デスクワーク後の腰痛・歩くと右股関節が痛む40代女性の症例|西宮市 ひこばえ整骨院

症例の概要

40代女性、主婦の方の症例です。パートでデスクワークをされていました。

仕事で長時間座った後には毎回腰痛が強くなり、1時間ほど歩くと右股関節にも痛みが出る状態でした。

以前に腰のヘルニアを経験していたため、今回の腰痛についても不安を感じていました。

また、ご本人は「すごく身体がねじれている感じがする」という違和感も持っていました。以前から数回整体を受けていましたが、特に変化を感じられず、一度きちんと身体をみてもらいたいと来院されました。

患者さん

Fさん 40代 女性 主婦

来院時期:平成27年7月

来院時のお悩み

特に困っていたのは、デスクワーク後の腰痛と、長く歩いたときに出る右股関節の痛みでした。

  • デスクワークをすると仕事後に腰が強く痛む
  • 1時間ほど歩くと右股関節の痛みが強くなる
  • 以前に腰のヘルニアを経験しており不安がある
  • 身体がねじれているような感覚がある
  • 以前に整体を数回受けたが、特に変化を感じなかった

これまでの経過

パートでデスクワークをしており、長時間座った後には毎回腰痛が強くなる状態が続いていました。

さらに長時間歩くと右股関節にも痛みが出ており、1時間ほど歩くと症状が強くなっていました。

以前に腰のヘルニアを経験していたこともあり、「また腰の状態が悪くなっているのではないか」という不安もありました。

これまでにも数回整体へ行ったことはありましたが、ご本人としては大きな変化を感じていませんでした。

腰痛や股関節痛だけでなく、「身体がねじれている感じがする」という違和感もあったため、身体全体の状態を確認することになりました。

当院で確認した身体の状態

まず、痛みが出ていた右股関節の動きを確認しました。

右股関節を前方へ曲げると前側に痛みがあり、足の向きを外側へ変えると痛みが軽くなるという特徴がみられました。

普段の座り方を確認すると、左脚を上にして脚を組むことが多いとのことでした。

また、立った状態や座った状態で身体を左右へ動かした際にも左右差があり、ご本人が感じていた「身体がねじれている感じ」と一致するような動きの違いがみられました。

肩甲骨周辺についても動きが小さく、肩が前方へ入りやすい状態でした。

腰痛と右股関節痛に悩んでいた40代女性の身体の状態

施術の考え方

この方は腰痛と右股関節痛がありましたが、痛みがある場所だけでなく、股関節や肩甲骨の動き、身体を左右へ動かしたときの違い、普段の座り方なども確認しました。

そのため、腰だけを施術するのではなく、左右の身体の動きを確認しながら、股関節・腰・骨盤周辺・肩甲骨周辺などに施術を行いました。

特に今回は、筋肉の硬さだけを見るのではなく、関節を動かしたときの左右差や身体全体の動きにも注意しながら進めました。

自宅では、脚を組む習慣をできるだけ控えることや、立ち方・歩き方について気をつけるポイントをお伝えしました。

施術後の経過

1〜2回目

初回の施術後に右股関節の動きを再確認すると、痛みは残っていたものの、ご本人の感覚では10から5程度まで軽くなっていました。

身体を左右へ動かしたときの違いについても、施術前より分かりにくくなっていました。

2回目は5日後に来院されました。

右股関節を曲げた際の痛みは以前より楽になっていましたが、まだ残っていました。

ご本人も、普段から片側へ重心をかけたり、無意識に脚を組んだりしていることに気づくようになっていました。

3〜4回目

3回目は6日後に来院されました。

この6日間は痛みをほとんど感じなかったとのことで、ご本人も変化に驚かれていました。

右股関節を曲げても痛みはなく、少し違和感を感じる程度になっていたため、それまで控えていた運動を再開することになりました。

4回目は1週間後に来院されました。

ジムで運動を再開しても痛みはなく、夜寝るときに感じていた違和感についても、この1週間は気にならなかったとのことでした。

ただし、ウォーキングマシンで30分以上歩くと右股関節に少し痛みが出たため、歩行時の状態も踏まえて足首や下腿周辺の動きを確認しました。

5〜6回目

前回から10日ほど間隔を空けて来院されました。

腰や股関節の痛みはほとんど気にならず、運動や就寝時にも痛みを感じない状態が続いていました。

デスクワークについても、以前のような強い腰痛ではなく、仕事の後半になるとだるさを感じる程度になっていました。

その後、急斜面の山登りをしたあとにお尻周辺の痛みが出ましたが、当初の腰痛・股関節痛とは異なり、筋肉を押したり伸ばしたりした際に感じる痛みでした。

このときは身体の状態に合わせて、関節よりも筋肉周辺を中心に施術を行いました。

7回目〜終了まで

山登り後に出ていた痛みはその後なくなりました。

腰や右股関節については、ご本人から「そういえば痛かったと言っていましたね」と話が出るほど、普段の生活では気にならなくなっていました。

その後も身体を左右へ動かした際の状態や肩・股関節などの動きを確認しながら施術を行いました。

最終的には、ご本人が鏡で身体を確認した際にも、来院時に気になっていた「ねじれている感じ」を感じなくなったため、継続的な施術を終了しました。

その後は、自宅でストレッチなどを続けながら身体の状態を管理していくことになりました。

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

院長の考察

今回の症例で特徴的だったのは、腰痛や右股関節痛だけでなく、ご本人自身が「身体がねじれている感じがする」という違和感を持っていたことです。

実際に確認すると、右股関節の動かし方によって痛みが変化したほか、身体を左右へ動かしたときの違いや、肩甲骨周辺の動かしにくさなどもみられました。

また、左脚を上にして脚を組むことや、片側へ重心をかけやすいことなど、普段の身体の使い方についてもご本人自身が経過の中で気づくようになりました。

そのため、腰や股関節だけを個別に見るのではなく、立ち方・歩き方や身体全体の動きを確認しながら施術を進めました。

経過の中では、まず普段の生活で痛みを感じる時間が減り、その後ジムでの運動を再開でき、最終的には腰や股関節の痛みを意識しない状態になっています。

症状の有無だけではなく、「デスクワークができる」「長く歩ける」「運動を再開できる」といった実際の生活の変化まで確認することが大切だと考えています。

患者さんの直筆の声

デスクワーク後の腰痛と右股関節痛に悩んでいた40代女性の患者さんの声

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

股関節の痛みでお悩みの方へ

股関節の痛みは、歩いているときだけでなく、長時間座ったあとや運動中など、特定の動作で強く感じることがあります。

ひこばえ整骨院では、痛みがある股関節だけを見るのではなく、どのような動作で痛むのか、腰や足の動きはどうなっているのか、立ち方や歩き方にどのような特徴があるのかなども確認したうえで施術方針を考えています。

股関節痛に対する当院の考え方や施術については、下記の症状別ページで詳しくご説明しています。


股関節痛の原因や施術について詳しく見る

この記事の執筆・監修者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤克也

齋藤 克也

ひこばえ整骨院 院長

柔道整復師(国家資格)

ひこばえ整骨院では、院長の齋藤克也が患者さんの身体の状態を確認し、施術まで一貫して担当しています。

当サイトの症例記事では、実際に来院された患者さんの経過をもとに、来院時のお悩み、身体の状態、施術の考え方、その後の変化についてご紹介しています。

症状名や画像上の所見だけで判断するのではなく、「どのような動作で困っているのか」「日常生活で何ができなくなっているのか」まで確認することを大切にしています。

2019年には、セルフケアや身体の使い方についてまとめた書籍を出版。現在も臨床に携わりながら、患者さんに身体の状態をできるだけ分かりやすく伝えることを心がけています。