
症例の概要
30代男性、会社員の方の症例です。
毎朝起き上がることがつらく、少し身体を動かすだけでもしんどさを感じる状態が続いていました。
特に最近は腰痛が強くなっており、「とにかく早くこのつらさを何とかしたい」という思いで来院されました。
お子さんが生まれたばかりだったこともあり、これからの生活のためにも身体の状態を整えておきたいという希望がありました。
患者さん
Kさん 30代 男性 会社員
来院時期:平成27年5月
来院時のお悩み
来院時は腰痛だけではなく、身体全体の強いだるさにも悩まれていました。
- 毎朝起き上がること自体がつらい
- 最近は特に腰の痛みが強い
- 少し身体を動かすだけでもしんどい
- 何をしても身体のだるさが抜けない
- 身体に何かがまとわりついているような重さを感じる
- デスクワークで座っている時間が長い
お子さんが生まれたばかりだったことから、「子どものためにもしっかり身体を整えておきたい」という希望もあり、施術を開始しました。
これまでの経過
来院以前から身体のつらさが長く続いており、ご本人にとっては身体が痛い、重いという状態が日常的になっていました。
その中でも最近になって腰痛が強くなり、朝起きるときの痛みや身体のだるさが特につらくなっていました。
仕事はデスクワークで、長時間座って過ごすことも多い生活でした。
腰だけではなく身体全体にしんどさを感じていたため、腰の状態だけで判断せず、全身の動きや姿勢を確認することにしました。
当院で確認した身体の状態
来院時には、腰だけではなく身体全体の状態を確認しました。
- 立っているとき・座っているときの姿勢
- 肩や骨盤周辺の左右差
- 上半身と下半身の動き
- 股関節の動き
- 骨盤周辺の動き
- 背中と腰の状態
確認すると、股関節や骨盤周辺だけでなく、背中なども含めて身体全体の動きが小さくなっていました。
また、身体に触れた際の刺激にも敏感で、強く押していない状態でも痛みを感じる部分がありました。
腰だけに負担が集中していると判断するのではなく、身体全体の動きが小さくなっていることも踏まえて施術方針を考えました。

施術の考え方
この方の場合、強い腰痛がありましたが、それ以上に特徴的だったのが「何をしてもしんどい」「少し動くだけでもつらい」という全身の状態でした。
そのため、痛みがある腰だけに施術するのではなく、股関節・骨盤周辺・肩甲骨・背中など、身体全体の動きを確認しながら施術を進めました。
初回は刺激に対して敏感な状態だったため、身体の反応を確認しながら無理のない範囲で進めました。
自宅では、腰・股関節・肩甲骨周辺を動かすストレッチをお伝えしました。
また、仕事で座っている時間が長いため、足を組まないことなど、デスクワーク中の座り方についても確認しました。
施術後の経過
1〜3回目
2回目は初回から5日後でした。
施術後に身体の痛みを感じる時間はあったものの、朝起きたときの腰痛については、以前よりかなり楽になったと話されていました。
自宅でお伝えしたストレッチも継続し、仕事中の座り方も意識されていました。
3回目も5日後に来院。この頃には朝の腰痛がさらに落ち着き、来院時に強く感じていた全身のだるさについても変化を感じるようになっていました。
一方で、腰の症状が気にならなくなってくると、今度は背中の痛みを感じるようになりました。
そのため、症状の場所だけを追うのではなく、その時点で気になっている症状と身体の動きを改めて確認しながら施術を進めました。
4〜5回目
この頃から来院間隔を10日程度に広げました。
腰の強い痛みは気にならなくなり、身体を動かしたときに多少の違和感が残る程度になっていました。
身体の状態が落ち着いてきたため、立っているときの姿勢についても確認しました。
足の位置や重心のかけ方など、ご本人が日常生活の中でも意識できることをお伝えしました。
6〜7回目
さらに来院間隔を2週間程度に広げました。
この頃には腰の痛みはほとんど気にならず、朝起きたときの痛みもほぼ感じない状態になっていました。
6回目には腰を反らす動作で痛みや違和感が残っていたため、その動作を確認しながら施術を行いました。
8回目
8回目には、ご本人から腰の痛みや違和感を感じていないとの話がありました。
年末の大掃除後に腰周辺の筋肉痛を感じたことはありましたが、一時的なもので、その後は落ち着いていました。
来院時に強く感じていた朝の腰痛や全身のだるさも気にならなくなっていたため、継続的な施術はいったん終了しました。
最後には「最初の状態を全く覚えていない」と話されるほど、来院当初に感じていた身体のつらさを意識しなくなっていました。

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。
院長の考察
今回の症例で特徴的だったのは、腰痛だけではなく、「朝起きるのがつらい」「何をしてもしんどい」「少し身体を動かすだけでもつらい」という身体全体の訴えが強かったことです。
実際に身体を確認しても、腰だけではなく、股関節や骨盤周辺、背中など複数の部分で動きが小さくなっていました。
そのため、腰痛という症状名だけで施術する場所を決めるのではなく、座っているときや立っているときの姿勢、股関節や背中などの動きを含めて確認しながら施術を進めました。
また、この方はデスクワークだったため、施術を受けている時間だけではなく、仕事中の座り方や自宅でのストレッチなど、普段の生活の中で身体を動かすことも大切にしました。
来院時には「とにかくこのつらさを何とかしたい」という状態でしたが、経過とともに朝の腰痛や全身のだるさが気にならなくなり、最終的には当初のつらさを思い出さないほど日常生活で意識しなくなったことが印象に残っている症例です。
患者さんの直筆の声

※患者さんのご感想であり、施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。
腰痛でお悩みの方へ
腰痛がある方の中には、腰だけでなく、背中や股関節の動かしにくさ、身体全体の重さやだるさなどを同時に感じている方もいます。
ひこばえ整骨院では、痛みがある場所だけを見るのではなく、どのような動作や時間帯につらいのか、普段どのような姿勢で過ごしているのかなどを確認し、身体全体の状態を見ながら施術方針を考えています。
腰痛に対する当院の考え方や施術については、下記の症状別ページで詳しくご説明しています。





