側弯症による背中のだるさで悩んでいた女性の症例|西宮市 ひこばえ整骨院

症例の概要

子どもの頃に特発性側弯症と診断され、短時間の車の運転や仕事中に背中の強いだるさを感じていた女性の症例です。

背中を後ろから見ると背骨の曲がりが分かり、背中の筋肉にも左右差があることを以前から気にされていました。

特に困っていたのが、車の運転や仕事など、同じ姿勢を続けたときに出てくる背中のだるさでした。

「これから背骨の曲がりが強くならないか」という不安もあり、現在の身体の状態を確認してほしいということで当院へ来院されました。

患者さん

女性 会社員

※ご本人の希望により、年齢・イニシャルは掲載していません。

来院時のお悩み

子どもの頃に特発性側弯症と診断されていましたが、その後、大きな治療は受けずに過ごされていました。

来院時には、主に次のようなことで悩まれていました。

  • 短時間の車の運転でも背中が強くだるくなる
  • 仕事で同じ姿勢を続けていると背中がつらくなる
  • 背中の筋肉の左右差が気になる
  • 今後、背骨の状態がどうなるのか不安がある

背骨の見た目だけではなく、日常生活で感じている背中のだるさを少しでも楽にしたいということが大きな希望でした。

これまでの経過

側弯症については、子どもの頃に特発性側弯症と診断されていました。

背骨の曲がり自体は以前からありましたが、今回特に困るようになったのは、車の運転や仕事などで同じ姿勢を続けたときに感じる背中のだるさでした。

短時間の運転でも背中がかなりつらくなることがあり、日常生活への負担を感じるようになっていました。

また、今後さらに背骨の状態が変化しないかという不安もあり、当院へ来院されました。

当院で確認した身体の状態

側弯している背骨だけを見るのではなく、肋骨・骨盤・股関節など身体全体の状態を確認しました。

来院時には背骨の曲がりに加えて、肋骨や骨盤、股関節にも左右差や動かしにくい部分がみられました。

特発性側弯症による背骨の形そのものを変えることを目的にするのではなく、現在動かしにくくなっている部分を確認し、日常生活で感じている背中のだるさがどう変化するのかをみていくことにしました。

施術の考え方

初回から背骨を無理にまっすぐにしようとするような施術は行いませんでした。

まずは肋骨・骨盤・股関節など、身体の中で動かしにくくなっている部分を確認しながら施術を進めました。

また、ご自宅でも身体を動かせるよう、股関節や肋骨周辺を動かす方法をお伝えしました。

施術だけで身体の状態を判断するのではなく、実際に仕事や車の運転をした際に背中のだるさがどのように変化するのかを確認しながら進めることにしました。

施術後の経過

初回〜2回目

初回は肋骨・骨盤・股関節を中心に身体の状態を確認しながら施術を行いました。

ご自宅では、股関節や肋骨周辺を動かす方法をお伝えしました。

2回目は5日後に来院されました。

この時点では背中のだるさに大きな変化は感じていませんでしたが、ご本人からは「身体が動きやすくなった」とのお話がありました。

そこで、ご自宅で行える肋骨周辺のセルフケアを追加しました。

4回目以降

施術を進める中で肋骨周辺の動きには変化がみられましたが、股関節や骨盤にはまだ動かしにくい部分が残っていました。

そのため、その時点の身体の状態に合わせて施術内容や自宅で行う方法を調整しました。

ご自宅では、仕事の前後に身体を動かしていただくようお伝えしました。

5回目以降は身体の状態を確認しながら、来院間隔を10日程度に広げていきました。

6〜8回目

6回目頃には、ご本人から背中のだるさをほとんど感じなくなってきたとのお話がありました。

一方で、今回特に症状が出やすかったのは車を運転したときでした。

院内で身体を動かした際に問題がないだけでは、実際の日常生活での変化までは分かりません。

そこで、可能な範囲で実際に車を運転した際の状態を確認していただきました。

8回目には車で来院され、以前は40分ほど運転すると背中のだるさがかなり強くなっていたものが、この時には「なんとなく張っている程度だった」と話されていました。

施術終了時

その後も身体の状態と日常生活での症状を確認しながら施術を進めました。

施術終了時には、普段感じていた背中のだるさや違和感はほとんど気にならなくなったとのことでした。

背骨そのものの側弯がなくなったわけではありませんが、来院当初に困っていた仕事中や車の運転時の背中のだるさに変化がみられたため、この時点で施術を一区切りとしました。

院長の考察

今回の症例で重要だったのは、「側弯している背骨をまっすぐにすること」と「日常生活で感じている背中のだるさ」を分けて考えたことです。

子どもの頃から特発性側弯症がありましたが、今回ご本人が最も困っていたのは背骨の見た目そのものではなく、短時間の運転や仕事中に出てくる背中の強いだるさでした。

そこで、側弯している背骨だけに注目するのではなく、肋骨・骨盤・股関節など身体全体の動きを確認しました。

また、院内で身体を動かした際の変化だけで判断せず、実際に症状が出ていた車の運転を行った際にどう感じるのかも確認しています。

最終的には、以前は40分程度の運転でも強いだるさを感じていたものが、「なんとなく張っている程度」と感じる状態まで変化していました。

側弯症があるからといって、現在感じているすべての症状を背骨の曲がりだけで説明できるとは限りません。今回の症例では、現在の身体の動きと実際に困っている生活動作を確認しながら進めることが重要だったと考えています。

患者さんの直筆の声

側弯症による背中のだるさで来院された女性と院長

側弯症による背中のだるさで来院された女性の直筆の感想

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

側弯症でお悩みの方へ

側弯症がある方でも、身体の状態や日常生活で困っていることは一人ひとり異なります。

ひこばえ整骨院では、背骨の見た目だけを見るのではなく、肋骨・骨盤・股関節などの動きや、仕事・運転など実際に症状を感じる場面についても確認したうえで施術方針を考えていきます。

側弯症に対する当院の考え方や施術については、下記のページで詳しくご説明しています。

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※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

この記事の執筆・監修者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤克也

齋藤 克也

ひこばえ整骨院 院長

柔道整復師(国家資格)

ひこばえ整骨院では、院長の齋藤克也が患者さんの身体の状態を確認し、施術まで一貫して担当しています。

当サイトの症例記事では、実際に来院された患者さんの経過をもとに、来院時のお悩み、身体の状態、施術の考え方、その後の変化についてご紹介しています。

症状名や画像上の所見だけで判断するのではなく、「どのような動作で困っているのか」「日常生活で何ができなくなっているのか」まで確認することを大切にしています。

2019年には、セルフケアや身体の使い方についてまとめた書籍を出版。現在も臨床に携わりながら、患者さんに身体の状態をできるだけ分かりやすく伝えることを心がけています。