「なんとなく腰が痛いけど、これってただの疲れ?」「坐骨神経痛と診断されたけど、なんか違う気がする…」
そんなあなたの痛み、もしかすると仙腸関節炎かもしれません。
仙腸関節炎は、レントゲンやMRIだけでは見逃されやすい症状の1つです。
しかし、正しい知識とチェック方法を知っていれば、早期に気づき適切な対応ができます。
この記事では、自宅でできるセルフチェック方法と、病院・整骨院での診断方法をわかりやすく解説します。
仙腸関節炎を疑うポイント
仙腸関節炎は、はっきりとした異常が画像に映りにくいことから「原因不明の腰痛」と見逃されやすい特徴があります。
しかし、以下のような症状が複数当てはまる場合は、仙腸関節に問題がある可能性が高いため注意が必要です。
お尻の奥(特に片側)にピンポイントの痛みがある
鋭い痛みというよりも、ズーンと響くような不快感で、座っているときや押さえたときに局所的な痛みを感じるのが特徴です。
長時間座っていると腰や骨盤まわりが痛くなる
デスクワーク・運転・映画鑑賞など、動かずに座る時間が長くなるほど痛みが強まる傾向があります。
朝起きたときに腰が固まっているような感覚がある
寝ている間に筋肉や関節がこわばり、朝の起床時に骨盤まわりがガチッと固まったような違和感・痛みを感じやすくなります。
立ち上がるときや歩き始めにズキッと痛む
特に座っている姿勢から立ち上がった瞬間や、歩き出す1歩目に痛みが走るケースが多いです。
片足に体重をかけたときに違和感や不安定感がある
靴下を履く、階段を上がるなどの動作で、左右のバランスに違和感を覚える方は要注意です。
これらの症状が複数当てはまる場合、単なる腰痛や神経痛ではなく、仙腸関節そのものに炎症やズレが起きている可能性があります。
「動き始めに痛い」「姿勢を変えたときに痛む」などのパターンがある方は、一度専門的な評価を受けることをおすすめします。
自宅でできる仙腸関節セルフチェック法
専門機関に行く前に、ある程度セルフで状態を確認する方法があります。
1. 片足立ちテスト
壁に手を添えて、痛みのある側の足で片足立ちしてみましょう。
→ お尻の奥に強い違和感や痛みが出る場合、仙腸関節が不安定な可能性があります。
2. 椅子からの立ち上がりテスト
イスに浅く座り、痛みのある側の足で立ち上がってみてください。
→ 骨盤の横あたりにズキッとした痛みが出る場合、仙腸関節が原因の可能性が考えられます。
3. 背臥位ひねりテスト
仰向けに寝て、両膝を立てて左右にゆっくり倒してみましょう。
→ どちらかの方向でお尻や腰に深い痛みを感じる場合、関節に問題があるかもしれません。
※痛みが強く出る場合や、普段よりも違和感が増す場合は、無理せず中止してください。
病院・整骨院での仙腸関節炎の診断方法
仙腸関節炎は画像で写りづらいため、問診と触診・徒手検査(動かしての反応確認)がとても重要です。
代表的な検査法
- Gaenslenテスト:ベッドの端で足を片方落とし、反対側を抱えるポーズで仙腸関節にストレスを与えるテスト。
- FABERテスト:あぐらのような姿勢を取り、股関節〜骨盤の連動性を確認。
- 仙腸関節圧迫テスト:骨盤の両側を軽く押し込み、痛みを誘発するかを見る検査。
さらに、状態によってはレントゲン・MRI・CTなどで骨や神経の異常がないかを確認します。
ただし、仙腸関節炎は画像で異常が写らないケースも多いため、症状と手技による評価が重要になります。
仙腸関節炎かどうか迷ったら?
「整形外科では異常なしと言われた」「神経の薬を飲んでも改善しない」
そんな方は、筋肉や関節の歪みに詳しい整骨院での評価をおすすめします。
とくに当院では、仙腸関節の微細なズレ・ゆがみを評価し、原因にアプローチした施術を行っています。
気になる方は、無理に我慢せず早めにご相談ください。
▶ 次回の記事では、仙腸関節炎のストレッチと自宅ケア方法を紹介します。
ひこばえ整骨院仙腸関節炎に対する治療
ひこばえ整骨院では仙腸関節炎の治療を非常に得意としています。
悪い部分だけを見るのではなくそれ以外の歩き方や立方体の使い方を全て見て一番最適な治療方法を選んで行きます。
もしあなたが仙腸関節炎による腰痛、痺れ、だるさで悩まれているならば是非下記をご覧ください。