産後1ヶ月のぎっくり腰で抱っこ・中腰がつらかった30代女性の症例|西宮市 ひこばえ整骨院

症例の概要

産後1ヶ月、1週間ほど前から急に腰痛が強くなり、中腰やかがむ動作、お子さんの抱っこも難しくなっていた30代女性の症例です。

ご本人にもはっきりとしたきっかけは分からず、「このままでは満足に子育てができない」と困っていました。

まず当院へ来院され、その後はご自宅への訪問施術も行いながら、腰の状態や股関節の動きなどを確認して経過をみていきました。

患者さん

MNさん 30代 女性 主婦

来院時期:平成25年11月

来院時のお悩み

産後1ヶ月の時期に、急に強い腰痛が出るようになりました。

  • 1週間ほど前から急に腰が痛くなった
  • 中腰になると腰が強く痛む
  • かがむ姿勢がつらい
  • お子さんを抱っこすることも難しい
  • 腰痛のため満足に育児ができない
  • できるだけ早く今の状態を何とかしたい
  • 産後の骨盤の状態も気になっている

これまでの経過

産後1ヶ月の頃、特にはっきりとしたきっかけがないまま、1週間ほど前から急に腰痛が強くなりました。

もともと腰痛を感じることはありましたが、今回は中腰やかがむ動作で強い痛みがあり、お子さんを抱っこすることも難しい状態でした。

育児に支障が出ていることから、「早くこの状態を何とかしたい」という希望で来院されました。

また、産後ということもあり、ご本人は骨盤の状態についても気にされていました。

当院で確認した身体の状態

来院時は腰の痛みが強かったため、無理に身体全体を動かすのではなく、まず現在の腰の状態と痛みが出る動作を確認しました。

  • 腰周辺の状態
  • 腰周辺の筋肉の緊張
  • 股関節の動き
  • 中腰や抱っこなどで痛みが出る動作

確認すると、腰周辺には強い痛みと筋肉の緊張があり、身体を動かしたときに痛みが出やすい状態でした。

また、股関節など周辺の動きについても確認し、腰だけに負担を集中させないよう身体の状態をみながら施術を進めることにしました。

産後1ヶ月のぎっくり腰で来院した30代女性の身体の状態

施術の考え方

この方の場合、来院時には中腰やかがむ動作、お子さんの抱っこも難しいほど腰痛が強く出ていました。

そのため、最初から骨盤の状態だけを整えることを目的にするのではなく、まず腰の状態と痛みが出る動作を確認し、その時点で無理なく行える範囲から施術を始めました。

腰だけではなく、肩やお尻、脚などの筋肉の状態も確認しながら、身体全体の緊張をみていきました。

自宅でのケアについても一度に多くのことを行うのではなく、身体の状態に合わせて少しずつ内容を追加しました。

施術後の経過

初回

初回は腰の状態を確認しながら、肩・お尻・脚など身体全体の筋肉の緊張をみていきました。

腰についても無理のない範囲で施術を行い、終了後には来院時より腰が楽になったと話されていました。

自宅では無理に多くのストレッチをせず、肩甲骨周辺を動かすことと、痛みの出ない範囲で身体を捻る動きをお伝えしました。

2〜3回目

2回目には腰の強い痛みが少なくなり、ご本人の感覚では初回を10とすると5程度まで下がっていました。

ただし、お子さんを抱っこするときや中腰になるときには、まだ腰痛が出ていました。

身体の状態を確認しながら施術を続け、自宅で行うケアにはお尻のストレッチを追加しました。

3回目には、来院時と比べて腰痛は3割程度まで少なくなっていました。

この頃には下半身の疲れも目立っていたため、脚やお尻周辺の状態も確認しながら施術を行いました。

4回目

腰の状態はさらに変化し、強い痛みというよりも違和感を感じる程度になっていました。

一方で、この頃から肩や肩甲骨周辺の疲れを感じるようになっていました。

育児中の身体の使い方も確認しながら、肩甲骨を動かすストレッチをこまめに行ってもらうようにしました。

また、脚のむくみも感じていたため、ふくらはぎ周辺の動きについても確認しました。

6回目

6回目には身体全体が楽になったと感じられるようになっていました。

肩甲骨周辺に張りを感じることはありましたが、自宅でのストレッチで対応できるようになっていました。

来院当初に最も困っていた腰痛についてはほとんど感じなくなり、多少の違和感が残る程度で、日常生活ではほぼ気にならなくなっていました。

脚のむくみについても、以前より楽になったと話されていました。

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

院長の考察

今回の症例で最も重要だったのは、産後1ヶ月という時期に強い腰痛が出ており、中腰や抱っこといった育児に必要な動作が難しくなっていたことです。

ご本人は産後の骨盤についても気にされていましたが、来院時は腰の痛みが非常に強かったため、まずは「骨盤を整えること」よりも、現在どのような動きで痛みが出るのか、どこまで身体を動かせるのかを確認することを優先しました。

経過とともに腰痛が少なくなる一方、肩甲骨周辺や下半身の疲れ、脚のむくみなど、育児中に感じる別の負担も分かるようになりました。

産後の腰痛といっても身体の状態は一人ひとり異なります。特に痛みが強い時期は、産後だからと一律に骨盤だけを見るのではなく、痛みの程度や育児で困っている動作を確認しながら、その時点で必要な対応を考えることが大切です。

患者さんの直筆の声

産後1ヶ月のぎっくり腰で来院した30代女性の直筆の声

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

産後のぎっくり腰でお悩みの方へ

産後の腰痛が強くなると、抱っこやおむつ交換、中腰など、毎日の育児に必要な動作そのものがつらくなることがあります。

ひこばえ整骨院では、腰だけを見るのではなく、どのような動作で痛みが出るのか、腰や股関節などがどのように動いているのかを確認したうえで、その時点の身体の状態に合わせて施術方針を考えています。

ぎっくり腰に対する当院の考え方や施術については、下記のページで詳しくご説明しています。


ぎっくり腰の原因や施術について詳しく見る

この記事の執筆・監修者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤克也

齋藤 克也

ひこばえ整骨院 院長

柔道整復師(国家資格)

ひこばえ整骨院では、院長の齋藤克也が患者さんの身体の状態を確認し、施術まで一貫して担当しています。

当サイトの症例記事では、実際に来院された患者さんの経過をもとに、来院時のお悩み、身体の状態、施術の考え方、その後の変化についてご紹介しています。

症状名や画像上の所見だけで判断するのではなく、「どのような動作で困っているのか」「日常生活で何ができなくなっているのか」まで確認することを大切にしています。

2019年には、セルフケアや身体の使い方についてまとめた書籍を出版。現在も臨床に携わりながら、患者さんに身体の状態をできるだけ分かりやすく伝えることを心がけています。