ストレッチ後の首の痛みで悩んでいた60代男性の症例|西宮市のひこばえ整骨院

症例の概要

朝に首のストレッチをしたあとから、首を左右・前後に動かしたときに痛みが出るようになった60代男性の症例です。

翌朝には前日よりも痛みを強く感じるようになり、首を動かすことにも不自由を感じていました。

もともと剣道をされており、左足を痛めて練習を休んでいた時期でもありました。足の状態が落ち着いたら剣道を再開したいと考えていたところに首の痛みが加わり、「このまま痛みが続いたら剣道に戻れないのではないか」という不安もあり来院されました。

患者さん

Y・Mさん

男性

60代

パート勤務

初回来院:2018年11月中旬

来院時のお悩み

来院当日の朝、首を軽く動かすストレッチをしていた際に首を痛めたとのことでした。

その日は首を左右・前後に動かすと痛みがあり、翌朝になるとさらに強く感じるようになっていました。

普段は剣道をされていましたが、約3週間前に左足をくじいたため一時的に練習を休んでいました。

足が落ち着けば剣道を再開する予定だったため、首の痛みが長引くことを心配されていました。

これまでの経過

日頃から剣道のほか、自宅での素振りやストレッチなど身体を動かす習慣がありました。

仕事ではマンションの管理・清掃をされており、下を向いた姿勢や、ほうきを使った作業を2〜3時間続けることもあったそうです。

今回の首の痛みは、こうした生活を送るなかで、朝のストレッチをきっかけに出現していました。

当院で確認した身体の状態

首の動きを確認すると、動かす方向によって痛みが出ていました。

また、首だけではなく全身を確認したところ、背中や腰に力が入りやすく、頭の位置が前方になりやすい状態がみられました。

ご本人としては「背筋を伸ばしている」という意識がありましたが、実際には腰や背中に力を入れることで姿勢を保っている様子がありました。

さらに右腕の動きにも左右差があり、腕を上げた際には腕の付け根から首にかけて痛みが出ていました。

腕の位置や動きを調整した状態では上げやすさや痛みに変化がみられたため、今回の症例では首だけを見るのではなく、肩甲骨や腕、背中を含めた身体の使い方も確認しながら施術を進めることにしました。

施術の考え方

痛みが出ている首だけに強い刺激を加えるのではなく、腰・背中・肩甲骨・腕を含めて動きを確認しながら施術を行いました。

背中や腰の緊張を調整し、首と肩甲骨の動き、さらに腕のねじれについても確認しながら施術しています。

日常生活では、「背筋を伸ばそう」として腰や背中に力を入れすぎないようにしてもらいました。

座っているときには、お腹を軽く意識することと、頭の位置を少し後ろへ戻すことを中心にお伝えしました。

一度に多くのことを意識するのではなく、できるだけ普段の生活のなかで続けやすい方法から取り組んでもらいました。

施術後の経過

首の痛みが徐々に軽減

施術を重ねるなかで、首の痛みは少しずつ軽減していきました。

特に斜め下を向いたときに感じていた痛みは気にならなくなっていきました。

一方で、首を左側から回したときの特定の位置で、つっぱり感と痛みが残っていました。

そのため首だけではなく、肩甲骨や腕の動きについても引き続き確認しながら施術を行いました。

剣道も徐々に再開

左足の状態も落ち着いてきたため、剣道も徐々に再開されました。

首に強い衝撃が加わる練習については様子を見ながら行い、無理のない範囲から戻していきました。

姿勢についても、肩・首・腰に必要以上に力を入れないことを意識してもらいました。

ご本人からは、剣道で竹刀を振る際にも以前より余計な力が入りにくくなってきたという話がありました。

首を回しても痛みが出なくなる

最後の施術時には、首を回しても痛みが出ない状態になっていました。

当初と比較すると、姿勢を保つ際にも背中へ過剰に力を入れにくくなっていました。

日常生活でも首の痛みが気にならなくなっていたため、この時点で施術を終了しました。

院長の考察

今回の症例では、朝のストレッチをきっかけに首の痛みが出現していました。

首を痛めた直後は、無理に大きく動かしたり、痛みを我慢しながらストレッチを続けたりするのではなく、まず状態を確認することが大切です。

また、この方の場合は首だけでなく、背中や腰に力が入りやすい姿勢、肩甲骨や腕の動きにも特徴がみられました。

実際に腕の位置や身体の使い方を変えることで、首周辺の動きにも変化がみられました。

そのため今回は、首だけを施術するのではなく、肩甲骨・腕・背中なども含めて身体全体の動きを確認しながら施術を進めました。

首の痛みがある方でも身体の状態はそれぞれ異なります。症状名だけで判断するのではなく、「どの動きで痛むのか」「仕事やスポーツで身体をどのように使っているのか」まで確認することが重要だと考えています。

患者さんの直筆の声

首の痛みで来院した60代男性の直筆の感想

首の痛みが軽減した60代男性の直筆の声

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

首の痛みでお悩みの方へ

首の痛みは、痛む場所だけではなく、肩甲骨や背中、腕の動き、日常生活での身体の使い方などが関係している場合があります。

ひこばえ整骨院では、首だけを見るのではなく、身体全体の状態や動作を確認したうえで施術方針を考えています。

首の痛みや動かしにくさでお悩みの方は、こちらで詳しくご紹介しています。


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この記事の執筆・監修者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤克也

齋藤 克也

ひこばえ整骨院 院長

柔道整復師(国家資格)

ひこばえ整骨院では、院長の齋藤克也が患者さんの身体の状態を確認し、施術まで一貫して担当しています。

当サイトの症例記事では、実際に来院された患者さんの経過をもとに、来院時のお悩み、身体の状態、施術の考え方、その後の変化についてご紹介しています。

症状名や画像上の所見だけで判断するのではなく、「どのような動作で困っているのか」「日常生活で何ができなくなっているのか」まで確認することを大切にしています。

2019年には、セルフケアや身体の使い方についてまとめた書籍を出版。現在も臨床に携わりながら、患者さんに身体の状態をできるだけ分かりやすく伝えることを心がけています。