産後の背中の痛みで眠れなかった35歳女性の症例|尼崎市

症例の概要

産後、背中の痛みが続き、痛みのために眠れないこともあった35歳女性の症例です。

赤ちゃんの抱っこによって手首にも痛みが出るようになり、日常生活にも支障を感じていました。

仕事へ復帰するまでに身体を整えたいという希望もあり、来院されました。

患者さん

お名前 YOさん

性別 女性

年齢 35歳

お住まい 尼崎市

お仕事 会社員

来院日 平成27年1月

来院時のお悩み

産後1か月頃で、背中に常に違和感があり、背伸びをした時や朝起きる時には痛みを感じていました。

痛みが強い時には眠れないこともあり、腰痛を感じる日もありました。

また、赤ちゃんを抱っこする機会が増える中で手首にも痛みが出るようになり、日常生活で困ることが増えていました。

出産後は以前より疲れやすくなったと感じており、仕事へ復帰するまでに身体の状態を整えたいという希望がありました。

これまでの経過

出産後から背中の痛みが続いており、睡眠にも影響する状態になっていました。

さらに育児で抱っこを繰り返す中で手首の痛みも出るようになりました。

背中だけではなく、その日によって身体のつらさを感じる場所が変わることも悩みの一つでした。

当院で確認した身体の状態

立った時の姿勢や肩・骨盤の位置、脚の状態、腰や肩の動きなどを確認しました。

肩と骨盤の高さには左右差がみられ、立った状態では下腹部を前に出すような姿勢になっていました。

また、身体を左右にひねる動作では動かしにくさがあり、特に右方向への動きが小さくなっていました。

肩の動きにも左右差があり、右肩には上げにくさがみられました。

肩から背中周辺にも硬さがみられたため、今回は痛みを感じている場所だけではなく、姿勢や身体全体の動きを確認しながら施術を進めることにしました。

施術の考え方

初期は背中を中心に身体の状態を確認し、上半身やお尻周辺などについても施術を行いました。

また、自宅でできるストレッチや立った時の姿勢についてもお伝えしました。

その後、育児による手首の痛みが強くなったため、身体の状態に合わせて手首への対応も行いました。

抱っこや荷物を持つ時に手首へ力が入りすぎないよう、日常生活での身体の使い方についてもアドバイスしました。

施術後の経過

2〜3回目|背中の痛みに変化

背中の痛みは来院時より少し軽くなっていました。

一方で、赤ちゃんを抱っこする機会が多く、手首の痛みが強くなっていました。

手首についてはテーピングを行い、抱っこの際に手首だけへ負担が集中しないよう身体の使い方もお伝えしました。

4〜5回目|肩甲骨周辺の動きにも変化

ご自宅でストレッチを続けながら、ご自身で筋力トレーニングも始められていました。

身体を確認すると、肩甲骨周辺の動きにも来院時から変化がみられました。

手首の痛みには日によって波があり、市販のサポーターが肌に合わなかったため、状態を確認しながら対応を続けました。

6〜7回目|手首の痛みへの対応を継続

この時期は手首の痛みが強く、ハンドソープを押す動作でも痛みを感じることがありました。

そのため、普段の生活で必要以上に手首へ力を入れないよう、荷物を持つ際などの身体の使い方についてお伝えしました。

また、手首への負担を考え、ダンベルを使った筋力トレーニングは一度控えていただきました。

8〜9回目|身体全体が楽に

この頃になると、ご本人から「全体的に身体が楽になった」とのお話がありました。

手首の痛みはまだ残っていましたが、以前よりは軽くなっていました。

来院時に特に困っていた背中の痛みにも変化がみられ、自宅でのストレッチも継続できていました。

ご自身でも身体の状態に合わせたセルフケアを続けられるようになったため、9回目で一つの区切りとしました。

院長の考察

今回の症例で一番大きな悩みになっていたのは、産後に続いていた背中の痛みでした。

特に、痛みによって眠れない日があるほどだったことは、育児中の生活を考えても大きな負担になっていたと考えます。

身体を確認すると、背中だけではなく、立った時の姿勢や肩の動き、身体をひねる動作などにも左右差や動かしにくさがみられました。

そのため今回の症例では、「産後だから骨盤が歪んでいる」と決めつけるのではなく、その時の身体の状態を確認しながら施術を進めました。

また、経過の途中では赤ちゃんの抱っこによる手首の痛みが強くなりました。産後は授乳や抱っこなど、それまでとは異なる身体の使い方が増える時期でもあります。

最終的に患者さんから「痛くて眠れない日はほとんどなくなった」「自己管理が少しできるようになった」と感想をいただけたことは、今回の症例で大きな変化だったと考えています。

患者さんの直筆の声

産後の背中の痛みで眠れないこともあった35歳女性の感想

産後の背中の痛みで来院された35歳女性の直筆の感想

Q.はじめはどのような症状、悩みがありましたか?

産後、背中が痛く、眠れない事もあったのが続いており、抱っこにより腱鞘炎になり、日常生活に支障が出ていた。

Q.実際に施術を受けてみて体がどのように変化しましたか?

症状が日によって異なるが、症状毎のストレッチの指導をして頂き、自己管理が少しだけできるようになりました。

痛くて眠れない日はほとんどなくなって助かりました。

Q.これからチャレンジしたい事や、してみたい事はありますか?

ジョギング復活。

※上記は患者さん個人の感想です。施術による変化には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。

産後の身体の痛みでお悩みの方へ

産後は、背中や腰の痛みだけでなく、抱っこによって肩や手首などに負担を感じる方もいます。

ひこばえ整骨院では、「産後だから」という理由だけで身体の状態を判断せず、実際にどのような動作や場面で困っているのかを確認したうえで施術方針を考えています。

産後の身体のお悩みについて詳しくは、下記のページをご覧ください。


産後の身体の痛みや施術について詳しく見る

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

この記事の執筆・監修者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤克也

齋藤 克也

ひこばえ整骨院 院長

柔道整復師(国家資格)

ひこばえ整骨院では、院長の齋藤克也が患者さんの身体の状態を確認し、施術まで一貫して担当しています。

当サイトの症例記事では、実際に来院された患者さんの経過をもとに、来院時のお悩み、身体の状態、施術の考え方、その後の変化についてご紹介しています。

症状名や画像上の所見だけで判断するのではなく、「どのような動作で困っているのか」「日常生活で何ができなくなっているのか」まで確認することを大切にしています。

2019年には、セルフケアや身体の使い方についてまとめた書籍を出版。現在も臨床に携わりながら、患者さんに身体の状態をできるだけ分かりやすく伝えることを心がけています。