産後から腰痛が続き、抱っこや体勢を変えると痛かった50代女性の症例|西宮市 ひこばえ整骨院

症例の概要

50代女性、主婦の方の症例です。

産後から腰痛が続いており、症状が強いときには、ふと体勢を変えるだけでも腰に痛みが出ていました。

首や肩の痛み、頭痛もあり、過去には仕事中に何度かぎっくり腰を経験していたため、「またぎっくり腰になるのではないか」という不安もありました。

また、産後から体型や体重が戻りにくいことも気になっており、腰痛だけでなく姿勢や身体全体の状態を確認することになりました。

患者さん

Jさん 50代 女性 主婦

来院時期:平成27年2月

来院時のお悩み

一番の悩みは、産後から続いている腰痛でした。

  • 産後から腰痛が続いている
  • 症状が強いときは体勢を変えるだけでも腰が痛む
  • 抱っこが多いと腰痛が出やすい
  • 首や肩にも痛みがある
  • 頭痛を感じることがある
  • 過去に何度かぎっくり腰を経験しており、再び起こることが不安
  • 産後の体型や体重も気になっている

これまでの経過

出産後から腰の痛みがなかなか落ち着かず、日常生活の中でも身体の状態が気になるようになっていました。

特に抱っこをする機会が多く、腰を反らすような姿勢になると痛みを感じることがありました。

また、以前の仕事では何度かぎっくり腰を経験していたため、腰痛が続くことで「また急に強い痛みが出るのではないか」という心配もありました。

腰だけでなく首・肩の痛みや頭痛もあり、産後の体型や体重についても気になっていたことから、身体全体の状態を確認することになりました。

当院で確認した身体の状態

腰だけでなく、立っているときの姿勢や身体全体のバランスを確認しました。

鏡の前で確認すると、肩や骨盤周辺の左右差があり、立っているときの足の位置や重心にも左右差がみられました。

また、腰を反らせるような姿勢が強くなっており、身体を正面から見たときだけでなく、横から見た姿勢にも特徴がありました。

そのほか、股関節や骨盤周辺、肩甲骨などの動きも確認し、腰だけに負担が集中しないよう身体全体をみながら施術方針を考えました。

産後から続く腰痛に悩んでいた50代女性の身体の状態

施術の考え方

この方は腰痛だけではなく、首や肩の痛み、頭痛など複数の悩みがありました。

また、抱っこをすると腰を反らせるような姿勢になりやすく、その際に腰痛を感じることもありました。

そのため、痛みがある腰だけを見るのではなく、骨盤周辺・股関節・肩甲骨などの動きや、立っているときの姿勢も確認しながら施術を行いました。

自宅では、腰をゆっくり左右に動かすストレッチ、首周辺のストレッチ、肩甲骨を動かす運動などをお伝えしました。

施術だけで身体を整えるのではなく、日常生活でもご自身の姿勢や身体の使い方に気づいてもらうことを大切にしました。

施術後の経過

1〜3回目

初回は腰・首・肩周辺の状態と、骨盤周辺・股関節・肩甲骨などの動きを確認しながら施術を行いました。

2回目は1週間後に来院されました。

自宅でお伝えしたストレッチを続けており、前日にたくさん歩いたものの、腰の状態はいつもより強くならなかったとのことでした。

また、ご本人自身も、立っているときに片側へ重心をかけやすいことに気づくようになっていました。

3回目には腰痛がかなり落ち着き、日常生活で感じる痛みも以前より少なくなっていました。

この時点では腰よりも首周辺のこりが気になるようになっていました。

4〜5回目

抱っこをする時間が長くなると腰痛が出ることがあり、特に腰を反らせるような姿勢で痛みを感じていました。

一方で、自宅でのストレッチや姿勢を意識することは継続されていました。

5回目には、普段の生活で強い腰痛を感じることはほとんどなくなり、ときどき違和感を感じる程度になっていました。

6〜7回目

この頃には、日常生活で身体のしんどさを感じることが少なくなり、腰の痛みも気にならなくなっていました。

首や肩の症状についても、来院時と比べてかなり少なくなっていました。

ご本人自身も姿勢や身体の使い方を意識できるようになり、自覚症状も落ち着いていたため、継続的な施術はいったん終了することになりました。

患者さんからは、体重についても「4回目くらいから落ち始め、最終的に約3kg減った」との話がありました。

ただし、体重の変化については食事・活動量・生活習慣などさまざまな要因が関係するため、施術による変化として判断することはできません。

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

院長の考察

今回の症例では、産後から腰痛が続いていましたが、腰だけを見るのではなく、普段どのような姿勢や動作で痛みが出ているのかを確認することが重要でした。

特に抱っこをする時間が長くなると、腰を反らせるような姿勢になり、そのときに腰痛を感じていました。

また、身体を確認すると、立っているときの重心や肩・骨盤周辺の左右差など、ご本人が普段あまり意識していなかった身体の使い方もみられました。

施術を進める中で、ご本人自身が「片側に重心をかけている」「姿勢が崩れている」と気づき、日常生活でも意識するようになったことは、この症例で大切だった点だと考えています。

産後の腰痛であっても状態は一人ひとり異なります。産後ということだけで判断するのではなく、どのような動作で痛むのか、抱っこや家事など日常生活でどのように身体を使っているのかまで確認することが大切です。

患者さんの声

はじめはどのような症状、悩みがありましたか?

産後に腰の痛みが中々取れないのと、痩せにくくなっている気がしてお願いしました。

抱っこが一番多くて、後はなんか骨盤がグラグラしていて歪んでいる感じがして。

実際に治療を受けてみて体がどのように変化しましたか?

自分の姿勢が歪んでいるのが凄く分かって、それから自分で意識していくと痛みが取れたのでよかったです。

体重は4回目くらいから落ち出して、合計3kg程度減りました。

これからチャレンジしたいことや、してみたいことはありますか?

運動不足なので、腰の痛みもなくなったので運動をしたいと思います。

これから治療を受けるのにどんな方におすすめしたいですか?

産後の方に一番おすすめしたいです。腰が一番ぐらぐらしている時なので、一番メンテナンスをしたほうがいいと思いました。

※患者さんのご感想であり、施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

産後の腰痛でお悩みの方へ

産後は、抱っこや授乳、家事など、それまでとは異なる姿勢や動作が増える時期でもあります。

ひこばえ整骨院では、「産後だから骨盤が歪んでいる」と一律に判断するのではなく、どのような動作で腰が痛むのか、立ち方や身体の使い方はどうなっているのかなどを確認したうえで施術方針を考えています。

産後の身体や骨盤についての当院の考え方は、下記のページで詳しくご説明しています。


産後の腰痛や骨盤について詳しく見る

この記事の執筆・監修者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤克也

齋藤 克也

ひこばえ整骨院 院長

柔道整復師(国家資格)

ひこばえ整骨院では、院長の齋藤克也が患者さんの身体の状態を確認し、施術まで一貫して担当しています。

当サイトの症例記事では、実際に来院された患者さんの経過をもとに、来院時のお悩み、身体の状態、施術の考え方、その後の変化についてご紹介しています。

症状名や画像上の所見だけで判断するのではなく、「どのような動作で困っているのか」「日常生活で何ができなくなっているのか」まで確認することを大切にしています。

2019年には、セルフケアや身体の使い方についてまとめた書籍を出版。現在も臨床に携わりながら、患者さんに身体の状態をできるだけ分かりやすく伝えることを心がけています。