肝疾患の治療を続けながら体重管理に取り組んだ50歳女性の症例|西宮市 ひこばえ整骨院

症例の概要

肝疾患の治療を続ける中で、医師から体重管理の必要性を伝えられていた50歳女性の症例です。

ご自身でも食事療法やウォーキングに取り組み、体重が減った時期もありましたが、体調や天候によって運動を休むと体重が戻りやすいことに悩んでいました。

そこで、食生活をあらためて確認するとともに、身体のだるさもあったことから、身体のケアを目的として来院されました。

食事については、当院から提案した内容を主治医に確認していただき、了承を得たうえで取り組みを開始しました。

5回目の時点で体重は約3kg減少し、最終的には来院時から5.5kg減少。ご本人からは、身体のだるさや息切れについても以前より楽になったとの感想がありました。

※本症例は一例です。体重の変化は食生活や活動量など複数の要因が関係するため、施術による減量効果を示すものではありません。また、肝疾患に対する治療効果を示すものでもありません。

患者さん

Kさん 50歳女性 パート

来院時期:平成28年2月

来院時のお悩み

Kさんは肝疾患の治療中で、重度の脂肪肝についても指摘されていました。

医療機関から体重を減らす必要性について説明を受け、ご自身でも食生活の見直しやウォーキングを行っていました。

その取り組みによって体重が減ることもありましたが、体調や天候によってウォーキングを休むと体重が戻りやすいことに悩んでいました。

また、身体全体に強いだるさを感じており、「医療機関での治療を続けながら、できる範囲で体重管理にも取り組みたい」という希望がありました。

  • 肝疾患について医療機関で治療を受けていた
  • 重度の脂肪肝について指摘されていた
  • 医師から体重管理の必要性を伝えられていた
  • 食事やウォーキングに取り組んでいた
  • 身体全体のだるさを感じていた

食生活と身体の状態を確認

今回は身体の状態だけではなく、普段どのような食事をしているのかについても詳しくお話を伺いました。

当時の食事内容を確認すると、食べるものに偏りがあり、糖質を多く摂る一方で、その他の食品が少ない傾向がみられました。

身体については、立ち姿勢や身体全体のバランス、股関節・背中などの動きを確認しました。

身体のだるさもあり、立っているときにはお腹を前に出すような姿勢になりやすく、歩行時にも脚を大きく上げずに歩く様子がみられました。

ただし、こうした姿勢や身体の状態が肝疾患や肥満の原因であると判断することはできません。

医療機関での治療を継続することを前提として、食生活については主治医に確認しながら取り組み、当院では身体の動きや日常生活で感じる負担についてサポートする方針としました。

食生活についての考え方

初回に普段の食事内容を確認し、今後どのような食生活にしていくかについて一緒に整理しました。

肝疾患の治療中であったため、当院の判断だけで食事内容を大きく変更することはせず、提案した内容を一度主治医に確認していただきました。

後日、医師から了承を得られたとのことだったため、その範囲内で食生活の見直しを継続しました。

特定の栄養素を極端に制限するのではなく、体調を確認しながら無理のない範囲で続けることを大切にしました。

※肝疾患などで治療中の場合、食事内容や運動量については必ず主治医・管理栄養士などの指示を優先してください。

身体への施術とセルフケア

身体については強い痛みがあるわけではなく、全身のだるさを感じていました。

そのため、股関節や背中などの動きを確認し、身体の状態に合わせて施術を行いました。

自宅では、股関節や背中を無理のない範囲で動かすストレッチをお伝えしました。

また、立っているとき・座っているときの身体の使い方についてもお伝えし、体調に合わせて取り組んでもらいました。

実際の経過

2〜4回目

2〜4回目は5日に1回程度の間隔で来院されました。

初回に確認した股関節や背中に加えて、肩甲骨周辺にも動かしにくさがみられたため、身体の状態に合わせて施術する範囲を調整しました。

食生活については、当初はこれまでの食事を変更することに難しさを感じていました。

そのため、極端な制限を行うのではなく、主治医から了承された範囲で、無理なく継続できる方法を考えながら進めました。

5〜7回目

5回目の時点では、来院時から体重が約3kg減少していました。

食生活の見直しにも少しずつ慣れ、ご本人も体重の変化を確認できたことで、継続して取り組めるようになっていました。

一方で、食事を必要以上に制限しないことも大切なため、体調を確認しながら進めました。

8〜9回目

8〜9回目は10日に1回程度の間隔で来院されました。

この頃には、ご本人が感じていた身体のだるさはかなり少なくなっていました。

長時間動いたり歩いたりすると疲れを感じることはありましたが、来院当初に感じていた強いだるさとは違っていたとのことです。

体重については、最終的に来院時から5.5kg減少していました。

ご本人からは、お腹周りや太ももなど全体的に身体がすっきりし、身体が楽になったことや、息切れが気にならなくなったとの感想もいただきました。

体調も落ち着いていたため、9回目を一つの区切りとし、その後は身体の状態に合わせたメンテナンスについてお伝えしました。

※体重の変化には食事内容・活動量・体調などさまざまな要因が関係します。本症例の体重減少が施術によるものと判断することはできません。

患者さんの直筆の声

肝疾患の治療を続けながら体重管理に取り組んだ50歳女性の直筆アンケート

患者さんからは、食事療法やウォーキングとあわせて取り組んだ結果について、次のような感想をいただきました。

「お腹周り、大腿と全体のバランスよく痩せて体が楽になり、息切れもなくなりました。」

また、今後については「肝臓が元気になったら山登りとかマラソンとかやってみたいです」と書かれていました。

※患者さん個人の感想です。施術による減量効果や肝疾患に対する治療効果を示すものではありません。

院長の考察

今回の症例で最も大切だったのは、Kさんが肝疾患の治療中であり、身体のケアや体重管理についても医療機関での治療を優先しながら進める必要があったことです。

特に食事については、病気の状態や治療内容によって適切な内容が異なります。そのため、当院から提案した内容についても、まず主治医に確認していただいてから取り組みました。

その後、食生活の見直しやウォーキングなどを継続し、5回目には約3kg、最終的には5.5kgの体重減少がみられました。

同時に、ご本人が感じていた身体のだるさや息切れについても変化がありました。

ただし、これらの変化を骨盤や姿勢への施術だけによるものと考えることはできません。食生活の変化、活動量、医療機関での治療など、複数の要因が関係していると考える必要があります。

当院でできることは、病気そのものを治療することではなく、医療機関での治療を継続している方が、身体の不調について困っている場合に、その方の状態を確認しながらサポートすることです。

持病の治療を続けながら身体のケアを考えている方へ

肝疾患をはじめ、医療機関で治療中の病気がある場合には、その治療を最優先にしてください。

特に食事制限や減量、運動については、病気の種類や服薬内容によって注意すべき点が異なります。

自己判断で極端な食事制限をしたり、体調が悪い状態で無理に運動を続けたりせず、主治医や管理栄養士などに相談しながら進めることが大切です。

ひこばえ整骨院では、病気そのものに対する治療ではなく、身体の動かしにくさや日常生活で感じる負担などについて、医療機関での治療内容に配慮しながら身体の状態を確認しています。

※本症例は一例であり、同様の体重変化や身体の変化を保証するものではありません。

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この記事の執筆・監修者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤克也

齋藤 克也

ひこばえ整骨院 院長

柔道整復師(国家資格)

ひこばえ整骨院では、院長の齋藤克也が患者さんの身体の状態を確認し、施術まで一貫して担当しています。

当サイトの症例記事では、実際に来院された患者さんの経過をもとに、来院時のお悩み、身体の状態、施術の考え方、その後の変化についてご紹介しています。

症状名だけで判断するのではなく、「どのようなことで困っているのか」「日常生活でどのような負担を感じているのか」まで確認することを大切にしています。

2019年には、セルフケアや身体の使い方についてまとめた書籍を出版。現在も臨床に携わりながら、患者さんに身体の状態をできるだけ分かりやすく伝えることを心がけています。