
症例の概要
2023年に来院された、介護のお仕事をされている女性の症例です。
両手の親指にCM関節症があり、物を握ったり、ペットボトルを持ったりする動作で強い痛みを感じていました。
介護のお仕事をされているため、仕事中にも手や指を使う機会が多く、日常的に負担がかかる状況でした。
病院では、今後さらに状態が悪化した場合には手術の可能性についても説明を受けており、不安を感じていたそうです。その後、YouTubeでひこばえ整骨院を知り、来院されました。
初期は1週間に1回、その後は状態に合わせて2週間、3週間と施術間隔を空けていきました。約7〜8か月が経過した頃には、日常生活で大きな痛みを感じることはほとんどなくなりました。
その後は1か月〜1か月半に1回程度のメンテナンスを続け、最終的には約3年間の経過を確認したうえで施術を終了しました。
患者さん
女性 介護職
来院時のお悩み
特に困っていたのは、両手の親指を使って物を握る動作でした。
- 両手の親指に痛みがある
- 物を握る動作がつらい
- ペットボトルを持ったり握ったりすると痛い
- 介護の仕事で手や指に負担がかかる
- 今後さらに悪化することへの不安がある
仕事だけでなく日常生活でも手を使わないわけにはいかないため、「できるだけ指への負担を減らしながら、どのように生活するか」も重要なポイントでした。
これまでの経過
両手の親指のCM関節症について病院を受診し、今後状態が悪化した場合には手術の可能性があることも説明されていました。
仕事では介護をされているため、日常的に手を使う機会が多く、仕事中にも親指の痛みを感じていました。
そのような中でYouTubeを通してひこばえ整骨院を知り、2023年に来院されました。
来院時には、仕事を続けながらできるだけ親指への負担を減らし、現在の状態に合わせて施術を進めていくことにしました。
当院で確認した身体の状態
今回の症例では、両手の親指の状態だけを見るのではなく、日常生活や仕事の中でどのように手を使っているのかを確認しました。
介護のお仕事では手を使う場面が多いため、施術を行っている時間だけではなく、それ以外の時間に親指へどの程度の負担がかかるのかも考える必要がありました。
そのため、親指の状態を確認するとともに、身体全体のバランスや普段の姿勢についても確認しながら施術を進めました。
施術の考え方
今回特に重視したのは、施術だけではなく、日常生活で親指にかかる負担そのものをできるだけ減らすことでした。
ご主人にも協力していただき、家事の中でも重たい物を持つ作業や、硬い物を扱う作業などはできるだけお願いするようにしてもらいました。
仕事ですべての負担を避けることは難しいため、自宅ではできるだけ指を休ませる時間を作り、日常生活全体で負担を調整していきました。
CM関節症では、変形そのものを施術によって元の形に戻すことを目的にはできません。そのため当院では、現在どのような動作で痛みが出ているのか、どのような使い方で負担が増えているのかを確認しながら、その方の状態に合わせて施術やセルフケアを考えていきます。
施術後の経過
1〜3回目|1週間に1回
初回から3回目までは、1週間に1回程度の間隔で施術を行いました。
この時期は施術だけではなく、日常生活でできるだけ親指を使いすぎない環境を作ることも重視しました。
ご主人にも家事を手伝っていただき、重たい物や硬い物を扱う作業など、親指に強く負担がかかる動作をできるだけ減らしていきました。
4〜5回目|大きな痛みが減少
その後は2週間に1回程度の施術間隔に変更しました。
4〜5回目頃には、当初感じていた大きな痛みは減ってきました。
瞬間的に「ピリッ」と痛みを感じることはありましたが、日常生活の中では痛みをほとんど気にせず過ごせる時間が増えていきました。
7回目以降|3週間に1回へ
7回目以降は、さらに間隔を空けて3週間に1回程度で状態を確認しました。
施術間隔を空けても大きく状態が戻らないかを確認しながら、日常生活での手の使い方にも引き続き気をつけていただきました。
11〜13回目|普段の痛みはほとんど気にならない状態へ
11〜13回目頃には、普段の生活で親指の痛みを感じることはほとんどなくなっていました。
時々ピリッとした痛みを感じることはあったものの、以前のような強い痛みではありませんでした。
ここまでにかかった期間は、およそ7〜8か月です。
仕事や日常生活の中で感じていた大きな痛みが落ち着いたことから、その後は症状への施術というよりも、定期的に身体の状態を確認する段階へ移行しました。
その後|1か月〜1か月半に1回のメンテナンス
その後は1か月〜1か月半に1回程度の間隔でメンテナンスを行いました。
この時期にはCM関節の状態だけでなく、身体全体のバランスや、もともと感じていた肩こり・首こりなどについても一緒に確認しました。
また、この頃はご自身のセカンドキャリアに向けて資格取得の勉強をされていました。
新しい生活が落ち着くまでは身体の状態を定期的に確認したいということで、メンテナンスを継続しました。
最終的には目標としていた資格も取得され、身体のだるさや親指の痛みも再び強くなることなく過ごせていたため、施術を終了しました。
院長の考察
今回の症例で特に重要だったと考えているのは、施術だけでCM関節の状態を考えなかったことです。
介護のお仕事をされているため、仕事中に手をまったく使わないという選択は現実的ではありません。
そこで、仕事で避けられない負担がある分、自宅ではご主人にも協力していただき、重たい物や硬い物を扱う作業を減らすなど、親指を休ませる時間を作りました。
CM関節症では、骨の変形そのものを施術で元に戻すことはできません。一方で、同じCM関節症でも、どのような動作で痛むのか、普段どの程度手を使っているのか、身体をどのように使っているのかは一人ひとり異なります。
そのため、診断名だけを見るのではなく、仕事や家事を含めた生活全体を確認し、その時点でできる負担の調整や施術を考えることが大切です。
今回の方は約7〜8か月で日常生活上の大きな痛みが落ち着き、その後はご本人の希望や生活状況に合わせて施術間隔を空けながらメンテナンスを行いました。
すべての方に長期間のメンテナンスが必要というわけではありません。今回の場合は、資格取得という新しい目標に向かって勉強されていた時期でもあったため、その生活が落ち着くまで定期的に身体の状態を確認するという選択をしました。
患者さんからいただいたGoogle口コミ

3年前にCM関節症になり手指の痛みに悩んでいた所、YouTubeでひこばえ先生を知りお世話になりました。
先生に教えていただいたケアを毎日続け、毎月の通院では身体の歪みのチェックや矯正を受けました。そのお陰で症状も良くなり、骨の変形悪化も防ぐ事ができ、念願の資格取得もできました。
還暦も過ぎましたが、こわばりがちだった指も以前よりしなやかになっているように感じます。
先生に、出会えて本当に良かったです。これからも教えて頂いたケアを続けていきたいと思います。ありがとうございました。
※上記は患者さん個人の感想です。施術による変化には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。
CM関節症でお悩みの方へ
CM関節症では、物を握る、ペットボトルを開ける、家事をするなど、日常生活のさまざまな場面で親指に痛みを感じることがあります。
まずは整形外科などの医療機関で状態を確認し、必要な検査や治療について説明を受けることが大切です。
そのうえで痛みが続いている場合には、親指だけを見るのではなく、仕事や家事でどの程度負担がかかっているのか、普段どのように手を使っているのかなどを確認することも重要だと当院では考えています。
ひこばえ整骨院では、現在の症状だけでなく、これまでの経過や日常生活で困っている動作を確認したうえで施術方針を考えていきます。
CM関節症に対する当院の考え方や施術については、下記の症状別ページで詳しくご説明しています。





