症例の概要

48歳女性、全身のこりに加えて、頭痛・肩こり・腰のだるさなどに悩んでいた方の症例です。

デスクワークでパソコンの前に座っている時間が長く、ご自身でも姿勢が丸くなっていることを気にされていました。

以前から頭痛や肩こりはありましたが、来院前には頭痛の頻度が増え、肩こりも以前より強く感じるようになっていました。

患者さん自身もアンケートで、来院前の状態について「全身の凝りがひどく、満身創痍でした」と表現されています。

患者さん

ANさん 48歳 女性 西宮市在住

来院時期:平成25年7月

来院時のお悩み

来院時には、一か所だけではなく全身のこりや疲労感が気になっていました。

  • 全身のこりが強い
  • 肩こりが以前より強くなってきた
  • 頭痛が起こる頻度が増えてきた
  • 腰に痛みというより、だるさを感じる
  • 姿勢が丸くなっていることが気になる
  • 長時間パソコンの前に座ることが多い

特に最近は頭痛と肩こりの状態が気になり、「このまま悪くなってしまうのではないか」と心配になったことが来院のきっかけでした。

これまでの経過

出産から20年以上が経過しており、ご本人は以前から身体のバランスや姿勢について気になっていました。

日常ではパソコンの前に長時間座ることが多く、自分でも姿勢が丸くなっていることには気づいていましたが、意識しても姿勢を保ちにくい状態でした。

以前から頭痛や肩こりを感じることはありましたが、来院前には頭痛の頻度が増え、肩こりも強くなっていました。

また、強い痛みではないものの、腰のだるさも続いていました。

当院で確認した身体の状態

まず、立っているときと座っているとき、それぞれの姿勢を確認しました。

あわせて、首・肩・肩甲骨周辺の動き、首と頭の位置、立ち方や歩き方なども確認しました。

この方の場合、姿勢が丸くなりやすく、特に首や肩甲骨、胸まわりの動きが小さくなっていました。

さらに、腰や股関節周辺にも動かしにくさがみられました。

そのため、頭痛や肩こりがある首・肩周辺だけを見るのではなく、姿勢や身体全体の動きを確認しながら施術を進めることにしました。

頭痛や肩こりと姿勢に悩んでいた48歳女性の身体の状態

施術の考え方

この方は肩こりや頭痛だけではなく、腰のだるさや全身のこりも感じていました。

また、実際に身体を確認すると、首や肩甲骨周辺だけでなく、腰や股関節周辺にも動かしにくさがみられました。

そこで、症状を感じている場所だけに施術するのではなく、肩甲骨・腰・骨盤・股関節などを含めて身体全体の動きを確認しながら施術を行いました。

ご本人が姿勢についても気にされていたため、姿勢を保ちやすくするための身体の使い方も確認しました。

自宅では、肩甲骨周辺や腰周辺を動かすストレッチをお伝えし、日常生活でも継続してもらいました。

施術後の経過

1〜2回目

平日は仕事があるため、週末を中心に施術を行いました。

2回目には頭痛の強さには大きな変化を感じていませんでしたが、頭痛が起こる頻度はご本人の感覚で初回の半分程度になっていました。

肩こりは残っていましたが、午前中はそれほど気にならず、午後になるとこりを感じるという状態に変化していました。

初回にお伝えしたストレッチは、そのまま継続してもらいました。

3回目

3回目には、肩のこりはご本人の感覚で初回の半分程度になっていました。

一方で、この頃には腰のだるさを以前より意識するようになりました。

そのため肩周辺のストレッチを続けながら、お尻周辺を動かすストレッチも追加しました。

症状の場所だけを見るのではなく、その時点で気になっている部分や身体の動きを確認しながら施術内容を調整しました。

5回目

5回目には、肩のこりと腰のだるさは、ご本人の感覚でそれぞれ初回の3割程度まで少なくなっていました。

普段の生活では症状をあまり気にせず過ごせる時間が増えてきました。

ストレッチは継続しながら、普段の歩き方についても確認しました。

状態が落ち着いてきたため、この頃から施術間隔を2週間程度に空けて経過を確認するようにしました。

8回目以降

8回目には、自覚する症状はほとんど気にならなくなり、頭痛についてもほぼ感じない状態になっていました。

疲労がたまった日には肩の違和感や背中のだるさを感じることはありましたが、長く続くことはなく、翌日には気にならなくなることが増えていました。

症状が落ち着いていたため、ここで定期的な施術はいったん終了しました。

その後は3週間程度の間隔で2回ほど身体の状態を確認し、症状が強く戻ることがなかったため施術を終了しました。

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

院長の考察

今回の症例では、頭痛や肩こりだけではなく、「全身がこっている」という感覚や腰のだるさもありました。

実際に身体を確認すると、首や肩だけでなく、肩甲骨や胸まわり、腰、股関節などにも動かしにくさがみられました。

そのため、頭痛があるから首だけ、肩こりがあるから肩だけという見方ではなく、長時間座っているときの姿勢や身体全体の動きを確認しながら施術を進めました。

経過の中では、頭痛の頻度、肩こりを感じ始める時間帯、腰のだるさなど、その時点でご本人がどのように感じているかを確認しながら施術内容を調整しています。

長時間同じ姿勢で過ごすことが多い方は、自覚している場所だけでなく、普段あまり動かしていない部分も含めて身体の状態を確認することが大切だと考えています。

患者さんの直筆の声

全身のこりや頭痛・肩こりに悩んでいた48歳女性の患者さんの声

初めはどのような症状がありましたか?

全身の凝りがひどく、満身創痍でした。

どのコースを受けられましたか?

骨盤矯正、延長コース、保険治療

実際に受けてみてどうでしたか?

ゴリゴリとしたしこりが楽になり、姿勢が良くなってきた。

どのような方にすすめたいですか?

何となく疲れのある人に、ひどくならないうちに早めに施術を受けることをおすすめしたいです。

※患者さんのご感想であり、施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

肩こり・頭痛でお悩みの方へ

肩こりや頭痛が気になる方の中には、首や肩だけでなく、長時間の座り姿勢や肩甲骨・背中などの動きが気になっている方もいます。

ひこばえ整骨院では、症状がある場所だけを見るのではなく、普段の姿勢や身体の使い方、どのような場面で症状が気になるのかを確認したうえで施術方針を考えています。

肩こりに対する当院の考え方や施術については、下記の症状別ページで詳しくご説明しています。


肩こりの原因や施術について詳しく見る

この記事の執筆・監修者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤克也

齋藤 克也

ひこばえ整骨院 院長

柔道整復師(国家資格)

ひこばえ整骨院では、院長の齋藤克也が患者さんの身体の状態を確認し、施術まで一貫して担当しています。

当サイトの症例記事では、実際に来院された患者さんの経過をもとに、来院時のお悩み、身体の状態、施術の考え方、その後の変化についてご紹介しています。

症状名や画像上の所見だけで判断するのではなく、「どのような動作で困っているのか」「日常生活で何ができなくなっているのか」まで確認することを大切にしています。

2019年には、セルフケアや身体の使い方についてまとめた書籍を出版。現在も臨床に携わりながら、患者さんに身体の状態をできるだけ分かりやすく伝えることを心がけています。