのか」「日常生活で何ができなくなっているのか」まで確認することを大切にしています。

2019年には、セルフケアや身体の使い方についてまとめた書籍を出版。現在も臨床に携わりながら、患者さんに身体の状態をできるだけ分かりやすく伝えることを心がけています。