首を右に向くと痛い・首肩こりと五十肩、姿勢に悩んでいた50代男性の症例|西宮市 ひこばえ整骨院

症例の概要

50代男性の会社員の方です。

以前から首と肩のこりがありましたが、来院前日から首を右に向けた際に痛みが走るようになりました。

以前から奥様に姿勢の悪さを指摘されることも多く、ご自身でも姿勢を正そうとしていました。しかし、姿勢を正すこと自体がしんどくなり、なかなか続けられない状態だったそうです。

さらに最近では腰が痛くなることも増えており、「そろそろ身体をなんとかしないといけない」と考え、整骨院を探して当院へ来院されました。

過去には右肩が五十肩のような状態になり、腕を上げられない時期もありました。来院時には腕を上げることはできていましたが、まだ引っ張られる感覚や多少の痛みが残っていました。

患者さん

Nさん 50代 男性 会社員

来院時期:11月中旬

来院時のお悩み

  • 首を右に向けると痛みが走る
  • 以前から首と肩のこりがある
  • 姿勢を正そうとしても、しんどくなって続かない
  • 最近は腰にも痛みを感じることが増えている
  • 以前痛めた右肩にも引っ張られる感覚や多少の痛みが残っている

特に姿勢については以前から奥様に指摘されることが多く、ご自身でも気になっていました。

自分なりに姿勢を正そうとしても長く続けることができず、首や肩だけでなく腰にも症状が出るようになったことで、身体全体を一度きちんと確認してもらいたいと考えるようになったそうです。

首肩の痛みと姿勢の悩みで来院された50代男性

これまでの経過

もともと首と肩のこりはありましたが、来院前日から首を右に向ける動作で痛みを感じるようになりました。

また、少し前には右肩が五十肩のような状態になり、腕を上げられなくなったこともあったそうです。

右肩については来院時には腕を上げられるところまで戻っていましたが、完全に気にならなくなったわけではなく、腕を上げた際の引っ張られる感覚や多少の痛みが残っていました。

最近では腰にも痛みを感じることが増えていました。

一時的に身体を楽にすることよりも、以前から気になっていた姿勢を含めて身体を見直したいという希望があり、当院を選ばれました。

当院で確認した身体の状態

まず、首を動かした際の状態だけでなく、背骨、肩甲骨、骨盤、立ったときの姿勢まで確認しました。

首から背中にかけて全体的に右へねじれるような状態がみられ、背骨そのものも硬く、身体を伸ばしにくくなっていました。

また、以前に痛めていた右肩についても、右側の肩甲骨を含めて動きが硬くなっていました。

腰について確認すると、背中が後方へ丸くなりやすく、立ったときに腰を十分に伸ばしにくい状態でした。そのため、立位では膝も曲がりやすくなっていました。

今回の首の痛みだけを見るのではなく、以前から気になっていた姿勢や右肩の状態、背骨全体の動きも一緒に確認していく必要があると考えました。

施術の考え方

今回の症例では、痛みが出ている首だけに施術を行うのではなく、首の動きに関係している背骨や肩甲骨、さらに身体の土台となる骨盤まで確認しながら施術を進めました。

初回は首・肩・背中の筋肉を調整し、動かせる範囲を広げやすい状態をつくったうえで、肩甲骨、背骨、骨盤の動きをつけていきました。

また、関節全体に硬さがみられたため、施術だけでなくご自宅で行うストレッチもお伝えしました。

ひとつは壁を使って肩甲骨の前側を伸ばすストレッチ、もうひとつは股関節を動かしながら骨盤の動きをつけるためのストレッチです。

ご本人も身体の硬さを改めて実感されていたため、施術とあわせて自宅でも継続していただくことにしました。

施術後の経過

2〜3回目

2回目の施術時には、首を動かした際の痛みはかなり減っていました。

首を動かしきったときに方向によって多少痛みを感じる程度となり、日常生活では大きな不自由を感じずに過ごせるようになっていました。

また、腕を上げた際に感じていた引っ張られる感覚や痛みについても、以前ほど気にならなくなっていました。

右の肩甲骨と首の付け根にはまだ硬さが残っていたため、引き続き動きをつけるように施術を行いました。

首や肩が気にならなくなってくる一方で、立ち上がる際などに股関節の違和感や痛みを感じることがあるとのことでした。

そこで股関節周辺のストレッチを追加し、身体全体のねじれも確認しながら進めていきました。

4〜6回目

この頃には腕を上げる動作で痛みを感じることはなくなり、動かしきったところで若干のつっぱりを感じる程度になっていました。

左右の動きにも大きな差はみられなくなっていました。

首をひねる動作についても、日によって左右に多少の張りを感じることはありましたが、痛みは感じなくなっていました。

一方で股関節の症状は残っていたため、改めて身体の状態を確認しました。

身体のねじれに加えて腰の筋肉が硬く、伸びにくい状態がみられたため、タオルを使って左右差をつけるストレッチを追加しました。

6回目の施術時には、首や肩については普段ほとんど気にせず過ごせるようになっていました。

7〜9回目

首や肩の状態が落ち着いてきたため、この頃から施術の間隔を週1回から2週に1回へ変更しました。

年末に入り仕事が忙しくなり、デスクワークの時間が長くなったことで、首や肩に多少の張りや動かしづらさを感じることはありました。

ただし、以前のような痛みはなく過ごせていました。

また、背中が丸くなりやすく、肋骨も下がりやすい状態がみられたため、胸式呼吸を使った身体の動かし方も取り入れました。

姿勢自体は以前より伸ばしやすくなっていたため、仕事中にも状態を維持しやすくなるよう、座り方についてもお伝えしました。

10〜12回目

年始に入り仕事がさらに忙しくなり、デスクワークの時間も増えていました。

10回目の頃には首や肩を気にすることはなくなっていましたが、今度は腰の違和感や、ときどき出る痛みの方が気になるようになっていました。

座り方についてもお伝えしていましたが、長時間座る日が続くと、良い姿勢を維持することが難しいとのことでした。

この頃には首肩の張りよりも腰や背中の丸まりが目立っていたため、ご自身でも背骨を動かせるようにストレッチを追加しました。

11〜12回目では強い痛みはなく、少し引っ張られるような感覚が残る程度になっていました。

また、以前は奥様から指摘されていた立ち姿勢や座り姿勢についても、指摘されることがなくなったとのことでした。

ご本人からは、腰の違和感についても引き続き確認してほしいという希望があったため、施術間隔を少しずつ空けながら身体の状態をみていくことになりました。

院長の考察

今回の症例で特徴的だったのは、来院時の一番のお悩みは首を右に向いたときの痛みでしたが、以前から首肩のこり、右肩の動かしづらさ、姿勢、腰の痛みなど複数の悩みがあったことです。

身体を確認すると、首だけではなく背骨全体が硬く、右肩の肩甲骨にも動かしづらさが残っていました。また、背中が丸くなりやすく、立った際には腰や膝を伸ばしにくい状態もみられました。

そのため、今回は痛みが出ている首だけを施術するのではなく、肩甲骨、背骨、骨盤や股関節まで確認しながら進めました。

また、ご本人は以前から姿勢を良くしようと意識されていました。しかし、「姿勢を正そうとするとしんどくなって続かない」という状態でした。

姿勢は意識だけで変えようとしても、身体そのものが動かしにくければ維持することが難しい場合があります。今回の症例では、身体を動かしやすい状態にしながら、ストレッチや座り方などもあわせて見直していきました。

施術が進むにつれて首肩よりも股関節や腰の方が気になるようになったことも、この症例の特徴です。その時点で気になっている場所だけを見るのではなく、経過に合わせて身体全体を確認していくことが大切だと考えています。

患者さんの直筆の声

首肩の痛みと姿勢について施術を受けた50代男性の直筆の感想

首肩の痛みと姿勢について施術を受けた50代男性の直筆アンケート

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

五十肩でお悩みの方へ

今回の患者さんは、首の痛みだけでなく、以前に右肩が上げにくくなった経験があり、来院時にも肩を動かした際の引っ張られる感覚や多少の痛みが残っていました。

肩の症状がある場合でも、肩だけではなく肩甲骨や背骨の動きなど、周囲の状態もあわせて確認することがあります。

ひこばえ整骨院では、現在感じている症状だけでなく、これまでの経過や身体の動きを確認したうえで施術方針を考えていきます。

五十肩に対する当院の考え方や施術については、下記の症状別ページで詳しくご説明しています。

五十肩の原因や施術について詳しく見る

この記事の執筆・監修者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤克也

齋藤 克也

ひこばえ整骨院 院長

柔道整復師(国家資格)

ひこばえ整骨院では、院長の齋藤克也が患者さんの身体の状態を確認し、施術まで一貫して担当しています。

当サイトの症例記事では、実際に来院された患者さんの経過をもとに、来院時のお悩み、身体の状態、施術の考え方、その後の変化についてご紹介しています。

症状名や画像上の所見だけで判断するのではなく、「どのような動作で困っているのか」「日常生活で何ができなくなっているのか」まで確認することを大切にしています。

2019年には、セルフケアや身体の使い方についてまとめた書籍を出版。現在も臨床に携わりながら、患者さんに身体の状態をできるだけ分かりやすく伝えることを心がけています。