産後の腰・お尻の痛みで歩く・仰向けがつらかった33歳女性の症例|西宮市 ひこばえ整骨院

症例の概要

産後1ヶ月半、歩いているときや仰向けで寝ているときにも、腰からお尻にかけて痛みが続いていた33歳女性の症例です。

妊娠・出産をきっかけにお尻の痛みを感じるようになり、患者さんの言葉では「歩いたり寝転んだりするだけでズキズキ痛んでつらかった」とのことでした。

また、右手の指の痛みや首・肩周辺の状態についても気にされていました。初回は来院されましたが、お子さんが小さく通院が難しかったため、2回目以降はご自宅への訪問施術を行いました。

患者さん

KOさん 33歳 女性 会社員

来院時期:平成27年2月

来院時のお悩み

産後1ヶ月半の時期で、特に困っていたのが腰とお尻の痛みでした。

  • 歩いていると腰とお尻が痛い
  • 仰向けで寝ていても腰とお尻が痛い
  • 妊娠・出産後からお尻の痛みが続いている
  • 右手の指にも痛みが出ている
  • ストレートネックと言われたことも気になっている

患者さんの直筆アンケートにも、「妊娠、出産でお尻が痛く、歩いたり寝転んだりするだけでズキズキ痛んで辛かった」と書かれていました。

これまでの経過

妊娠・出産をきっかけにお尻の痛みを感じるようになり、産後も腰からお尻にかけての痛みが続いていました。

来院時には、歩いているときだけではなく、仰向けで寝ているときにも痛みがありました。

また、育児中は抱っこをする機会も多く、首や肩の張りも強くなっていました。右手の指にも痛みが出ており、以前ストレートネックと言われたことも心配されていました。

初回は当院へ来院されましたが、お子さんが小さく継続して通院することが難しかったため、2回目以降はご自宅へ伺って施術を行いました。

当院で確認した身体の状態

腰とお尻だけではなく、立っているとき・座っているとき・仰向けになったときの姿勢や身体の状態を確認しました。

立った状態では左右の肩の高さに違いがあり、腰を反らせて立ちやすい状態がみられました。

座った状態では首・肩周辺の筋肉の張りが強く、肩周辺の動きも小さくなっていました。

また、仰向けになった状態でも腰と床との間が大きく空き、腰を反らせやすい姿勢がみられました。

一方で、ご本人が心配されていた骨盤については、来院時の確認では大きな左右差はみられませんでした。

産後の腰とお尻の痛みで来院した33歳女性の身体の状態

施術の考え方

今回の症例では、患者さん自身も「腰が反りすぎていることが分かった」と話されているように、立っているときだけでなく、仰向けになったときにも腰を反らせやすい特徴がみられました。

そのため、腰やお尻の痛みがある場所だけを見るのではなく、腰・股関節・背中などがどのように動いているのかを確認しながら施術しました。

また、抱っこなど育児中の負担も考え、首や肩周辺についても身体の状態に合わせて施術しました。

自宅では、腰とお尻周辺のストレッチに加え、腰を必要以上に反らせない立ち方についてお伝えしました。

施術後の経過

初回

初回は腰・お尻周辺に加えて、肩・首などの筋肉の状態を確認しながら施術しました。

腰や股関節、背中などについても、無理のない範囲で動きを確認しました。

自宅では腰とお尻のストレッチと、腰を反らせすぎない立ち方を意識してもらうことから始めました。

2〜3回目

立っているときの腰の反りや、仰向けになったときの腰痛は以前より楽になっていました。

身体を動かしやすくなってきたため、自宅で行う内容に身体を捻るストレッチを追加しました。

右手の痛みは残っていましたが、ご本人の感覚では来院当初よりも楽になっていました。

4〜5回目

たくさん歩いた後に腰痛が出ることがありました。

この頃には、痛みを感じる場所が右側から左側へ変わることもありました。

その都度、身体の状態を確認しながら施術を行い、肩に力が入りやすいことについても日常生活で意識してもらいました。

6〜7回目

育児の状況によってはストレッチを十分にできない日もあり、腰から背中にかけて張りを感じることがありました。

お子さんの様子によって睡眠が十分に取れない日もあったため、生活状況も確認しながら施術を続けました。

自宅で行える内容として、タオルを使って肩甲骨周辺を動かす方法も追加しました。

8回目

年末年始を挟んだこともあり、全身に疲れを感じていました。

一方で、来院当初に気になっていた腰やお尻の痛みについてはほとんど感じなくなり、主に身体全体の疲労感が気になる状態になっていました。

そのため、その後は腰やお尻の痛みだけではなく、育児による身体全体の疲れを確認しながら対応していくことになりました。

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

院長の考察

今回の症例で患者さんが特に困っていたのは、産後の腰・お尻の痛みによって、歩くことだけでなく仰向けで寝ることまでつらくなっていたことです。

身体を確認すると、立っているときだけではなく、仰向けになったときにも腰を反らせやすい状態がみられました。そのため、痛みのある腰やお尻だけではなく、普段どのような姿勢になりやすいのかも確認しながら施術を進めました。

また、産後は抱っこや授乳に加えて、お子さんの睡眠状況によってご自身の休息時間も変わります。実際に今回も、経過の途中で睡眠不足や抱っこなどによる身体の疲れがみられました。

産後の腰痛やお尻の痛みでも、「骨盤が開いているから」と一つの理由だけで考えるのではなく、痛みが出る動作や姿勢、育児中の身体の使い方などを確認することが大切だと考えています。

患者さんの直筆の声

産後の腰とお尻の痛みで来院した33歳女性の直筆アンケート

はじめはどのような症状、悩みがありましたか?

妊娠、出産でお尻が痛く、歩いたり寝転んだりするだけでズキズキ痛んで辛かった。

実際に治療を受けてみて体がどのように変化しましたか?

腰が反り過ぎている事が原因とわかり、施術と指導で改善されました。

これからチャレンジしたい事や、してみたい事はありますか?

正しい姿勢を教えて頂いたので、今後も意識した生活を送り、姿勢美人目指したいです。

これから治療を受けるのにどんな方におすすめしたいですか?

出産後、体の違和感を感じた人。ひどくなる前にメンテおすすめします。

※患者さんのご感想であり、施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

産後の腰・お尻の痛みでお悩みの方へ

産後は、歩く・寝る・抱っこするといった日常的な動作でも、腰やお尻に負担を感じることがあります。

ひこばえ整骨院では、痛みがある場所だけを見るのではなく、どのような姿勢や動作で痛みが出るのか、腰・股関節・背中などがどのように動いているのかを確認したうえで施術方針を考えています。

産後の身体や骨盤に対する当院の考え方については、下記のページで詳しくご説明しています。


産後の腰痛や骨盤の施術について詳しく見る

この記事の執筆・監修者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤克也

齋藤 克也

ひこばえ整骨院 院長

柔道整復師(国家資格)

ひこばえ整骨院では、院長の齋藤克也が患者さんの身体の状態を確認し、施術まで一貫して担当しています。

当サイトの症例記事では、実際に来院された患者さんの経過をもとに、来院時のお悩み、身体の状態、施術の考え方、その後の変化についてご紹介しています。

症状名や画像上の所見だけで判断するのではなく、「どのような動作で困っているのか」「日常生活で何ができなくなっているのか」まで確認することを大切にしています。

2019年には、セルフケアや身体の使い方についてまとめた書籍を出版。現在も臨床に携わりながら、患者さんに身体の状態をできるだけ分かりやすく伝えることを心がけています。